インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴、「ロマサガ2」のボスシステムにおののく
2023年8月12日 08:00
こんにちは黒田瑞貴です! 今回も1993年にスクエア(現スクエア・エニックス)から発売された『ロマンシングサ・ガ2』をプレイしていきます! 本作品は「ロマンシングサ・ガ」に続く2作目、サガシリーズとしては5作品目にあたります。サガシリーズの中でも特に人気のあるロマサガ2は、今から30年前に発売されました! 2016年にはリマスター版が発売され、WiiやPlayStation、スマホでもプレイができるようになり、今でも王道RPGとして幅広い世代に愛されている作品です('ω')! 私はSteam版を3,259円で購入しました!
「そんなモンスターいたな〜」「私はこう攻略した」など、当時を思い出しながら記事を読んで下さるとうれしいです('ω')! では、今回もロマサガ2の魅力を深堀りしていきます!
前回までに七英雄の1人クジンシーを倒し、皇帝を継承。主人公がジェラールから、私の選んだ格闘家のフリッツに変わりました! 1人のキャラクターをどんどんレベリングしてボスを薙ぎ倒すという従来のRPGとは違い、何世代にも渡って新しいキャラクターとパーティーを強くしていき、意志を継いで七英雄を倒していきます('ω')。筆者が大好きなJOJOみたいですね('ω')
1回目の皇位継承をすると、181年も時が過ぎ、私の育てたパーティーメンバーは1人もいなくなっていました。その代わりに当時のメンバーが覚えた技や武器などが、次世代に受け継がれ、文明が少しグレードアップしたところから今回はスタートしていきます。
私の育てた初期メンは、幸せに死ねたのだろうか……? なぜかそんな事が気になるタイプなんですが、先に進みます。新しい街モーベルムに行き、船着き場に発着する船に乗ると、船員からメッシナ鉱山にいるモンスター達をどうにかしてくれたら、支配下に加わると交換条件を出されました。これは格闘家が仲間になった時のような流れ。もしや商人とか船乗りもメンバーにできるのでしょうか。
期待を胸にメッシナ鉱山に到着。洞窟の中を散策していきます。すると、いました……。ここの洞窟にも宿敵スライムが( ;∀;)。しかし前回までの私ではないです。今回のパーティーメンバーは、モブ戦の事も考えバランスよく組みたてたつもりです!!
ライトボールしかなかった前回とはうって変わって、魔法や槍、剣による攻撃もできるので、体術や棍棒のような打撃系攻撃無効のスライムにも、ようやくモブ戦らしい戦闘を行なうことができました。前回までスライムにも中ボスのような戦闘時間を要していたので、これは成長を感じる……。ありがとう新メンバー( ;∀;)!
スライムとの戦闘は順調だったのですが、この後メッシナ鉱山にでてくるモンスターは、今の私には比較的強くて、苦戦を強いられました( ;∀;)。
右往左往しながら最深部近くに着くと、なんだかめちゃくちゃ強そうな"ノスフェラン"という敵が出てきました。このノスフェランと言う敵、2回連続攻撃で、クジンシーも使っていた"サクション"も使ってきます( ;∀;)。ただクジンシーの使っていたサクションとは少しだけ違って、LPを全部吸い取られるキャラクター即ロストのものではないのですが、それでもワンパンです。モブなのにさすがに強すぎないか( ;∀;)?
仲間2人のLPが吸われ、いやこれはさすがにまずいと思い、ここで退却を選択。あまりに強いので、こいつは避けて通ることに('ω')。諦めも重要ですね('ω')。うん。
別のルートを探っていると、宝箱のある部屋に着き、お金と装備をゲット。しかしまだダンジョンは続いています。ボスはどこにいるんでしょうか……。
もしかして、洞窟の外にほかのダンジョン的な何かがあったのでは? と思い洞窟を出て、周囲を探ってみたり、洞窟の中を隈なく探してみても、ボス部屋的なものは見つかりません。
となると、あのノスフェランとかいう奴が、とても怪しく思えてきました。このゲームでは、戦闘画面に移るとしっかりとしたキャラクターが表記されますが、ダンジョンを歩いているだけの通常の画面では、モブとボスのキャラクターは区別がつきません。
分かっていたのに何故ボスだと思わなかった私( ;∀;)!!! あまりに、ダンジョン内にしれっといるもんだから、くそぉおおお( ;∀;)。泣きながらダンジョンにもう1度もぐり、最深部を目指します。最深部に到着し、もう1度ノスフェランを見つけました。ここはやるしかありません!
