インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴、「ロマサガ2」でクジンシーを討つも、スライムに詰まされる……
- 黒田 瑞貴
2023年7月15日 08:00
こんにちは、黒田瑞貴です。今回も1993年にスクエア(現スクエア・エニックス)から発売された「ロマンシングサ・ガ2」を前回の続きからプレイしていきます! 30年前に発売されたスーパーファミコン用RPGで、この世代を代表するヒット作の1つです! 2016年にはリマスター版が発売され、Wii、Playstation、iOS版など今でも幅広い世代に愛されている作品です。私はそのリマスター版をSteamで3,259円で購入しました!
面白さはそのままに、綺麗になったOPムービーや追加ストーリーなど、さらに強くなったロマサガ2の魅力を今回も記事にしていこうと思います!
前回、操作方法や、だいたいのゲームの仕様を確認しつつ、ストーリーを進めていきました。ストーリーを進めていくと、かつて世界を救った七英雄達が、今はなぜか全員が敵になっていることが判明。
あれ!? 全員仲間にして、悪と戦うのではと言う私の予想は大きく外れ、クジンシーと言う七英雄の1人に、国王である父親と兄が殺されてしまいます。そして王国が弱ったところにモンスターが攻めてきました。
前回進めたここまでが決まったシナリオになっていて、この先からが「ロマンシングサ・ガ」シリーズ特有の"フリーシナリオ"になっていきます。前作では主人公キャラクターの選択で大きくストーリーが分岐しているそうですが、今作では皇位継承システムで中心になるキャラクターが変化していくため、前作よりさらに分岐が増えています。
なので、「ん? 昔プレイした内容と違うかも……」と思ったら、私が皆さんと違う選択をしたから少しずつ未来(結末)が変わってしまった可能性があります。無知で無粋な初心者です……、どうか温かい目で見守ってください……。
では早速、続きからスタート。王国に攻めて来たモンスターを一掃していきます。
モンスターたちを一掃するとシーンが変わり、襲ってきたのは王国から西に住処があるゴブリン達と判明しました。ここから選択で、
→そこへ行く(ゴブリンの住処)
→ソーモンへ行く
に分かれています。
驚きなのが、ストーリーが始まったばかりですが、ここで「ソーモンへ行く」を選択すると、もう7人中1人目のボス戦なんです。
RPGでよくあるレベリングですが、ロマンシングサ・ガ2では戦闘回数による敵ランクの上昇方式が採用されているため、ボスのレベルが固定値で決まっていません。自分が強くなってから挑めば、同様にそれに合わせて敵も強くなっているのです。今の弱いまま行けば、ボスも弱い。ここが難しいところなのですが、私はビビッているのでいったんゴブリンの巣に向かうことにしました。
「ソーモン攻略前に後方の安全を確保する!」。ビビったプレイヤーをよそに、主人公ジェラールがそれらしいことを言ってくれています。ダンジョンに入り先に進んでいき、順調にゴブリンのボスまで到着。ゴブリンキングが出てきました。どうやらこれが、ここのボスっぽいです。
ごり押しで、強い技を繰り出していると、ゴブリンが「ファイナルストライク」という必殺技的なものを出してきました。
「ファイナルストライク」は範囲攻撃で、もろに食らった前衛は1番体力も防御力もあるはずのベアなのにワンパン昇天。うわ〜これ確定で1人持ってける技なの( ;∀;)? 連発されるとまずいと思っていましたが、この攻撃は1度キリで、使用後は剣が壊れてしまうそうです。
1度キリの必殺技で助かった( ;∀;)。このまま脳筋で押し切り、ゴブリンキングを倒しました。キングを倒すとゴブリンソードが手に入りました。この剣でさっきの「ファイナルストライク」を打てるみたいです! 2つ手に入れたので、このままクジンシーいったら勝てるのでは!?
