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モトローラ、18:9液晶/指紋センサー搭載で税別2万円を切る5.7型スマホ

~カメラ機能強化のmoto g6シリーズも

左からmoto e5、moto g6、moto g6 plus

 モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社は、5.93型「moto g6 plus」、5.7型「moto g6」、5.7型「moto e5」のSIMロックフリーAndroidスマートフォン3製品を、6月8日より発売する。税別直販価格はそれぞれ38,800円、28,800円、18,500円。

 moto g6/g6 plusは、moto gシリーズの第6世代モデルとなる製品。ハイエンドモデルの機能を備えながら、低価格を実現するという特徴を継承し、優れた筐体デザイン、大きな画面サイズ、カメラ機能など、ユーザーのスマートフォン体験をさらに向上させる機能強化が図られているとする。

 moto g6 plusは、アスペクト比18:9のFHD+ Max Visionディスプレイを搭載し、筐体背面に3Dガラスを採用。カメラはF値1.7、ピクセルサイズ1.4μmのレンズにより、低照度時の撮影性能を強化し、独自のソフトウェアとデュアルAFピクセル技術により、高品質かつ高精細な撮影が可能となっている。

 新機能として、バーコード/QRコードリーダ機能や、物体認証/ランドマーク認証による情報取得、顔認証機能なども搭載された。

moto g6 plus
背面

 moto g6は、g6 plusから画面サイズとSoC、メモリなどを変更したモデルで、カメラなどはg6 plusと同様の機能を使うことができる。

 g6/g6plusともに、SIMスロットはNano SIM×2で、DSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)に対応。特徴として、microSDスロットがSIMスロットと排他になっておらず、DSDSとmicroSDの同時利用が可能となっている。

 また、ソフトウェアとセンサーを組み合わせ、より直感的に端末動作をアシストする独自機能「motoエクスペリエンス」が搭載され、手首をひねってカメラを起動したり、振り下ろしてライトの点灯、指紋認証センサー上でフリック操作を行なえる「ワンボタンナビ」といった「Motoアクション」機能など、直感的なUIで快適に操作できるとしている。

moto g6とmoto g6 plusの比較(左がg6)

 moto e5は、国内初上陸となるmoto eシリーズの製品。

 4,000mAhの大容量バッテリで終日駆動を実現するほか、指紋認証センサーの搭載、18:9のMax Visionディスプレイなど、普段使いをサポートする充実した基本性能を搭載しつつ、2万円を切る低価格が特徴となっている。

 こちらもNano SIMスロット×2を搭載し、DSDSをサポート。microSDカードも利用できる。

moto e5
背面

 3製品ともに多数のバンドに対応し、日本国内すべての通信キャリアで利用できる。

 各製品の仕様は以下のとおり。

モデルmoto g6 plusmoto g6moto e5
OSAndroid 8.0Android 8.0
ディスプレイ5.93型FHD+(2,160×1,080ドット)IPS液晶5.7型FHD+ IPS液晶5.7型HD+(1,440×720ドット)IPS液晶
SoCSnapdragon 630(8コア/2.2GHz、Adreno 508 GPU)Snapdragon 450(8コア/1.8GHz、Adreno 506 GPU)Snapdragon 425(4コア/1.4GHz、Adreno 308 GPU)
メモリ4GB3GB2GB
ストレージ64GB32GB16GB
2G850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
3GB1/B2/B5/B8/B19(B6含む)
4GB1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28/B38/B40/B41
SIMスロットNano SIM×2(DSDS対応)
ネットワークIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0IEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.2
NFC対応非対応
テザリング対応対応
背面カメラ1,200万画素(f/1.7)+500万画素(f/2.2)、デュアル相関色温度LEDフラッシュ1,200万画素(f/2.0)+500万画素(f/2.2)、デュアルLEDフラッシュ1,300万画素(f/2.0)、LEDフラッシュ
前面カメラ1,600 万画素(f/2.2)、LED フラッシュ500万画素(f/2.2)、LED フラッシュ
センサー指紋認証、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、近接、環境照度指紋認証、加速度計、近接、環境照度
インターフェイスUSB Type-C、ステレオミニジャック、microSDスロット(最大128GB)Micro USB、ステレオミニジャック、microSDスロット(同)
バッテリ3,200mAh3,000mAh4,000mAh
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)約75.5×159.9×8.1mm(最薄部)約72.3×153.8×8.3mm(同)約72.2×154.4×8.9mm(最薄部)
重量約165g約162.5g約173g
ディープインディゴフラッシュグレー/ファインゴールド
税別価格38,800円28,800円18,500円
背面の比較

 7日に開催された製品発表会には、モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社 代表取締役社長のダニー・アダモポウロス氏、同社プロダクトマネージャーの島田日登美氏が登壇。製品紹介を行なった。

モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 ダニー・アダモポウロス氏
同社 プロダクトマネージャー 島田日登美氏

 アダモポウロス氏は、グローバルと日本の市場におけるモトローラの状況を説明し、ワールドワイドでは好調な推移を見せていると紹介。

南米
欧州
インド
米国

 日本でも、SIMロックフリースマートフォン市場がこの3四半期で乱高下したなか、モトローラは安定しており、満足のいく結果だったと語り、市場調査の結果、20~30代の男性ユーザーに多く受け入れられており、若年層にもリーチできているとした。

 同氏は、この調査結果を受けて低価格なeシリーズの国内市場投入を決定したことを明かし、低予算で高い価値を求めるSIMロックフリーユーザー全体の傾向に合わせたモデル展開だと説明した。

日本市場に投入されたmotoスマートフォン
若年層にもリーチ
新製品

 島田氏は、モトローラは移動通信端末のパイオニアであり、イノベーションと本当の価値を組み合わせたライフスタイルスマートフォンを提供していくとアピール。

移動通信端末のパイオニア
ライフスタイルスマートフォン

 moto g6/g6 plusでは、大画面化しつつもカーブを採用した手に馴染むデザインと紹介し、とくにカメラ機能が強化されているとした。

スクリーン大型化
低照度の撮影を強化
深度センサーで自然なボケ表現
セレクティブモノクロ
スポットカラー機能でポップアートのような写真が撮れる
タイムラプス(微速度)撮影に対応
別アプリ不要でQRコードやバーコードの読み取りが可能
前面カメラは顔認証対応
カメラ機能はg6/g6 plusでほぼ差別化せずに搭載

 今回国内初投入となるeシリーズのmoto e5については、モトローラジャパンにとっての「次なる一手」であると説明。ずばり低価格で勝負するモデルであるとした。

 税別2万円を切る価格ながら、18:9の大型画面や指紋センサーを搭載しており、大容量のバッテリで普段使いでもストレスなく利用できるとした。

moto e5
18:9の大型ディスプレイ
安価でも指紋センサー搭載
大容量バッテリで最長1.5日駆動
motoエクスペリエンス対応
各製品別の対応motoエクスペリエンス
おもな仕様一覧
直販のほか量販店やMVNO、ケーブルTV各社などから販売
価格
発表会では同社の“ゆるキャラ”も紹介された。モデルとなったのが誰なのかは名言されていないが、本稿の写真を見れば一目瞭然だろう