インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、「三國志II」で埋伏の毒を回避し、孫堅を討ち取る!

 こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も、1989年にコーエーテクモゲームス(旧光栄)から発売された「三国志II」をプレイしていきます! PC‐8801から始まって、さまざまな端末で発売されている今作品ですが、私はSteam版を1,320円で購入しました。はまりすぎてスマホ版の購入なんかも検討しています……。そんな28歳の日常に侵食しつつある三國志IIの魅力を、今回もみなさんに伝えていけたらと思います!

この連載ではマウスコンピューターさんの「G-Tune P5」を利用しています。主な仕様は、Core i5-11400H、メモリ16GB、SSD 512GB、GeForce GTX 1650、15.6型フルHD液晶を搭載しています
三國志IIタイトル画面

 前回、孫堅軍から31国と23国を奪い取り、君主としての第一歩をようやく踏み出せた感じがしています。孫堅軍は私に国を分断され、2国を残すのみ……。もうマップからショッキングピンク(孫堅軍)が居なくなるのも時間の問題!!勢いこのままに孫堅滅亡まで、頑張ります。

 まず前回の続き。戦争直後なので、兵を整えて、とやっていると、在野武将に“闞沢”という人物が。むむ! これはありがたい! うちの国はいつでも武将が足りないので、能力値に関わらずいつでも人材はウェルカムです('ω')。! と喜んでいると、リスナーさんが「いや、これは孫堅の計略“埋伏の毒”の可能性が!」と教えてくれました。

 どうやら闞沢とは孫堅軍の重鎮らしく、この国に、しかもこのタイミングで在野でいるのはおかしいらしい……。三國志無知すぎて分からなかった……。でもそれが事実なら、確かに不自然です。少し前に孫堅軍の武将一覧を見たときも、ほぼ全員の忠誠度が100でした。「孫堅軍の計略で、この闞沢を登用すれば孫堅は攻めてくるよ」となれば辻褄が合ってきます。

 え……、このゲーム深すぎませんか……。敵がカマかけてきてるってことよね? これ有識者がいなかったら完全に引っ掛かってます。ほぼ毎回記事でこの言葉を言っている気がしますが、ゲーマーが引くくらいこだわりが伝わってきます。とりあえず、ここは怖いので闞沢は登用せず放置することに決めました。

埋伏の毒疑惑の敵国重鎮の闞沢

 この出来事から、闞沢のやってきた23国が次の戦争のターゲットになるのかと考え、兵を集めそちらに向かわせました。しかし、この予想が外れ、孫堅軍甘寧が31国に2万人の軍でやってきました。うううううう( ;∀;)。31国には足腰弱めの呉懿さんしか居ないよぉ( ;∀;)。

 さっきまで迎え撃てたのに! と思うと悔しいですが、もうこれは耐えるしかありません。初の防衛戦。2万の甘寧VS1万の呉懿さんですが行けるのか。

手薄になったところに敵国2万の兵が

 前回の戦争では最後まで戦地にたどり着けなかった、劉焉軍で足腰最弱の呉懿さんですが、防衛戦ならお城から動かないので関係なし! 最初の数日は何もせずに過ごします。近寄ってきたら火計を中心にコマンドを送り、なるべく兵の消耗を抑えていきます。

 ただ、ここにきて天候がとても大事なことに気が付きました。雨だと火が使えない( ;∀;)!!!!雨の日に火がつかないのはとても当たり前なんですが、火計を今までほとんど使ってきてなかったので、戦争に天候と言う概念があったことが驚き。

 画面右側、両軍の総大将のアイコンの間が天候の表示になっていて、“快晴”、“いわし雲”、“雨雲”、“雨”の4種類あります。快晴は火計が成功しやすく、雨では火計は成功しません。他にも武将の知力が高ければ、より成功しやすいそうです。天候を気にしていると1カ月の半分くらいが雨じゃない!?ってくらい雨が多く感じます。

 それでもなんとか、この1カ月を呉懿さん1人でしのぎました。兵は残り3,000人。来月はもたないので、すぐに援軍を送らなければ!

