ニュース
ECS、世界初を謳うWebカメラ搭載のスティックPC
~レジ会計時に顧客の性別/年齢を判別し、案内を表示といった用途
2016年12月1日 00:00
別記事に掲載の通り、株式会社リンクスインターナショナルは、ECSの小型PC「LIVA」シリーズ製品説明会を開催し、Apollo Lake世代のプロセッサを搭載した「LIVA Z」の国内発売を発表した。
説明会ではLIVA Zにみならず、世界初を謳うWebカメラ搭載スティックPC「Smart Camera」も発表。合わせて教育機関向けの2in1デバイスなどの紹介も行なっていた。
Webカメラを搭載するスティックPC「Smart Camera」
【お詫びと訂正】初出時に、Smart CameraについてWindows Hello対応としておりましたが、同機能は搭載されておりませんでした。お詫びして訂正させていただきます。
Smart Cameraは、Windows 10を搭載するスティックPCだが、200万画素のWebカメラを実装し、独自の顔認証技術を搭載しているのが大きな特徴。本体にはディスプレイの上部に設置するための角度調整可能な台座が備え付けられており、カメラを自分に向けられるようになっている。
用途としては、家庭用PCとしてだけでなく、TV会議システム、サイネージシステムを想定しており、既に台湾のセブンイレブンにて、レジ前に設置して客の性別および年齢を判別し、別のディスプレイに表示を行なうといったソリューションが提供されているとのこと。
CPUはCherry Trail世代のAtom x5-Z8300を搭載。こうした実装は他社の最新スティックPCと大きく変わらない。本体にファンを内蔵しており、スティックPCでトラブルとなりがちな温度上昇に備えている。
主な仕様は下表の通り。発売時期は2017年1月以降で、現時点では価格は未定。
型番 | LIVASC-2/32-W10 |
---|---|
CPU | Atom x5-Z8300(1.44GHz、4コア) |
GPU | Intel HD Graphics |
メモリ | DDR3L-RS 1600 2GB |
ストレージ | eMMC 32GB |
OS | Windows 10 |
USB | USB 3.0、USB 2.0、Micro USB(給電用) |
映像出力 | HDMI 1.4 |
最大解像度 | 1,920×1,080ドット |
無線通信 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | 200万画素 |
その他 | 音声入出力 |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 不明 |
発売時期 | 2017年1月以降 |
価格 | 未定 |
このほか、文教向けの2in1、腕時計型のウェアラブルデバイスを展示していた。