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TP-LINK、4x4通信対応のIEEE 802.11ac無線LANルーターなど3製品

Archer C5400

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-LINK)は、無線LANルーター「Archer C5400」、「Archer C1200」、中継器「RE305」を、3月中旬より発売する。税別価格はそれぞれ30,800円、6,200円、4,800円。

 3製品とも同社製アプリ「Tether」に対応し、スマートフォンから設定を変更できる。

Archer C5400

 Archer C5400は、2016年11月に国内発表済み(TP-LINK、最大2.1Gbpsで通信可能な11ac対応無線LANルータなど5製品)のIEEE 802.11ac対応無線LANルーター。4×4の高速通信に対応する。

 NitroQAMTM(1024-QAM)に対応し、従来製品に比べ125%の高速化を実現。また、トライバンド接続にも対応しており、合計5,334Mbps(5GHz-1: 2,167Mbps/5GHz-2: 2,167Mbps/2.4GHz: 1,000Mbps)の高速通信が可能。

 Broadcom製1.4GHzデュアルコアCPUと3つのコプロセッサを搭載することで、さまざまなタスクをスムーズに処理し、安定した速度と信頼性を提供できるとしている。

 8本の外部アンテナとビームフォーミングの組み合わせにより、接続されている端末の距離や方向を検知し、電波を集中させることができるため、広範囲で安定した高速通信が可能であるとする。搭載する4基のGigabit Ehternet(GbE)ポートは、リンクアグリゲーションに対応する。

 動画やゲーム専用にチャンネルを割り当ててることで、遅延を最低限に抑えることが可能なほか、「スマートコネクト」機能を有効にすれば、デバイスごとに最適な周波数へ自動切り替えを行なう。また、「エアタイムフェアネス」機能により、特定のデバイスが帯域を占有することなく、全ての接続デバイスが公平に通信時間を利用でき、快適な利用環境を実現することができるとしている。

 また、個人向け無線LANルーターでは世界初という、「ポータル認証」の構築機能を備える。同機能では空港やホテル/カフェなどで使用される、フリーWi-Fi使用時の認証用Webページを作成することが可能で、同ページは背景やロゴを設定できる。

 インターフェイスはWAN側GbE×1、LAN側GbE×4。USB 3.0、USB 2.0も各1ポート備える。

 本体のサイズは263.8×197.8×37.3mm(幅×奥行き×高さ)。

Archer C1200

Archer C1200

 Archer C1200はIEEE 802.11ac対応無線LANルーターで、デュアルバンド接続に対応。5GHz帯で最大転送速度867Mbps、2.4GHz帯で同300Mbpsを謳う。

 アンテナは3本で、インターフェイスはWAN側GbE×1、LAN側GbE×4。USB 2.0も1ポート備える。

 本体のサイズは263.8×197.8×37.3mm(同)。

RE305

RE305

 RE305は、IEEE 802.11ac対応無線LAN中継器。2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応で、Wi-Fiの“死角”をなくし、電波干渉を避けて家庭や職場で安定したWi-Fiカバレッジを確保するとしている。

 ルーターから離れすぎると赤く光り、適切な場所だと青く光るシグナルインジケータを備えており、最適な設置場所を通知する機能も備える。

 インターフェイスはLAN側Ethernet×1で、本体サイズは80×78×77mm(同)。