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平昌オリンピックで見てきた5GやVR

奥に見える大きな建物がGalaxy Olympic Showcase

 2018年2月9日~2月25日までの17日間、韓国・平昌エリアで開催中の冬季オリンピック。日本人がメダルをどれだけ獲れるかに注目が集まる中、そのワールドワイドオリンピックパートナーのGalaxyが、会場や選手村、仁川国際空港など、複数のロケーションにオープンした、「Galaxy Olympic Showcase」が日本のプレス向けにお披露目された。

 平昌オリンピックは、スキー、スノーボードなどの山岳部の平昌エリアと、スケート、アイスホッケーなどのためのリンクが並ぶ、江陵エリアで競技が行なわれている。今回は、江陵エリアのパビリオンとしてオープンしたGalaxy Olympic Showcaseを訪問した。

 同社は、1988年のソウルオリンピックから、ローカルスポンサーとして、そして1998年の長野オリンピック以降は、ワールドワイドオリンピックパートナーとして、最先端の無線通信技術を提供してきた。

 リアルタイムでの位置情報サービス、双方向コミュニケーション、電子決済など、会場内で実用されているさまざまな無線通信技術を通して、オリンピックムーブメントに寄与してきたという。

 今回の平昌オリンピックのテーマは、「Passion. Connected」だ。Connectedという単語が使われているところは、ICTが今後の人々の暮らしに欠かせないことを想像させるというものだ。

 ショーケースでは、Galaxyブランドの歴史を紹介するエリアをはじめ、各種VRでのスノーボードやスケルトンといったウィンタースポーツ体験ができるスペースが、所狭しと並んでいた。来場者は、これらのアトラクションを無料で楽しめる。

パビリオン内ではさまざまなVR体験ができる
マッサージではなくスケルトンのVR体験
ノルディックスキーも体験できる
世界初公開となる宇宙空間のVR体験。スーツを着て、ハーネスで宙づりになり、体にとりつけた各種のセンサー類で月面の重力状態を体験できる
選手や関係者に配布されたGalaxy Note8のオリンピックエディションも展示されていた。ちなみに開会式では選手たちがGalaxy Note8で写真を撮る姿が散見されたが、日本選手では見られなかった。どうやら、歩きスマホは自粛したいというJOCの意向があったようだ

 一方、隣接する公式テレコムキャリアであるKTのパビリオンでは、5G関連のネットワークがもたらす近未来の社会が紹介されていた。

 あくまでもコンセプトの域を出るものではないが、Galaxyは、ここに5G対応タブレットを提供し、パビリオン内に設置されたIntel製の基地局ユニットと通信し、オリンピックをリアルタイムで楽しめるデモンストレーションを見ることができた。

公式テレコムキャリアであるKTのパビリオン
5Gのある暮らし、都市の様子をインタラクティブに体験できる
インテルと協業し5Gの世界でリードすることを誇示するKT
KTのパビリオン内で使われていた5GタブレットのAPNを見ると、5Gの文字が確認できた。
KTパビリオン内に設置された5G基地局。おそらくIntel製だと思われる。
その制御ユニットらしきボディ
KTのブースではHololensのようなMRデバイスも体験できた。ベンダー名などはトップシークレットだという。
フィギュアスケート会場。こちらは団体戦男子フリー直前の練習風景
会場内に展示されていたKT提供の5G端末。明記されていないがGalaxyだ。
仁川、ソウル方面からの新幹線が到着するGangnaung駅。ここから会場までは徒歩で約25分。
仁川空港のゲート付近でもGalaxyのVRを体験できるブースが設置されていた。