やじうまミニレビュー
いよいよeGPUもThunderbolt 5対応に!MINISFORUMの多機能ドック「DEG2」を試す
2026年1月19日 06:04
MINISFORUMの「DEG2」は、Thunderbolt 5(USB4 Version 2.0)対応のeGPUドッキングステーションだ。現在直販で発売中で、価格は3万5,999円となっている。今回サンプルを入手できたので、簡単にテストしていこうと思う。
DEG2は、同社が以前投入したOCuLink専用のeGPUドック「DEG1」の後継ともいえるモデルだが、機能的に大きく進化しており、まったくの別物といっても過言ではない製品に仕上がっている。
まず、インターフェイスとしてOCuLinkに加え、新たにThunderbolt 5に対応。別売りの電源とビデオカードを装着することで、ノートPCの外部GPUとして利用可能になった。しかも、Thunderbolt 5ポートは140Wの給電に対応するため、ノートPCもしくは一部ミニPCに対して給電も可能だ。
また、Thunderbolt 5ダウンストリーム(30W給電対応)、USB 3.2 Gen 2、USB 3.2 Gen 1、M.2 2280スロット、2.5Gigabit Ethernetも搭載し、多機能ドッキングステーションとして利用可能になった。
OCuLinkは一部UMPCでは採用例があるものの、実質ミニPC専用のインターフェイスだ。そういう意味で従来のDEG1は、MINISFORUMらしい製品であったのだが、DEG2はノートPCでも利用可能になったため、応用範囲が大きく広がった。
使う前にまずチェックしよう
それでは早速本製品について見ていくが、付属品は本体とOCuLinkケーブル、Thunderbolt 5ケーブル、ネジ類、ビデオカード固定用ブラケット、注意書きなどとシンプルだ。
使い方はほぼ見ての通り、接続できるコネクタやポートに対応デバイスやケーブルを接続していくだけ……なのだが、注意したいのは、Thunderbolt 5とOCuLinkの切替スイッチが、ATX24ピンおよびEPS 8ピンコネクタの周りのマグネット式の蓋を取った下に隠されている点。デフォルトではOCuLinkが選択されているため、Thunderbolt 5で使いたい場合は、あらかじめスイッチで切り替えておかないと認識されない(筆者はハマった)。
また、M.2 SSDのスロットもこの蓋の下にあるので、SSDを使いたい場合はついでに装着しておくといいだろう。
ちなみにOCuLinkの場合、利用できる機能はビデオカードだけだ。Thunderbolt 5モードでのみ、M.2やUSBハブといった多機能ドック機能が利用できるので、本領を発揮させたいのならスイッチの切り替えは必至である。
一方で、本体底面のカバーを外したところには、OCuLinkに似たLenovoのTGX(ホットプラグ対応)のオン/オフスイッチ(デフォルトではオン)、電源連動機能のオン/オフ、そしてデバッグ機能のオン/オフ機能が用意されている。こちらも必要に応じて分解する必要がある。
なお、基板には大きなヒートシンクが装着されているほか、アクティブファンも内蔵されていて、熱にはかなり配慮していることが分かった。もっとも、本製品はDEG1とは異なり、Thunderbolt 5、2.5Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2コントローラやリドライバなど、多くのチップが集約されているため、安定動作のためにこうした工夫は必要不可欠だったのだろう。
MS-02 UltraとMS-S1 MAXでThunderbolt 5の性能をチェック
それでは最後、簡単に性能を見ていこう。今回はDEG2にGeForce RTX 3090を接続しテストしている。ホストはRyzen AI Max+ 395を搭載したミニPC「MS-S1 MAX」と、Core Ultra 9 285HXを搭載したミニPC「MS-02 Ultra」である。いずれもThunderbolt 3/4に相当するUSB4と、Thunderbolt 5に相当するUSB4 Version 2.0を搭載しているため、バンド幅の確認に最適だ。
