インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴の「ロマサガ2」、ロックブーケは神頼み。だって全員男性パーティーなんだもん
- 黒田 瑞貴
2023年11月18日 08:00
こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も1993年にスクエア(現スクエア・エニックス)から発売された「ロマンシングサ・ガ2」を続きからプレイしていきます! 30年前に発売されたスーパーファミコン用RPGで、この世代を代表する歴史的ヒット作の1つです! 2016年にはリマスター版が発売され、Wii、PlayStation、iOS版など今でも幅広い世代に愛されている作品。私はリマスター版をSteamで3,259円で購入しました!
内容はそのままに、きれいになったOPムービーや追加ストーリーなど、さらに面白くなった「ロマンシングサ・ガ2」の魅力を今回も記事にしていこうと思います!
ゲームをスタートさせるとストーリー上で語られる七英雄の伝説。かつて世界を救った英雄らしいのですが、いきなり首都に攻めてきて七英雄の1人クジンシーが主人公の父を殺します。どうやら七英雄は変わってしまったようで、もう人間の味方ではないみたいです。
なぜそうなってしまったのかストーリーを進めながら紐解きつつ、皇帝継承というシステムで、最初に選んだ1人のキャラクターで全てを解決していくのではなく、思いと力を紡ぎながら何年も年代を超えて世界の平和を目指していきます!
前回までに七英雄のクジンシー、ワグナス、ボクオーン、そして謎の縛りプレイでダンタークを倒し、皇帝継承でまた新しくパーティーを作るところからスタートしていきます!
ダンターク戦の前に考えていた、今自分の持ちキャラでできる理論値最強パーティーを作っていきたいと思います! サイゴ族、イーストガード、インペリアルガード、軍師、そしてホーリーオーダーは良いぞ! で行きます!!
最初は決めたパーティーを簡単に変えられないのは不便だと思っていましたが、この皇帝継承のルールにすることでプレイヤーに強制的に新しいキャラクター、陣形バフ、追加要素に、目を向けさせることができるので、とても画期的だと思います。
RPGで自分が最初に強いと確信したメンバーを、また作り変える人ってどれだけいるだろうと考えた時、少なくとも私はレベリングに注力し、1からメンバーを見直すことはしない人間なので、今回こんなにたくさんのキャラクターに触れてRPGをするのが初めてだと気が付きました。
新しいキャラもやってみると楽しいんですよね。今までは“早くゲームを進めたい”が勝って、おざなりにしていた部分、ゲームの良さというか、私みたいに「めんどいことはスキップ〜!」みたいな人間にも、RPGの醍醐味を半ば強制的に感じさせてもらえる良いシステムだと感じました。
今できる一番強いであろうパーティーを作って、新しくマップに加わったツキジマへ向かいます。フリーシナリオでマップ上どこから攻略してもOKなので、気になったところにぽんぽん飛んで好きなことをできるのも、自分の意志をゲームに反映できてうれしいポイントですね('ω')!
街につくと、定期的に地震が起こり住人たちが騒いでいます。数百年くらい前に、私が固めた火山が爆発しそうなんだとか……。なんか、ごめん……('ω')。その時はそうするしかなかったんですが、火山を固めたことが原因で街が吹っ飛ぶ危機みたいです。このままにしておくのも心苦しいので、どうにかしてもう一度この街を救っていきます!
ツキジマを北上していくと、トカゲのような見た目のサラマンダーという種族が住んでいました。敵ではなく人間には友好的なようで、今にも火山が噴火するから、麓の人間には逃げてほしいんだとか。いいヤツだ……。君たちは逃げないのかと聞いても「火山と共に生きるのが我々の定めだ」と言って、噴火を甘んじて受け入れる覚悟みたいです。
サラマンダーに言われたまま、麓の人間に逃げるよう伝え、ツキジマの人間は避難が完了しました。これで噴火を万が一私が止められなくても、ツキジマの住人は大丈夫です('ω')。
サラマンダーの族長に「死ぬぞ!」と止められましたが、ここから男気で噴火を止めに行きます。火山の頂上につくと、そこそこ強いヘルバウンド3体と、岩が立ちはだかってきます。噴火したらこのモンスターたちも死んでしまうので、今は協力してくれよと思いつつ倒していきます。
毎ターン岩からの熱風で全体ダメージを受け、ヘルバウンド3体は倒しても、2ターン毎に復活を繰り返します。3体すべて倒すと単体攻撃が岩にも入る仕組みで、これがなかなか厄介。3体同時に倒すのがシンプルにむずい!!!!! ただ全体攻撃はこれを無視して岩にダメージを与えることができるので、私はヘルバウンドをみね打ちや、動くなで動きを止めつつ全体攻撃でゴリ押ししました。
思っている以上にきついイベントですが、なんとか岩を砕ききりました。すると一気に溶岩が流れてきて、これで2人がLP(ライフポイント)持っていかれました(TT)。かなり痛い置き土産です(;_;)。
何はともあれ、噴火を防げました! 再度サラマンダーに会うために、溶岩を渡れる石船をサラマットのジャングルから見つけてきます。なんでこんなところにあるんだって感じですが、おいてあるのでパクっていきます。
石船がある道を少し行くと、女だけの村がありました。ジャングルの茂みから女たちを見ていると「男が来たら殺すのよ!」とんでもなく物騒なこと言ってる!? え!!! なんで!!! すごく気になりますが、今はサラマンダーに会うことが最優先、万が一殺されたら困るので首を突っ込むのはやめておきます。
ジャングルを後にし、再びサラマンダーに会いに行くと、ここでサラマンダーが仲間に加わります。サラマンダーは斧、体術と火の術法が得意で、熱属性に対して無敵。腕力、体力、LPが高く、魔力もそこそこ高いため、魔法戦士として使うことも可能らしく、格闘家の上位互換といった感じでしょうか。リアルでオオトカゲを飼っている私には、かなりうれしい子が仲間になってくれました!
