インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴、「ロマサガ2」で最強(?)のザコ敵ノスフェランを討つ
2023年8月26日 08:00
こんにちは、黒田瑞貴です。今回も1993年にスクエア(現スクエア・エニックス)から発売された「ロマンシングサ・ガ2」をプレイしていきます! 「ロマンシングサ・ガ2」はスーパーファミコン用に今から30年前に発売されたRPGで、ロマンシングサ・ガに続く第2作品目、サガシリーズとしては第5作品目になります。言わずとしれた大人気作ということで、プレイされたことがある方や名前を聞いたことがある方はかなり多いのではないでしょうか('ω')?
ロマサガ2は2016年にリマスター版が発売され、WiiやPlayStation Vita、今ではスマホアプリ版なども配信され幅広い世代に愛されている作品です。私はSteamでリマスター版を3,259円で購入しました。グラフィックスやストーリーなどさらにパワーアップしたロマサガ2の魅力を、今回も深掘りしていきます!
まずは前回までのあらすじなんですが、七英雄の1人クジンシーを倒し、皇位継承で主人公を初期のジェラールから新しく仲間になった格闘家に変更しました! 始めてからストーリー上では181年が経ちましたが、まだまだ強いモブに四苦八苦しているところです(TT)。
武装商船との話し合いが終わり、モーベルムの街をあとにすると、帝国では術法研究所ができていました。ここからは、パーティーメンバー全員が技と術を使って戦闘が行なえるようです。より一層戦闘での自由度が上がりました('ω')。
お城に戻り、NPCに話しかけると、どうやらカンバーランドのハロルド王が会いたいと言っているらしいので、カンバーランドに向かいます!
船で新しく開けたマップ上のダグラスという街に向かいます。ストーリーが進むに連れて、マップがどんどん開けていくのですが、すでにどの船着き場からどこに行けるのか把握できていません……。マップが広いのはとてもテンション上がるんですが、私の脳みそが全然ついていけてないです('ω')。
ダグラスの街につくと、今まで同様武器屋があったり、宿屋があったりと特段変わった感じはありません。平和って感じです。NPCに話しかけつつ街中を散策していると、畑から抜け道を発見!! どこに続いているのかは、行ってみれば分かるということで、ぐんぐん進んでいきます! 前にもダンジョンのボス部屋が隠れていたりしたので、こういう細かいギミックは見逃さないようにしていきたいですね。
畑の抜け道を進んでいくと、窓が出てきました。なんなのかは分かりませんが、好奇心には勝てませんよね。しっかり不法侵入していきます。
RPGではほとんどの家に不法侵入していると思うので、今さらではありますが、ドアからではなく、窓から入るのは少々罪悪感が湧きました。しかしこれはゲーム、何事もなくストーリーは進んでいきます。そして不法侵入先はなんと、行きたかったハロルド氏のお城でした。
方向音痴の私がカンバーランドも分からずうろうろしていたら、ハロルド王に会えたので、ここでようやく、ここダグラスはカンバーランドだということが分かりました。みんな、ダグラスはカンバーランドだ。
話しかけると、息子や娘に会って欲しいと言われます。私は言われた通り、娘息子に会いに行くことにします。
まずは娘ソフィアに会いに行きました。住民からも慕われていて、頭も切れる優しい人間だそうです。完璧じゃないかソフィア('ω')。
次に長男のゲオルグに会いに行きます。ソフィア同様、町の統治を任せられていて、若いのに素晴らしいですね。
末っ子のトーマにも会ったので、再度ハロルド王に話しかけに行きます。すると
「いかがでしたか?」
→当然長男のゲオルグ
→知性的なソフィア
→ハロルドお気に入りのトーマ
→よく解らないし、関係ないな
え! ここで選択肢!? しかも、これ次期国王決めるってことでしょ? 予想外なんですけど!
ロマサガ2ではフリーシナリオというシステムを採用していて、プレイヤーの選択に合わせてストーリーがどんどん分岐していきます。皇位継承もその1つですが、主にストーリー上で展開されるこの分岐で決まっていきます。今までの大きな分岐点としては、私は格闘家を仲間にできて、武装商船団は仲間にできませんでした……。この選択も後に響いてくると思うと、簡単に決められない(TT)!!!
