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東芝メモリの売却、中国で難航か

 株式会社東芝は26日、米国の投資ファンドBain Capital Private Equity L.P.(ベインキャピタル)を軸とする企業コンソーシアムにより組成される買収目的会社である株式会社Pangeaに対し、連結子会社である東芝メモリの全株式譲渡の経過について報告した。

 この契約では、譲渡にかかわる各前提条件が2018年3月23日までに充足または放棄された場合、3月30日をもって譲渡を実行(クロージング)するとしていたが、現時点では一部の競争法当局の承認状況について状況が取れていないという。

 よって、譲渡の完了時期を未定としたが、引き続き早期の譲渡完了を目指し、今後開示すべき事項が発生した場合は速やかに通知するという。

 東芝は明言していないものの、一部報道によれば、中国での承認が取れていないという。