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ASUS、ローカルディミングでDisplayHDR 600準拠の31.5型4Kゲーミング液晶
~フルHDパネル×2枚分のウルトラワイドも
2018年6月4日 19:34
ASUSは4日、COMPUTEX 2018の開催に合わせ、31.5型のゲーミング4K液晶ディスプレイ「CG32」を発表した。発売は2018年内の予定。
3,840×2,160ドットのVAパネルを採用し、HDR10コンテンツの表示に対応する。バックライトをエリアに分割して制御するローカルディミングにより、ピーク輝度600cd/平方mを実現。VESAの定める「DisplayHDR 600」規格に準拠する。DCI-P3のカバー率は95%
家庭用ゲーム機向けのゲーミングディスプレイを謳っており、40~60Hz駆動時で「Adaptive-Sync」に対応。家庭用ゲーム機では、Xbox One XおよびXbox One SがFreeSync(=Adaptive-Sync)に対応している。
一般的なTVでは27~50ms程度の表示遅延が発生するのに対し、本製品では13msと低遅延であることもアピールされている。スタンド部にはゲームパッドを設置できるスペースを設け、充電専用USBポート2つを配置。なお、通信可能な2ポートのUSB 3.0 Hubも搭載する。
入力はDisplayPort 1.2およびHDMI 2.0×3。5W+5Wのスピーカーを備える。
CG32と同時に、49型の「VG49V」、34型の「ProArt PA34V」のウルトラワイド液晶ディスプレイ2製品も発表されている。
VG49Vは、アスペクト比32:9の3,840×1,080ドットVAパネルを採用したゲーミングディスプレイで、曲率半径1,800Rの湾曲デザインを採用。2018年末の発売を予定する。
最大144Hz駆動の高速リフレッシュレートに対応し、48~144HzでFreeSyncをサポート。バックライトを瞬間的に明滅させる「Extreme Low Motion Blur」機能により応答速度1msを実現する。
入力はDisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2。5W+5Wのスピーカーを備える。
ProArt PA34VCは、34型の3,440×1,440ドットIPSパネルを採用した21:9比率の液晶ディスプレイ。曲率半径1,900Rの湾曲デザインを採用し、2018年内の発売を予定する。
映像編集や写真家などプロ向けの製品で、sRGBカバー率100%を実現。出荷時キャリブレーションにより色差2未満(⊿E<2)を謳う。40~100Hzで動作するAdaptive-Sync機能も備え、ゲーム用途でも滑らかな表示を行なえるとしている。
入力はThunderbolt 3×2、DisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2。