と思いましたが、まじで強いノスフェランを前に、技を閃いたのでここであっさり退却。いや無理! 強すぎ( ;∀;)! これ勝てるのかな……。さすがボス、どうすればいいのか全く分からない。このまま戦っていては、いたずらに仲間のLPを吸われていくだけだ。とりあえず閃いた技を保管したいのでここでセーブをし、態勢を整えもう1度ノスフェランに挑みます。
近寄り、ぶつかると……。
「屍竜」
あれ?? ノスフェランは( ;∀;)? ボスはどこに行ったの……?
ここでようやく気が付いたのですが、ノスフェランはどうやらボスではないらしいのです。ただのモブキャラらしいので、わりとコンスタントに会えるらしいのです。嘘でしょ……。これはかなりの衝撃でした。ノスフェランをモブだと思って、モブじゃなくて、モブでした。モブでこの強さはだめだよ、スクエニさん。
ラインこえてる雑魚に戸惑いを隠せないのですが、だとしたら本当にボスはどこにいるんだって話です。何も分からないので、こういう時はRPGの基本中の基本、片っ端からNPCに声をかけまくる! すると、ダンジョン内のNPCの1人が「右奥がボスのいる部屋だよ」と教えてくれました。
洞窟内は既に昨日行きつくしたんだけど……。と思いつつ右奥に向かってみると、マップには表示されていませんが、通り抜けられるようになっていて、ここがボスの隠し部屋になっていました。うわぁ、普通に引っ掛かってしまった( ;∀;)! 全然気が付かなかった……。
よーく見るとマップ内の木枠が、そこだけなくなっていて道が続いています。リマスター版でボス部屋を教えてくれるNPCは、本家ではいないらしく皆さん自力で見つけるらしいんですが、ありがとうリマスター版( ;∀;)! やさしさでできている!
中に入り、ようやく会うことが叶ったボスは水の精霊4人衆でした。ダンジョン内で1人見かけたぞ('ω')! モブで出現するくらいなら、そんなになのか? なんて思いつつ、まずはみね打ちと影ぬいで相手を麻痺させにいきます。
しかし、みね打ちや影ぬいのような麻痺技は、水の精霊には効かないようです。次に水の精霊のターンが来て「ダイアモンドダスト」一撃で全員のHPが半分以下に( ;∀;)。パーティーメンバーに回復を入れていたら、もう1度「ダイアモンドダスト」! はやくも2人が戦闘不能に……。
なるほど、ゼラチナスマターの時のように最初は防御に徹して、相手にMP全部吐かせてから、戦うべきなのか。それともなにか有効打があるのでしょうか。状態異常攻撃は麻痺に加えて毒やスタン、暗闇も効かないみたいなので、相手の行動を止めてどうこうはできなさそうです。
とりあえずここは立て直そう! こんな序盤に2人も欠けていては、何のための人数有利! セーブしていたボス目の前からやり直します。
MPの概念って、ゼラチナスマターの時のようにあるのかな……、と思いつつ再度ボスに挑むと。
「土の精霊」
え? あれれ('ω')? 水の精霊四人衆は?
ロマサガ2、まさかのボスさえもランダムだった……!!!
再度、私の中に衝撃が走ります。重要度の低いボスは数体の中からランダム選出らしく、今回は土の精霊が出てきました。ただ1人で来るということは……、これは経験上、水の精霊よりもはるかに強いタイプ……。どっちのほうが攻略しやすいんだろう。と思っていると、土の精霊にあっさり勝利。
嘘だ……。こいつがここのボスだとしたら、ノスフェランも水の精霊もなんなんだよ! あいつらめちゃくちゃ強いじゃないかよ!!!
