ニュース

AMD、Spectre脆弱性への対策マイクロコードを配布開始

 米AMDは4月10日(現地時間)、年初にGoogleのProject Zeroチームが発見したCPUの投機実行の脆弱性のうち、Spectre Variant 2への対策マイクロコードを配布開始すると発表した。

 Spectre Variant 1の脆弱性についてはOSのアップデートで対応でき、Variant 3として知られるMeltdownは、Intelとはアーキテクチャが異なるAMDプロセッサでは影響を受けないが、Variant 2に関してはOSとCPUの両方で対応していく必要がある。AMDとしては、AMDプロセッサをターゲットにしてVariant 2の手法を使った脆弱性を突くのは難しいとしているが、リスクを最小限に抑えるため対策していくという。

 マイクロコードのアップデートは、Bulldozerコアを採用した2011年以降のプロセッサで提供され、OEMやPC、サーバーメーカーなどからBIOSのアップデートを通して配布される予定。