本音では、「いや関係ないし、自分の国でしょ、好きにしなよ」ですが、う－－－－ん。悩んだ挙げ句、ソフィアは街の人からの支持も熱いし、知的だし、賢い女の子がタイプなので、私はソフィアを推すことにしました。この答えに国王はソフィアいいよね! とウキウキ。さっきまで末っ子のトーマを激推ししていたじゃないか……。
王様と離れ、ベッドで眠ると突然「ハロルド様が亡くなられた!」と訃報が。え!!!! さっきまで元気だったのに!? あまりに突然だったので、ゲームの事とはいえびっくりしました。
どこかに遺言とか何かないかと城内を探しましたが、もちろんハロルド王の姿も遺言もなく……。城内にいたNPCが「こんな時にトーマ様は一体どこへ!」といっていましたが、ほんとそれです。あんなに寵愛を受けていたのにどこ行ったんだ、トーマ。
とりあえずトーマを探すために、ソフィアのもとに行ってみると、今回の一連の事件は仕組まれているものだと判明します。トーマに成りすました者が、王国を乗っ取ろうとしていて、きっと本物のトーマは捉えられているに違いないと。さすが頭の切れるソフィア、私の見込んだ女だ。ゲオルグとも合流し、捕まっているであろうトーマを助けに行くことに。
その前に攻めて来ているモンスターをまずは追い払い。
城まで開けられた穴を塞ぐため、穴に突入していきます。勇者ってすごいですよね、モンスターが掘った穴にも平気で入っていくんだもん。いちいち自分(リアル)だったらと考えてしまう性分なので、勇者への尊敬が止まりません。ロマサガの世界線なら絶対に格闘家のような近接メインの職業にはつかないし、なるだけ遠距離で戦いたいですよね。弓とか、魔法とか。スライムとか殴って手溶けたらどうするのとか考えちゃいますからね。
そんなことを考えていると、今までで一番触りたくない感じのボスが出現。おっきなイモムシ(デューンウォーム)……。地裂撃という範囲技に気をつけつつも、体感は中ボスといった感じ。ここはLPを少し削られつつもクリアです。塩とか撒いたらいいんじゃないかとか、思いました。
デューンウォームを倒し、一度ゲオルグの城に戻ると、ゲオルグからトーマがいるであろうダグラス城の奪還作戦を提案されます。ゲオルグとソフィアにダグラスの町の外に敵を引き付けるよう頼み、私が城からトーマを探す作戦になりました。作戦が決まったので、すぐにダグラスに向かいます。
ダグラスにつくと「警備が手薄だぜ!」と文字アイコンが出ます。え? ほんと? 目の前にめちゃんこ強そうな方いらっしゃるんですけど。
手薄……なのか……? ドットだと、上裸のセフィ◯スにしか見えない……。絶対強いじゃん。戦いたくない…。
気がついたら、私は尻尾を巻いてUターン。最初にダグラスに来たときに見つけた、不法侵入ルートを走っていました。
不法侵入したおかげで、あの強そうな敵とは戦わなくてすみましたが、城内はモンスターだらけ。連戦しつつ地道にトーマを探していきます。そして、ようやく囚われてると思われる城内の地下牢に着いたのですが、肝心のトーマが見当たりません。
えええ……、いないんですけど。
あっ。
この日の私は冴えていたのか、地下牢の火が1つだけ消えているのに気が付きました。その前に隠し部屋が存在し、そこにトーマも捉えられていました。ロマサガ2には結構こういう仕掛けがダンジョン内にあり、私もしっかり引っかかってきたのですが、そろそろ慣れてきましたよ!
もう隠し部屋には引っかからないぞ('ω')! 無事トーマを救出し、ここからはこの一連の事件の犯人、サイフリートというやつを追っていきます。
ソフィアがキレッキレなので、どんどんこの一連の事件の答えを教えてくれるんですが、これが選択の結果なのでしょうか……? 他の人を選んでいたらどうなっていたんでしょう……。もっと攻略が困難になっていたり、別ルートがあったのでしょうか。気になる…他のルートもやりたくなってしまう…。昔は分岐があるゲームはノート取ってたりしたんですが、この気持ちすごく懐かしいです(笑)。
今はネットで調べれば、いくらでも答えは載っているんですが、ここはあえて見ないでソフィアを選んだ私が正しいと思うことにしました。ソフィア最高です。友だちがやっていたら、「お前選択何にしたんww」ってとても聞きたかったです。
サイフリートがいる砦に着くと、もちろん中はダンジョンになっていて、モンスターが待ち構えていました。
このダンジョン内にサイフリートがいるので、探していきたいんですが、その前に……。
うわぁぁぁぁぁああ(TT)。
出ました……。前回勝てなかった、その辺のボスより強いモブ、ノスフェランです(;_;)。私が苦手なのか……? いや、モブなのに即死攻撃持ってるのアウトだろ……。2回攻撃なのも、許せないぜ! 一番許せないのは、こんなに強いのにこの子がモブで、わりと出てくるってことだけど!!!!!
