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VESA、8K/60p転送を保証するDisplayPortケーブル規格を策定

~18カ月以内にバンド幅を2倍以上にする計画も

 The Video Electronics Standards Association(VESA)は1月3日(米国時間)、8K/60fpsの映像転送を保証するケーブル規格「DP8K Certified DisplayPort cables」を策定した。

 DisplayPort 1.4では、1レーンあたり8.1Gbpsの転送をするHigh Bit Rate 3(HBR3)を利用することで、8Kの解像度および60fpsのフレームレートを実現できるが、ケーブル品質への要求も高くなる。約1年前にHBR3規格を策定してから20種類以上のデバイスが対応しているが、今回の認証ケーブルを利用すれば対応機器同士での8K/60fps接続が保証される。

 対応ケーブルはELKA International、Hotron Precision Electronic Industrial、Dezhou HongJu Communication Technology、Ji-Haw IndustrialそしてNingbo Prime Electronicなどからリリースされている。

 また、リリースのなかで、いまの転送速度の2倍以上を実現する規格も現在策定しており、18カ月以内に公開するとした。これにより、8K以上の解像度や、4K解像度以上のAR/VRを実現し、ユーザー体験の向上を図るとしている。