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Microsoft、Skylake用のSpectre V2対策コードを提供開始

 Microsoftは3月1日(現地時間)、Intelの第6世代プロセッサ“Skylake”における投機実行機能の脆弱性を修正するマイクロコード(ファームウェア)を、Microsoft Update Catalog経由で提供開始したことを発表した。

 このアップデートは「KB4090007」として配布されるもので、SkylakeでのSpectre Variant 2の問題を解消する。現時点ではWindows 10向けのみ用意されており、Microsoft Update Catalogから個別にダウンロードして適用する必要がある。

 なお、以前にSpectre Variant 2向けのファームウェアアップデートを適用するとOSが再起動してしまうという問題が発生し、それに対処するファームウェアがMicrosoftから提供されるなど、混乱が起きていた。

 Microsoftは今回のアップデートに関して、アンチウイルスソフトとの非互換性問題が発生することをさけるために、アンチウイルスソフトを最新の状態にした上で適用することを推奨している。