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Zenfone 5は「最高のユーザー体験」を提供するスマートフォンに
~ASUS、Zenfone 5発表会レポート
2018年5月16日 00:00
ASUS JAPAN株式会社は、6.2型「Zenfone 5」および「Zenfone 5Z」、6型「Zenfone 5Q」のSIMロックフリースマートフォン3製品を発表した。価格はすべてオープンプライス。
同社は都内にて「#Back to 5 ~AIで新たなる境地へ~」と題した製品発表会を開催。本稿ではその模様をお伝えする。製品仕様の詳細については、既報(ASUS、約75,000円でSnapdragon 845搭載の「ZenFone 5Z」、ASUS、“下剋上”なSnapdragon 636とメモリ6GBを搭載した「ZenFone 5」)を、実機写真については別記事(【写真で見る】AI機能を多数搭載した「Zenfone 5」シリーズ)を参照されたい。
製品発表会に登壇したのは、同社マーケティング部部長代理兼モバイルプロダクトマーケティング 塩野拓也氏、同社プロダクトマネージメント テクニカルプロダクトマネージャーの阿部直人氏らで、製品の紹介と説明を行なった。
塩野氏は、ASUSは2014年の「Zenfone 5」投入で、国内SIMフリースマートフォン市場を開拓してきたと過去を振り返り、これまで同社は、ユーザーにとってより良い体験を提供するために何を行なうべきかを考えてきたと説明。今回の新Zenfone 5では、最高のユーザー体験を提供するためにその過去を見直したと語った。
同氏は、今スマートフォンは新時代に突入しつつある転換期にあり、AIを取り入れて新たなステージに移行していると述べ、「Start with People」というユーザーがどう感じるかを最優先にした考えの下、成長していくことでユーザーに最適化されていくAIの搭載を決定したとアピールした。
ついで登壇した阿部氏は、Zenfone 5では「ZenUI」がバージョン5.0へアップデートされ、AI対応を果たしたと説明。
AIカメラでは、16のシーン/被写体を自動的に判別し、最適な設定で撮影ができると説明し、簡単に「インスタ映え」する写真が撮れるとアピール。AI Photo Learningでは、ユーザーが好むフィルタを学習し、似たような被写体のときに好むフィルタをサジェストしてくれるという。
背面カメラはデュアルカメラのため、被写界深度を浅くしたボケ味の強い写真も撮影できる。また、1つは広角レンズのため、広い画角で撮影できるのも特徴としている。
ディスプレイについては、ノッチデザインにより90%という高い画面占有率を実現したとアピール。AIディスプレイにより、画面を見ている間はスリープにならないスマートスクリーン機能や、色温度の自動調整機能も備えるとした。
SoCにはSnapdragonを採用し、高い性能を実現していると説明。
Snapdragon 636搭載のZenfone 5では、「AIブースト」としてCPU利用率の高いシーンで、最大クロックの上限を引き上げるオーバクロック機能を搭載しており、より快適に利用できるとした。なお、Snapdragon 845搭載のZenfone 5Zで、同機能を搭載するかは現在未定とのことだ。
前面カメラで表情をキャプチャし、キャラクターのアニメーションに反映させられる「ZeniMoji」については、他社の同種の機能と比較して、自社アプリだけでなくLINEなどの他社アプリでビデオ通話に使えるほか、ストリーミングサービスとの連携も実装予定であるため、利便性が高い点を優位点として挙げていた。
DSDVと3社VoLTE対応については、au回線のSIM2枚をDSDSで使える端末は、おそらく日本初ではないかとアピールしていた。
AI充電機能は、電池寿命を2倍にするという機能で、リチウムポリマーバッテリの完全に放電した状態または満充電状態で放置すると、急速に劣化が進行してしまうという特性に合わせ、ユーザーが充電したまま就寝した場合に、80%まで充電し、起床時間の直前に満充電することで劣化を抑えるというもの。起床時間は自動で学習するほか、自分で時間を指定することもできる。
Zenfone 5Qについては、QはクアッドカメラのQであると述べ、前面背面ともに広角レンズを搭載し、撮影シーンを選ばず使える仕様になっていると説明した。