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TP-Link、8本のアンテナを備えたトライバンド対応ゲーミング無線LANルーター
2018年1月30日 17:41
ティーピーリンクジャパン株式会社は1月30日、トライバンド対応のゲーミング無線LANルーター「Archer C5400X」を発表した。4月上旬より販売を開始し、店頭予想価格は50,000円前後の見込み。
2つの5GHz帯Wi-Fi(2,167Mbps)と、1つの2.4GHz帯Wi-Fi(1,000Mbps)を合わせたトライバンド対応の製品で、Archer C5400の後継モデル。合計での転送速度は5,400Mbpsに達し、超高速環境の実現をウリとする。8本のアンテナを備えた独特のデザインも特徴で、無線LAN規格はIEEE 802.11acにまで対応する。
PCと同レベルの性能を発揮するという4コア1.8GHz動作の64bit CPUを搭載。このほかにも3基のコプロセッサ、1GBのメモリを実装。3基のコプロセッサが各バンドの調整を行ないつつ、4コアCPUですべてのサービス、スレッド、アプリを実行することでルーターに大きな負担がかかってもオンラインゲームなどのプレイ中にラグが発生しないという。
Wi-Fiの受信距離拡大を図る機能として「レンジブースト」機能を備え、ビームフォーミングによる各通信デバイスとの接続の確実性を高めつつ、Wi-Fiの対象範囲を高めることができる。
また、最新ゲーム機や古いデバイスといった新旧デバイスが混在する環境でも、それぞれが平等に通信を行なうように調整する「エアタイム フェアネス」を備えており、古い規格を持つデバイスが全体のネットワークパフォーマンスを低下させないように動作。これにより、ネットワークの通信速度を制限することなくWi-Fiの性能と信頼性を向上させるという。
無線LANルーターの設定についての知識がなくても、スマートフォンアプリからBluetooth経由で簡単に本体の設定を行なうこともでき、SSIDやパスワードを設定せずとも即座に使用できる。また、特定のゲームとデバイスの優先度を上げてWi-Fiのパフォーマンスを向上させる「動的最適化エンジン」も搭載。
このほか、トレンドマイクロ製のセキュリティソフト「HomeCare」やVPN時の接続速度を従来製品の5倍に高めたという「VPNアクセラレーション」、今後配布予定の「Filebank」アプリにて内蔵の16GBストレージを利用したファイルのやり取りなどが行なえる機能なども提供する。
インターフェイス面では、Gigabit Ethernetポートを8基(WANは含まない)と多数搭載しており、2番目と3番目の2基のポートはポートを1つに束ねることで帯域を倍に高めるリンクアグリゲーションをサポート。日本では現在のところ利用できる環境がないが、WANアグリゲーションにも対応している。外部ストレージを接続するUSB 3.0ポートも2基装備。
本体サイズは240.5×240.5×55.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.5kg。