NEC、日本-グアム-オーストラリアを結ぶ光海底ケーブルの建設開始

JGAのルート図

　NECは、日本-グアム-オーストラリア間を結ぶ大容量光海底ケーブル「JGA (the Japan-Guam-Australia Cable System)」の建設開始を発表した。

　JGAは、光波長多重伝送方式を採用した総延長距離約9,500kmの光海底ケーブルで、最大設計伝送容量は毎秒36Tbps。シンガーポールのRTI Connectivity、オーストラリアのAARNet、米Googleで構成されるコンソーシアムが企画・推進しており、2019年末に完成を予定する。

　ケーブルはSEA-US(東南アジア-米国を結ぶ光ケーブル)やHK-G(2019年稼働予定の香港-グアムを結ぶケーブル)とグアムで接続され、日本・オーストラリアと米国・アジア間の通信需要の増加への対応、ネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現に貢献するとしている。