次の年代ジャンプ時は、サラマンダーを仲間に入れることを考えつつ、また未開の地を探索していきます。今度はエイルネップという街に来ました。
街につきまずは住人へ聞き込みをすると、皆口々に「女王様は素晴らしい」と言います。
聞いていくと、その素晴らしい女王が塔に閉じ込められてしまっているらしいのですが、なんか怪しい……。「女王は素晴らしい!」もうみんなそれしか言わないんだもん。この街に女性がいないのも、さっきみつけた女性だけの村も相まって、気になりすぎる。神殿の守護者がいて神殿の奥に入れない女王。バーのマスターがこの情報教えてくれたんですが、これ怪しいを通り越して魔術師とかなにかでしょ!
ひとまず、百聞は一見にしかずで、塔に行ってみます。
エイルネップの塔に入ると、中の構造は比較的分かりやすいもので、迷路みたいにはなっていません。階段を登ったり降りたり、行ける道を進んでいけば最深部までたどり着けます。
最深部に着くと、踊り子のような女性が1人。あ! 女王様発見!!! 住人は女王が閉じ込められてしまっていると言っていたので、てっきり迎えに行けば帰るという流れになると思っていたのに、女王はここより先の神殿に行きたいと言い始めます。
「強いのね、神殿に行きたいのに強いモンスターがいて奥に行けないの……。倒して下さい。」とお願いされます。え……、バーのマスターはそこにいるのは神殿を守る守護神?って言ってたよ。あ、怪しすぎる……((((;゚Д゚))))。か、帰ろうよ女王……。
この女王からのお願いを断ると、戦闘になり七英雄の1人ロックブーケが姿を表しました。めちゃくちゃ可愛いけど、気が強そうなねぇちゃんです!
ロックブーケ戦で一番厄介な技が、全体精神攻撃のテンプテーション。男性を魅了し、支配下に置く技で出してきた1回目に見切れないとかなりきついです。女性皇帝やメンバーを女性メインにしておけば、このテンプテーション男性にのみ効く技なので回避することが可能です。そうとは知らず5人全員が男性メンバーで来てしまったので、もう「見切れ!!!!」と私は神頼みです!!!
すると祈りが通じたのか軍師とイーストガードがこれを見切り、ソーモンの指輪(精神攻撃無効防具)をしていた皇帝も無傷。3人が動けるなら勝機はあります! 戦う前にセーブしておいて、テンプテーションを見きれなかったらやり直さないと、正直男パーティーは辛すぎるかもです(TT)。
とりあえずこちらは3人動けるので、このまま戦闘を続行。毎ターン、ロックブーケに999の回復が入るので、なかなかHPを削ることができませんが、数十分格闘し、ようやく倒すことができました。
5人目の七英雄ロックブーケを倒すとサラマットを平定し、年代ジャンプが起こりました。そして次の皇帝はなんと……、ゲーム開始時に決めた“くろみ”です!! ここで出てくるんですね(笑)。最初に決めたけどプレイするキャラクターにはずっと名前がついていたので、なんで名前つけたんだろうと不思議だったのがここで解決しました!
皇帝を最初に名前をつけたプレイヤーに決定すると、イベントが始まります。ゲームがスタートしてすぐに倒したはずのクジンシーが、復活したというのです。思い返すと、たしかに意味深な発言はあった……。これのことだったのか……。
七英雄は自分の本体をこの世界のどこかに隠し、普段は仮初めの姿で生活しているそう。仮の肉体が倒されても本体が無事なら、今回のクジンシーのように長い眠りの期間を経て、また復活できるそうです。ということで、結局まだ誰も倒せていない!!!
そして七英雄には血の誓いがあるそうで、自分が七英雄最後の1人になれば、本体の場所に行き、何がなんでも守らなければいけない。なので我々はそこで戦いを挑むしかない! とのことなのですが、クジンシーが復活するまで1,000年くらいかかっているので、まあ割りと時間ある? と思いきや、継承は今回で最後になるらしく、ここですべて終わらせなければならないらしいです。
こうなるといきなり、今までの冒険がここまでのプロローグ的な気がしてきました。
どうやらここからが本気の戦いっぽいぞ!? とても楽しみなんですが今回の記事はここまでになります! 次回から最後の皇帝くろみの戦いに入りますので、お楽しみに! 今回もご清覧ありがとうございました!