インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴の「ディアブロ」、ソーサラーからローグに変えて再出発。ブッチャーさんはハメで引導を渡す
- 黒田 瑞貴
2024年2月24日 08:00
こんにちは、黒田瑞貴です。今回も前回に引き続き1996年にBlizzard Entertainmentから発売された初代「Diablo」をプレイしていきます! 本作はWindowsとMacintosh用に開発されたアクションRPGで、3つの職業から操作するキャラクターを選択し、ダンジョンやクエストを攻略しつつ、最終的に魔王ディアブロを倒すことを目的にしています。
シングルプレイはもちろん、この時代にはまだ珍しかったマルチでのダンジョン攻略が可能で、MORPGの先駆けになった作品でもあります。そんな初代Diablo、ちょうど今年の1月から本家Battle.netで購入できるようになりました! これはうれしい!、と早速1,340円で購入。今回もこれを読んだらあなたもBlizzardの虜、箱推し間違いなしの筆者のBlizzard愛に満ちた、偏見たっぷりの攻略記事をお届けします!
ディアブロ攻略について書いていきたいんですが、今回はまずBlizzardファンには憧れのBlizzardCon(ブリズコン)でのディアブロのブースや、印象の話から行きたいと思います。もうブリズコン抜きで、Blizzardは語れません!!! 早く本編いけよと思っているそこのあなた、まじでそれ! 書きたいだけで今回も暴走気味でスタートしてます!
BlizzardConは毎年10月下旬~11月上旬の2日間、カルフォルニア州のアナハイムで開催される、Blizzardの自社タイトルのみのゲームイベントです。新作情報ももらえる、開発チームに会える、日本で買えないグッズ買える、大会生で見れる、限定リュックなどの豪華すぎるお土産ももらえる……など、自分の好きなゲームにどっぷり浸れる大規模イベントになっています。
世界中からファンが集まるので、毎年チケットは争奪戦ですが、去年はしっかり2日間行くことができました(TT)。韓国のLoLPARKもそうですが、自社タイトルだけでこんなに大規模のイベントや施設があるって、本当にすごいことですよね。
ディアブロブースは、去年シリーズ4作品目にあたる「DiabloIV」が出たばかりなので、4のリリスの銅像やキービジュアルをメインにブースが構築されていました。
私個人のブリズコンでのディアブロの印象は、コロナで開催できてない期間もあったのでちょっと前になるのですが、2018年くらいにディアブロのモバイル版の発表があったとき、とんでもないブーイングで会場が包まれていたのが、印象的でした。
分かる、分かるよ。嫌だよね……。でも私はWarcraft IIIのリメイク版の発表で、大号泣していたのでそれどころじゃなくて、会場との温度差がすごかったのを今でも覚えてます。
その後配信された、ディアブロイモータル(モバイル版)はAppStoreで☆4.6の超絶好評価。みんな硬派なBlizzardからモバイルが出るっていうのにびっくりしちゃっただけで、やったら結局すごい面白いってなったんでしょうね。
そして驚かされたのが、このタトゥーブース!!! 彫り師の方がスタンバイしてくださっていて、カフェ行く感覚で、その場でタトゥー入れられちゃいます!!!! これにはカルチャーの差を感じずにはいられない……。わくわくしちゃいますよね!
ディアブロは以前にもディアブロ25周年イベントで、ファンの方に無料でディアブロのタトゥーを彫るって言うイベントを開催したりしてまして、日本生まれ日本育ちの筆者、これには震えが止まりません。こういうカルチャーの違いってわっくわくしてしまう。
夕方くらいになるとタトゥーブースも空いてくるんですが、ファンのみなさんで朝から賑わっていいて、色んなゲームの中でも、ロックな見た目の方がディアブロのファンの方に多いのは、こういう文化をディアブロ側も支援してくれているのが、理由の1つなのかもしれませんね('ω')。
くそぉ、かっこいいな……。厨ニの私の心が疼くぜ。つくづくいいゲーム会社だな、おい。
The City of Angels turned out for Hell.
— Diablo (@Diablo)July 16, 2022
We're heading to Chicago next. Check out@MaydayTattooCoon 7/23 to get a free Diablo flash tattoo.#DiabloHellsInkpic.twitter.com/A9sRfMkyK6
ディアブロブースでは、そのほかにも公式のコスプレイヤーさんや、ゲームのイラストレーターさんが直でイラストを売っていたり、カードのトレードコーナーがあったりと、ちょっとしたコミケみたいな雰囲気もありました!