まずはMS-S1 MAXから。本製品はPCIe x4スロットが装備されているものの、ビデオカードには対応しておらず、OCuLink拡張カード経由で接続してもポストしない「仕様」のようである(説明書に記載されているため)。よって、USB4あるいはUSB4 Version 2.0だけがビデオカード接続の手段となる。
結果は、前面のUSB4接続が2.0GB/s、後部のUSB4 Version 2.0接続が5.06GB/sとなった。USB4接続のスコアが振るわないのが気になったが、USB4 Version 2.0接続の場合、以前テストしたUSB4ドック「GTBOX」の3.12GB/sを明らかに上回っているのが確認できる。ここはThunderbolt 5/USB4 Version 2.0の優位性が明らかだ。
一方MS-02 Ultraの方だが、本製品はそもそもPCIe x16スロットがあり、LowProfile/2スロット占有限定ながらもビデオカードが内蔵できるため、あえてDEG2のような製品を使うのは、LowProfileビデオカードの性能上限を突破したいユーザー向けだろう。
こちらはUSB4接続が2.92GB/s、USB4 Version 2.0接続が5.06GB/sとなった。ここでもUSB4 Version 2.0の優位性が見て取れる。ちなみにMS-S1 MAXのUSB4 Version 2.0の結果とまったく同じなのは、これはコントローラが共通のためだろう。
ただ、実際の3DMarkにおいてグラフィックス性能を測る各種ベンチマークでは、USB4とUSB4 Version 2.0の間で大きなスコア差がなかった。MS-S1 MAXではUSB4 Version 2.0の優位性が見られたが、MS-02 Ultraでは逆転するなどしている。いったんジオメトリやテクスチャデータがVRAMに乗ってしまえばGPUがすべてを処理するので、ある意味納得できる結果だ。よって、ユーザーが実際に影響を受けそうなのは、LLMでモデルをGPUにロードする時の転送時間程度かもしれない。
DEG2ではM.2 SSDを外付けSSDとして使える機能や2.5GbEの機能があり、さらにその下にUSBデバイスがぶら下げられるハブ機能もある。そうした複数の機能を使用した際に余裕をもって対応できるメリットのほうが大きいだろう。
ここまで来たらもう「箱」にしちゃってほしかった?
DEG2の価格は3万5,999円ということで、安くはない。ビデオカードはさておき電源まで別売りなので、トータルコストはなかなかだ。ただ、ここまで来てしまったら、価格がアップしてもいいので、いっそケース付きで電源内蔵にしてほしかったという気持ちは若干ある。ケーブルがゴチャつくのは見た目的にスマートではないからだ。
そういうと今度は逆に「電源もケースもいらないから安くしてくれ」というニーズも強くありそうなので、DEG2は「なるべくThunderbolt 5導入のハードルを下げた」という認識が正しい。ビデオカードしか接続できなかったDEG1と比較すると、DEG2はドッキングステーション的な機能もついて運用する可能性も広がった。現時点ではThunderbolt 5やUSB4 Version 2.0に対応するPCがかなり限られているため、そのポテンシャルをフルに発揮する機会がなかなかないが、Thunderbolt 4やUSB4でも使えるため、将来を見越して購入しておくのはアリではないだろうか。























![[Amazon限定ブランド]CCL い・ろ・は・すラベルレス 2LPET ×8本 ミネラルウォーター 無味 製品画像:2位](https://m.media-amazon.com/images/I/41h0MHfvhkL._SL160_.jpg)


![【Amazon.co.jp限定】 伊藤園 磨かれて、澄みきった日本の水 2L 8本 ラベルレス [ ケース ] [ 水 ] [ 軟水 ] [ ペットボトル ] [ 箱買い ] [ ストック ] [ 水分補給 ] 製品画像:5位](https://m.media-amazon.com/images/I/41n0o65dSkL._SL160_.jpg)