MP吐かせる作戦も1人の方が効率良いし、私的な攻略は"土の精霊"が出てくるまでガチャでした。戦闘の自由度の高いゲームなので、人によって攻略の仕方が全然違って、リスナーさんに聞いても本当に十人十色。私の、序盤ずっと防御してMP吐かせる戦闘方法は初めて見たって人もいたので、自分の色を出した戦闘スタイルが可能なのも、ロマサガ2の魅力の1つですね!
ようやくメッシナ鉱山を攻略できたので、依頼された商船の船員に再度話しかけに行きます。「さすがは皇帝陛下! 次は船底のそうじをしてもらいましょうか」。おい! すごい大変だったんだぞ( ;∀;)! 良いように使われている気がしますが、従うしかなさそうなので、船底の掃除に行きます。
言われるがまま、船底の掃除をしていると、勝手に船が動き出します。
船上に出てみると、もう海の上でした。元の街に戻れるのか不安になりつつも、船底に戻るとホコリが再配置されているので、片づけていきます。ホコリの再配置って人生で初めて使いました。(笑)
船をウロウロしていたら、新しい町につきこの商船の船長っぽい人が話しかけてきました。
「皇帝陛下、一体どんな御用件でしょうか?」
帝国に所属する全ての船の安全保証をしてほしいとの要件を伝えると、通行料を求められます。この選択ミスったら船長仲間になってくれないのかな……( ;∀;)。船長は仲間になってほしいですが、まずは自分の直感を信じ、通行料は払わずこの商船との同盟を組むことにしました!
結果から言うと、この船長さんは仲間になってくれませんでした( ;∀;)。モーベルムの街に着いてすぐ最初に話しかけた船員の言葉もこの分岐に関係するらしく、何通りかある選択肢の中から仲間になってくれる2通りを私は導き出せませんでした( ;∀;)。
最初に出会った船員に「支配下にはいれ」と言い、武装した船員との戦闘に勝利すると、仲間になってくれるらしいのですが、どうやら最初から間違えていたみたいです('ω')。やり直してもいいのですが、まずはこのままクリアまで目指してみようと思います!
武装商船団との話が終わると、マップが開き2つ目の地区が解放されました。帝国のエリアが拡大していきます('ω')!
ストーリーが進んだみたいなのでいったんアバロンに帰り、街中をのぞいてみると頼んでいた武器が完成していたり、小さな楽しみの1つ、アバロンの木も成長していました(笑)。前回181年で全く成長を見せなかったアバロンの木が、ここにきて短期間でこの成長は著しいです(笑)。
そして一番驚いたのが、術法研究所ができていました! 言われた建物に向かうと
なんともテンションの上がる、THE魔法院が!!! これは見た目からもかなり上がりますね('ω')!! 中に入ると、天、土、水、風、火の属性ごとに部屋があり、そこで各属性の術の継承をしてもらえるみたいです。これで全員が術を使えるようになりました。これはうれしい!
術も技と同じく1人最大8個まで覚えられるらしいのですが、8個全て埋めてしまうと、新しい術や技を閃かなくなってしまうそうなので、ここは注意が必要です。私は完全にそのことを忘れていたので、全員の技スタックがパンパンでした('ω')。これからは定期的に整理しようと思います……。
術の場合は属性相性もあるらしく、水に対して火、風に対して土が反発属性にあるらしく同時に覚えることができません。天は全員が覚えられるらしいです。これを踏まえて、私は1人3属性づつ覚えさせました。
ほかにも術法研究所の地下には、怪しげな地下水道がありました。逆に怪しげじゃない地下水道は見たことないのですが、ここにももれなく開かずの間が……! なにかの伏線かと思うのですが、今はまだ開けられません。
まだまだ先のストーリーが気になりますが、今回はここまでになります! 最初からやれることが多いなと思っていましたが、ストーリーが進んでいくごとにさらに選択肢が増え、自分が反映されていく感じがします。ストーリーが決まっているRPGとはまた少し違った感じで、30年も前のゲームですが私には新しいです。
モブ戦さえも緊張感のあるロマサガ2、気になったらぜひ公式ページをのぞいてみて下さい('ω')!