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Windows 10プレビュー、Ultimate Performance設定を追加

~Windows 10 Pro for Workstations向け

 Microsoftは14日(現地時間)、Windows 10 Insider PreviewのRS4向けビルド「17101」をFast ringでリリースした。また、これと同時にRS5向けの「17604」もSkip Aheadでリリースしている(Windows 10の次次期大型アップデート“RS5”のプレビュー版が提供開始)。

 昨年(2017年)の8月に発表されたワークステーション向けOS「Windows 10 Pro for Workstations」においても(4基の物理CPUやNVDIMMに対応する「Windows 10 Pro for Workstations」が今秋登場参照)、今回のInsider Previewのビルドで新機能が追加された。

 追加されたのは、性能を高めるための「Ultimate Performance」の設定で、これは従来の「High-Performance」の設定を基礎とするものだが、これをさらにステップアップしてより細かな電源管理技術によって微少なレイテンシをなくすという試みが行なわれている。

 Ultimate Performanceはコントロールパネルの電源オプションのメニューに用意されており、ユーザーが選択できるようになっている。ほかの電源設定と同じく各項目についてカスタマイズも可能。

 なお、Ultimate Performanceはレイテンシを減らすためにハードウェアに影響を与える可能性があるほか、標準の電源プランよりも消費電力が高くなる。そのため、現時点ではバッテリ駆動のシステムでは利用できないようになっている。

 このほか、スタートメニューのUIの変更も行なわれると伝えている。Windows 10 Pro for WorkstationsではこれまでPro版のタイルをベースに表示メニューが構成されていたため、コンシューマアプリやゲームが表示されていたが、これが次回のアップデートからエンタープライズ向けに合わせたものに変更される。