今回も逃げるか迷いましたが、いったん戦ってみることに。もしかしたら、強い技を閃くかもしれないし……(ロマサガでは対峙する敵の強さによって、技などを新しく覚えるパーセンテージが変わります)。
ゴリ押ししか知らない私は、ほぼ無策で戦っていきます。心の中は「サクションだけは来るな、サクションだけはやめてくれ。」の運頼みです。この願いが通じたのか、今回は1度もサクション(即死攻撃)を打たれず、なんと勝利。
「か、勝った……。勝てた……」。
なぜかボス戦に勝利したときよりも、感動しました。ゼラチナスマター以来の衝撃です。あのノスフェランに、勝てました……。
ノスフェランを倒した勢いそのままに、サイフリートがいる砦の奥まで到着することができました。サイフリートは3人の衛兵に囲まれていて、これを1人ずつ倒していきます。
そして最後に残ったサイフリートと対峙すると、サイフリートは七英雄に頼み、永遠の命を手に入れるという夢を語りだします。命を与えたりできるって、七英雄ってもう神のような存在なんですね……。
私も最近苦しんでいる、花粉症を治してほしいとかなら分かりますが、永遠の命なんぞ歪んでいます。しかも、たくさんの人に迷惑をかけるなんて言語道断。ここで成敗します。
サイフリートの攻撃は全て術で、全体に混乱を付与するプリズムライトや、行動阻害のサイクロンスクィーズ。これに加えて全体攻撃のダイアモンドダストと、なかなか厄介。ダイアモンドダストは死なないギリギリくらいまで、全員の体力を削っていきます。強い……。連続で打たれたら、もう全員アウトです。
北海道で見たダイアモンドダストを思い出せば、確かにコレくらいの威力はあるので、まぁ納得です。あれは一歩間違ったら死ぬ寒さでした。脳筋ゴリラなので、ここもLP削られつつも強行突破していきます。こっちだってわざわざノスフェランとか強いやつと逃げずに戦って、閃いてきた技があるんじゃい。
サイフリート戦を終え、ダグラスのお城に戻ると、トーマから国の支配権を献上されます。いやいや、そんな……。さすがに国をあげるのは、という私の考えをよそに、主人公フリッツは快諾。カンバーランドが帝国の一部になりました。マップ音痴がさらに加速しそうです。
そしてここから年代ジャンプ! 皇位継承が起こります。今回は82年ジャンプしました。また4人から主人公を選んでいくんですが、今回の年代も私は、なんだかんだ戦いやすかった格闘家で行こうかと思います。
非常口のようなポーズをしているキャラクターに光が降り注ぎ、継承が行なわれます。
格闘家「やるぞ!」
ちょっと不安になるこの感じ、デジャブです。脳筋の私にぴったりなムキムキボディの格闘家皇帝の爆誕です。
そして今回の年代から、カンバーランドの一件で“ホーリーオーダー”が仲間になりました。全く聞き慣れない職種で、見当がつきませんが、果たして強いのでしょうか。
年代が変わったため、また新しくパーティーを組んでいくのですが、今回はどんな編成にしようか迷っていると、配信中コメントでみんながこぞって「ホーリーオーダーはいいぞぉ(ニヤニヤ)」「ホーリーオーダーはいいぞぉ(ニヤニヤ)」と言ってきました。配信でリスナーさんが一致団結していると、少々不安がよぎるんですが(失礼)、新しく入った仲間は使ってみたいし、ホーリーオーダーを入れてみることに。
その後も「ホーリーオーダーはいいぞぉ(ニヤニヤ)」が続いたので、倍プッシュで男女共にパーティーに入れたのですが、2人とも得意な能力分布が違って、余計にホーリーオーダーという職種が分からなくなりました。
弓兵なら弓のゲージが男女共に高いように、ホーリーオーダーも能力値から何か分かるかなと思っていましたが……。う－－－ん、なんなのでしょう、ホーリーオーダーとは。
残りの2名も決定し、新しいパーティーが完成しました! パーティメンバーの5分の2の能力が不明なホーリーパーティーです。
ホーリーオーダーが気になりすぎるんですが、今回はここで終わりになります。改めて、ノスフェラン倒せてまじでうれしい……。戦闘回数による敵の戦闘力の上昇システムが使われているロマンシングサ・ガ2だからこそ、モブでも勝てたら普通にうれしいし、達成感があります。この達成感は戦闘スタイルの自由度にも由来しているかも知れません。自分の戦闘スタイルや性格を反映させた戦闘で勝てるからこそ、意味があって面白いです。
偶然勝てたノスフェラン戦の余韻に浸りながら、今日は失礼します。ということで、今回もご清覧ありがとうございました。次回もお楽しみに!