他のブースのことや、全体のことも書きたいんですが、そんなことしていたらさすがに文字数が超過……。なので悔やまれますが、またの機会に取っておきます。
ということで、ここからようやく本題です。「Blizzardゲーは、絶対ソーサラーが強い」という浅い理由でシリーズ通して毎回ソーサラーを選ぶ私でしたが、前回ソロプレイで序盤がきつくて職業をローグ(弓使い)に変更し、再スタートを切りました。
今回からはガンガンクエストをクリアしていきたいと思います! まずは最初のクエスト“The Butcher”。市民を殺す悪魔がいるので、退治してほしいとの依頼です。町外れのダンジョンに向かうと、ダンジョン中央にそれらしい部屋がありました。ちなみに、ダンジョン内はランダムの自動生成なので、人によって位置は違います。
早速部屋に入ってみます。
「うをぉぉおぉぉおお!!!」
扉を開けた瞬間、大きな声を上げて猛スピードで近寄ってくる赤い悪魔。びっくりしすぎて、咄嗟にウィンドウ閉じました。再度ウィンドウを確認すると、もちろん死んでいました。
うーーーーん('ω')。足はやくない?
扉を開けてそのまま追い掛けっこしてしまうと、確実に追いつかれそうなので、まずはブッチャーのいる部屋に窓がないか確認。ローグは、窓や鉄格子越しにも攻撃が唯一当たる職業ですからね。この利点を活かすんです。決してズルではないです。360度確認しましたが、どうやら窓や鉄格子はないみたいで、一方的に攻撃はできないようです(当たり前)。
ブッチャーさんの攻撃、ちょっとしたノックバックみたいなものがあり、1度当たるとすぐにその場から逃げることができません。
なんだろう、攻撃が吸い付いてくるみたいな感覚です。もしかしたらキャラクターの当たり判定が、実際のキャラクターより少し大きくて、攻撃が当たると元の位置まで戻されているのかも知れません。これのせいで運が悪いと連続で攻撃が当たり、そのままゲームオーバー。セーブ地点からやり直しです。
攻略にはまずはレベリングから始めようと、ダンジョンの他の層に雑魚を狩りにいきます。ダンジョン内にはモンスター以外にも、ポーションや魔法アイテム、装備なども落ちています。
しばらく進んでいると、魔法アイテムのBOOKが落ちていました。BOOKは1冊ごとに魔法の必要ステータスが決まっており、自身のステータスが値を超えていればいつでも読むことができ、読んだ魔法は使用できるようになります。今回の魔法はマナを消費し、HPを回復するというもの。弓使いでマナを持て余していたので、回復にまわせるのは嬉しいですね。早速セットしていきます。
これでようやく戦える! 準備が整ったので、再戦に行きます。扉を開くと、走り出してくるブッチャーさん。
「いやぁああ早い(TT)」
とりあえず障害物の対面にブッチャーさんを置いて、ぐるぐる逃げ回りながら弓を撃っていこう! と思っていると……。あれ? スタックしてる……。
まさかの階段にスタックするブッチャーさん。え……、これは……、攻撃していいのか……? 私の良心が試される中、もちろん私は攻撃一択。スタックし動けないブッチャーさんに、弓矢の雨をお見舞いしていきます。
「うぉぉ」。床に倒れ込むブッチャーさん。初勝利です! やったー! 誰がなんと言おうと勝ちは勝ち、普通にうれいです('ω')!
こんな戦法に敗北したブッチャーさんから、戦利品を拾い鑑定に出します。ちなみに初代のアイテム鑑定士はディアブロIIIの生き埋めになったおじいちゃんです。まだこのときは若い……。
おじいに鑑定してもらうと、このアイテムは装備するとステータスのSTRENGTH(筋力)が+10になる大包丁でした。序盤アイテムにしては強いのですが、ウォリアー(剣士)用なので、ローグの私にはあまり使い道のないアイテムですね。売ってお金に替えるのも良いですが、せっかくですし記念に取っておくことにします。
床に置いたアイテムは消えないので、バックを圧迫するアイテムは、これからおじいさんの周りに置いておくことにします。ちゃんと見張っててくれよな、ケインおじい。
1つクエストをクリアした私は、どこで自信をつけたのか、マルチに行こうと決意します。やはりマルチ行ってなんぼ!
