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Apple、キーボードへのホコリ侵入を防ぐ特許

Appleが特許申請したキーボード。

 米Appleによるキーボードの構造に関する特許が、2018年3月8日(米国時間)に公開された。

 キーボードは構造上、キーとキーのあいだ、もしくはキーとフレームのあいだに隙間が空いているが、ここに小さい異物が挟まったり、液体が浸入したりすると、誤動作や故障の原因となる。

 Appleが今回提示した特許は、12型の「MacBook」で初めて導入されたバタフライ構造のキートップをベースとしており、キートップを3層構造とし、2層目に、キーに合わせてスカート状に加工された一体成型のシートを覆いかぶせることで、スイッチの接点やバタフライの機構に異物が挟まってしまうことを防ぐもの。

 そのまま覆いかぶせてしまうと空気の逃げ道がなくなり、操作感に問題が出る可能性があるため、空気を逃がすための穴を、側面や底面に設けることで解決する方法もあわせて提示している。

 また、スカートをキャップではめる構造以外にも、キートップの裏側に貼り付けてしまう手法、上から全部貼り付けてしまう方法、そしてキーとフレームの隙間をシートで塞ぐ構造、非押下時にそもそも隙間が開かない構造なども提示されている。

キーキャップを3重構造とし、1層目と2層目のあいだにシートを挟む
操作感に影響が出ないようにするための空気抜き穴
そのほか提示された構造
非押下時に隙間が開かないキートップの構造