ということで、すぐさま王国に戻り1人目のボス"クジンシー"のいるソーモンへ出発! ソーモンに着いてからは、これ以上敵に強くなってほしくないので、華麗なキャラコンで雑魚敵をかわしつつ、クジンシーの元に到着。
ぶつくさクジンシーが言ってきますが、丸無視して戦闘に! 速攻でゴブリンソードの「ファイナルストライク」を撃っていきます……。が、「ん? 全然効いてない……」。予定ではもうジリ貧くらいまで削れる予定だったのですが。他の攻撃よりも多少強い程度。これは誤算。ともあれ、もうここまで来ちゃったのでなんとかして倒します!
「ポイゾナスブロウ」という単体に毒の付与をする技と「ペイン」と言う敵全体に毒を付与する攻撃がなかなかウザくて、せっかく回復しても、すぐまた撃ってきます。傷薬は売店などにある売り物でなく、数が限られているのにやめてくれぇ! 他の攻撃も多種多様で、その都度回復しつつ戦っていきます。
問題だった即死&キャラ即ロストの「ソウルスティール」はストーリー上で父親のレオンから引き継いだ見切りがあるので、華麗にかわしていきます! ほかにも先頭のベアは「なぎ払い」を見切っているので、これには当たらず1ターン敵の攻撃を回避することができました。
ただただレベルを上げて、キャラクターを強化していくよりも、この見切りや相手にあった技に幅をもたせることがロマンシングサ・ガにおいては大事なんですね!
何度かLP(ライフポイント)が削られてしまいましたが、なんとかクジンシーに勝つことができました! クジンシーが「復讐してやる」と言い残し消えていきます。また眠らなければならぬとも言っていたので、この辺はのちのストーリーで意味がわかってきそうですね。
クジンシーを倒し王国に戻ると、マップに新たに南バレンヌが追加されました。
また冒険に出る前に、城内の椅子に座ると帝国の内政案で、植樹を勧められました。よく分かりませんが、リスナーさんいわく、これもランダム発生なので、出てきたら基本OK! お金は結構かかりますが、進めて行くのがいいらしいです。ゲームでよくある消耗品の傷薬、毒消しのようなものはこのゲームでは買えません。数に限りがある中で消費していくので、今のところお金を使うところがこれくらいしかないのです。
ということで、私の国はアバロンの木を植えることにしました。
ほかにも、以前防具の開発を頼んだ2人に会いに行き、今度は武器の開発をしてもらうことに。
ひとしきり城内でできそうなことが終わったので、マップの新しい南バレンヌに向かってみます。
南バレンヌのニーベルに着くと、どうやらこの国では格闘家が街を守っているらしく、口々に格闘家は強いと住人が言っています。ただその中にも最近格闘家がモンスターを倒せていないと不安視する声も。ストーリー的にこれは格闘家に会いに行く流れだと思い、マップを移動。
格闘家に会うと、この近くに住処があるモンスターを倒したいのだが、ダンジョン内で道を塞いでいるスライムが倒せないとのこと。ボスは俺らが倒すからスライムをやってくれと頼まれました。確かにスライム系に打撃攻撃は通らないので、格闘家では倒せないんでしょうね(・ω・)。
本当に格闘家たちは来てくれるのか、ボスを倒してくれるのか、疑問ではありますが、指定された場所でスライムと戦っていきます。
ダンジョンを進んでいくと、いました、ゼラチナスマター。スライム系でゼラチンマスターと読み間違えましたが、ゼラチナスマターです。
早速戦っていくんですが、「まぁ、言っても中ボスで、しかもスライムでしょ」、という私の軽い気持ちを完全に無視した、クジンシーを上回る火力。さすがに初撃から笑いが止まりませんでした。
横一直線にダメージが通る「電撃」がとても強力で、陣形インペリアルクロスでは一気に3人持っていかれてしまいます。そういえば格闘家が、まとまって戦うなって言ってたな。これのことだったのね……。どう考えても回復が間に合わないので、セーブしていた戦う直前からやり直します。
次は陣形効果なしの一列にして戦っていきます。電撃は強力ですが、当たるのは1人だけなので回復をする余裕は生まれました。
