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ECS、世界初を謳うWebカメラ搭載のスティックPC

~レジ会計時に顧客の性別/年齢を判別し、案内を表示といった用途

カメラ付きのスティックPC「Smart Camera」

 別記事に掲載の通り、株式会社リンクスインターナショナルは、ECSの小型PC「LIVA」シリーズ製品説明会を開催し、Apollo Lake世代のプロセッサを搭載した「LIVA Z」の国内発売を発表した。

 説明会ではLIVA Zにみならず、世界初を謳うWebカメラ搭載スティックPC「Smart Camera」も発表。合わせて教育機関向けの2in1デバイスなどの紹介も行なっていた。

Webカメラを搭載するスティックPC「Smart Camera」

【お詫びと訂正】初出時に、Smart CameraについてWindows Hello対応としておりましたが、同機能は搭載されておりませんでした。お詫びして訂正させていただきます。

 Smart Cameraは、Windows 10を搭載するスティックPCだが、200万画素のWebカメラを実装し、独自の顔認証技術を搭載しているのが大きな特徴。本体にはディスプレイの上部に設置するための角度調整可能な台座が備え付けられており、カメラを自分に向けられるようになっている。

 用途としては、家庭用PCとしてだけでなく、TV会議システム、サイネージシステムを想定しており、既に台湾のセブンイレブンにて、レジ前に設置して客の性別および年齢を判別し、別のディスプレイに表示を行なうといったソリューションが提供されているとのこと。

 CPUはCherry Trail世代のAtom x5-Z8300を搭載。こうした実装は他社の最新スティックPCと大きく変わらない。本体にファンを内蔵しており、スティックPCでトラブルとなりがちな温度上昇に備えている。

 主な仕様は下表の通り。発売時期は2017年1月以降で、現時点では価格は未定。

【表】Smart Cameraの仕様
型番LIVASC-2/32-W10
CPUAtom x5-Z8300(1.44GHz、4コア)
GPUIntel HD Graphics
メモリDDR3L-RS 1600 2GB
ストレージeMMC 32GB
OSWindows 10
USBUSB 3.0、USB 2.0、Micro USB(給電用)
映像出力HDMI 1.4
最大解像度1,920×1,080ドット
無線通信IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.0
Webカメラ200万画素
その他音声入出力
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)不明
発売時期2017年1月以降
価格未定
ディスプレイの上に装着したSmart Camera
カメラで人物の判別を行なっている様子。写真では顔の部分に数値などが表示されている

 このほか、文教向けの2in1、腕時計型のウェアラブルデバイスを展示していた。

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