ホーム画面からマルチプレイを選択し、アカウントを新しく作ります。これで立ててある部屋には入れるのですが、自分で新しい部屋を立てることができません。
デフォルトで立っている部屋に入ってみたりしていると、28年も前のゲームなのに今でもマルチが機能していることに驚きですが、まだユーザーがいるのにはさらに驚きました。普通にユーザーがいました。
今回ファイアウォールとかいろいろ設定をいじって、マルチ行けるか試したんですが、私のPC環境からはいけませんでした。ただ、世界にはまだこのゲームのマルチやってる人いることがYouTubeで確認できたので、マルチ一応できます!! 1人からでもマルチの方も行けるので、アイテムとかの効率のいいマルチは行けるならオススメになっています。うぅ、行きたかった……。
シングルプレイに戻り、クエストを続けていきます。続いて“The Curse of King Leoric”レオリック王の呪いです!
数カ月前レオリック王の息子が誘拐されてしまいました。それをきっかけに王はおかしくなってしまい、誘拐を村人に擦り付け処刑を行ないました。暴走する王を止めるために、騎士団が立ち上がりレオリック王は亡くなります。しかし、死に際にレオリック王が死んでもなお、我に仕えろと呪いをかけたそうで、その騎士たちとレオリック王は呪われたまま彷徨っているそうで、それをどうにかしてとのこと。
街の人から「ダンジョンの第3層にいるよ~」と情報をもらったので、行ってみようと思います!
第3層につくと、今までの層になかったレバーがあったり、やたらと鉄格子が多いマップになっています。もちろんレバーは何も考えずに動かしました。フロアに2つあったので、2つとも動かすと、中央にあった大きな鉄格子が開き、中からスケルトンと、小さいガーゴイル(?)、弓矢を使うスケルトンも登場しました。
この弓矢のスケルトンが中々厄介(TT)。数が多いので、飛んでくる矢の数もすごい! 私も遠距離から弓矢で対抗しますが、命中しないこともあるので数で押されると結構厳しい(TT)!!
数で押されて逃げ惑いながら戦っていると、奥からどう考えてもレオリック王がどーん。一番来てほしくないタイミングでご登場されます。
逃げ惑ってようやく、第2層に戻る階段まできました。いったん、体制を整え再戦したい! 上の階に行き、回復などを済ませて、もう一度戻ります。
戻ると、レオリック王はスケルトンを無限に復活させるらしく、とんでもない数のスケルトンにお出迎えされそのままゲームオーバー。多勢に無勢。うーーーーーむ!!!!! 復活させるの聞いてない!!!! (村の人はしっかり言ってました英語で)
スケルトンの軍勢とレオリック王と格闘すること1時間。無限にスケルトンを復活させてくるので、ちょっとでも目を離すと敵が大軍勢になっています。ただ利点もあって、無限に湧いてくるのを逆手に取って、レベル上げが可能です! 実際狙ってはいませんでしたが、気がついたら4レベくらい上がっていて、瞬時にステータス画面を開き、ステータスを割り振るというPSも身につきました。このクエストは道場的な使い方をするのも、良いかも知れませんね!
キャラクターのレベルが上がり、どんどん強くなっている中、本体の筆者はもう指が限界になってきました。ただ逃げるのに階段を使うと、先程の二の舞いになってしまいます。ここはタウンポータルを使い村に避難。回復やアイテムなどの整理をしました。
タウンポータルは魔法を覚えていなくても、スクロールのアイテムを消費することで使うことができます。ダンジョンに戻るところまでが使用回数に含まれるので、タウンポータルを開いた場所から再開できる便利アイテムです!
街から戻り、さらに闘うこと数十分。私の指が終わるのか、レオリック王の体力が尽きるかのデスゲーム。勝ったのは私の指でした。FPSずっとやってきてよかった。常人だったら、もう指が取れてると思います。レオリック王からドロップしたアイテムを拾い、速攻で村に戻ります。
アイテムを鑑定するとライフスティールがついている頭防具(王冠)でした! 生命奪取的な何かですかね……? 吸血的な?? 相手からHP奪った分回復だったら、すごい良い防具! 武器だと適正があるけど、防具なら絶対に必要になるから嬉しいですね('ω')!
序盤のクエストをクリアし、だんだんと初代ディアブロに慣れてきたところで今回は終わりになります! え? ほとんど攻略本編やってないって? 記事序盤に無駄話2,000文字書いてるんで、本編を書ききれませんでした! 私のバカ!!! 次回こそ真面目に攻略します。
あと、どうしてもマルチを諦めきれないので、有益な情報ありましたら、筆者のXにリプ飛ばしてください!!! よろしくお願いします!
それでは今回もご清覧ありがとうございました! 次回もマニアックな記事をお楽しみに!