が、またも問題が……。思った以上に電撃の攻撃が続き、回復薬が一気に底をついてしまいました……。こちらは全員を生き返らせることができず、火力が出ません。とてもピンチなんですが、これに対して相手の中ボススライムも、MPを使い切り「電撃」を撃ってきません。攻撃なしで、回復を続けるだけです。
火力の出ない私のパーティーはこの回復量を上回ることができません。つまり何が言いたいかと言いますと、詰みました……。
スライムつよぉ……。戦闘は横一線でこれ以上続けても意味がないので、泣く泣くもう一度セーブポイントからやり直します。普通に戦ったら、さっきの二の舞になるので、ここからは作戦を変更! ゼラチナスマターがMPを使い切るまで回復しつつ防御に徹して、好機を伺うことに。防御はダメージを半分にすることができます。なのでHPが低いキャラクターでもワンパンにはならないのです。
10ターンほど電撃を防御でしのぎきると、ここからは回復のみで攻撃をしてこないので、思う存分攻撃を繰り出すことができます。ビシバシ攻撃してついに中ボスゼラチナスマターを倒すことができました。いやぁ、クジンシーより強かった気がする……。
私のパーティーメンバーがスライム系に弱いのもありますが、思った以上に手こずったな、なんて思いつつ、近くにあった宝箱も開け、この先は行き止まりだったので、ダンジョンから出ることに。雑魚敵との不要な戦闘は極力避けたい!
ダンジョンから出て、格闘家に再度会いに行くと、助かったと喜んでダンジョンに向かっていきます。追いかけていくと、どうやら雑魚敵だと思い戦闘を避けたやつがこのダンジョンのボスだったらしく、結果的にボスだけは自分で倒せた格闘家が大喜び。格闘家が仲間に加わり選択できるようになりました。
ここでボスを自分で倒してしまうと、面子を潰されたと格闘家が激怒するらしく、まさかの格闘家と戦闘になるらしいのです。あぶない……。完全にモブだと思って戦わなかっただけでしたが、結果オーライでした。
この調子でどんどんストーリー進めて、次は更に南下した街ティファールに行きました。
ここの鉱山にモンスターが居るというので、倒しに行くと……。
まさかのトラップだらけのモンスターハウスで、とんでもなく大変。落とし穴がそこら中にあり、落ちると敵に囲まれています(泣)。ありがちっちゃありがちなんですが、何度も落とし穴に引っかかる自分に腹が立ってきます。
パーティーがスライム系のモンスターに弱く、スライム連戦になるこのモンスターハウスは結構きついので、ここでパーティーの見直しをするために一度アバロンに戻りました。が、パーティーは誰かをロストするまで変更不可なことが判明……。
「え……、ど、どうしよ」。ダンジョンを出てしまったので、単純にモンスター配置をリセットしてしまっただけになりました。か、悲しい……。次からはもっとメンバーのバランスを考えて選ばないとだ。
悔しいですが、どうすることもできないので、雑魚敵にめちゃくちゃ時間も傷薬も使いながら先に進んでいきます。こんなに薬使っちゃった……。大丈夫かな(泣)。どう考えてもどっかで補充がないと次の大ボスまでもちません(TT)。
頑張ってモンスターハウスの最深部までたどり着き、ここのボス戦がスタートします。もちろんボスなので強いですが、攻撃が通る分やりようはあります。
この序盤でこんなに手こずっていて、この先私大丈夫なのか……。不安しかないですがモンスターハウスのボス、リザードマンを倒すことができました。そして大量のお金をゲットし、アバロンにいったん帰宅することに。
城内に戻り、王座から左側の部屋にいくと、この国の貯蓄額と、1回の戦闘での収入を見ることができます。171万溜まっているので、武器や内政にもまだまだたくさん使えそうです!
ほかにも国に戻ると、序盤に植えたアバロンの木が街に植えられていました。ここからも収益が出るらしく、街を豊かにすることにも意味があるみたいですね! 何より自分の街を作っていける感じで、これはこれで別の楽しさがありそうです!
今回はここまでで終わりになります! ロマサガならではの、常に緊張感のある戦闘や、ストーリー、攻略方法の自由度、ちょっとでも伝わっていたらうれしいです! 次回もどんどん進めていこうと思います!
それではご清覧ありがとうございました!