呉懿1人で31国の防衛戦を張ることに

 隣の23国に精鋭が揃っているので、張任、雷同、呉蘭、潘鳳の4人を応援として向かわせます。孫堅軍の応援部隊の可能性も考えると、この甘寧との戦いが孫堅との正念場になると踏んで、魏延と朱霊も隣国から向かわせました。これで兵力も合計6万追加で、呉懿さんが到着まで耐えてくれさえすれば必ず勝てる! 今行くよ呉懿おじぃぃいい!

戦争は2カ月目に突入

 次の月になり、31国の戦争が再開されます。相手の援軍は2万、予想通り援軍を送ってきました。ただ私はもっと援軍用意してるぞ(・∀・)! 待たせたな呉懿! 訓練した足の速い精鋭6万があっという間に呉懿さんの元へ到着、敵兵者共取り囲んで一気に形勢逆転です。

 一時は、城を燃やされたりしましたが、7万の兵力でごり押しして勝てました!

合計7万人VS4万人の大きな戦に

 この戦いで程普という武将も配下にすることができ、2カ月に及ぶ初防衛戦は勝利で終了です('ω')。シンプルにうれしい。

 しかもこの時、孫堅軍本国(21国)では31国に4万の兵を送って手薄になっているところを、袁術軍に狙われていました。武将が留守中を狙うなんて……。袁術ずるい奴だな。しかし袁術軍は敗北。

 いや、負けるんかい!ってところなんですが、それだけ孫堅軍が強いという事なんでしょう……。コマンド8の情報で国の中を見ると、ほとんど兵も残っておらず、孫堅本国はジリ貧。

 これは……。チャァァアアアアアアアンス( ^ω^ )!!全部私が持っていってやる!

 今の孫堅には私の国を襲う体力はありません。この間に在野武将だった、闞沢を登用。前線から内地に送り孫堅の手の届かないところで、働いてもらうことにします。

 在野武将も無駄にしないですむし、孫堅は倒しやすくなってる。いやぁ、もう順調、順調( ^ω^ )! 数々のリセマラを繰り返し、君主の才能がようやく開花してきたのかも知れません。

初防衛戦勝利

 この防衛戦が終わると28国劉繇(リュウヨウ)から同盟を結ぼうと、凡骨君主にお手紙が……。まず目先の孫堅、その次は地図上で上にいる馬超に集中したいと思っていたので、これは願ってもないお誘い! もちろん受けることにしました('ω')! 馬超などが終わって董卓軍とぶつかる時も役に立ちそうです、ふふふふふふふ。

劉繇から同盟のお誘い

 そして立て続けに19国袁術からも、同盟のお願いが来ました。しかも袁術からは、共同作戦の申し込みも一緒に。内容は「21国(孫堅軍)を共同して攻め滅ぼすべし」。明らかに「21国落とす為だけに協力しよ♡」って感じですが、これも次に馬超を見ている私には好都合。さっき1人で倒せてなかったもんね('ω')。

 袁術がいる限り、その後ろにいる董卓、袁紹、陶謙などへの盾にはなります。ワンクッション大事よね。安心できるもん('ω')。同盟も共同作戦も受け入れることにしました。

袁術から同盟と共同作戦のお申し込みが

 私が強くなって、徐々に周りの国の見る目が変わってきたのかもしれない……。なんて思いながらこの千載一遇のチャンスをものにするために、さっき戦争が終わったばかりですが、孫堅軍本国(21国)に攻め入る準備をします。孫堅軍がぼろぼろの今しかない……。事態は急を要すので、張任、魏延、雷同、呉蘭、朱霊の5万人でもう出陣します!

5万の兵力でいよいよ孫堅本国に攻め入る

 総大将孫堅を含む孫堅軍約3万との戦が始まりました。

 「甘寧が一騎打ちを申し込んできました」。

 戦争が始まるとすぐに、31国戦で捕らえ損ねた甘寧から一騎打ちの申し込みが。武力では引けを取らない武将5人と、5万の兵をこちらも用意しています。甘寧の武力を調べていなかった事もあり、ここは危ない橋を渡らずとも勝てる戦なので、一騎打ちは受けないことに。

 「劉焉様、魏延が勝手に受けました」。

勝手に一騎打ちに出かける魏延さん

 いや、嘘でしょ( ;∀;)。どういう事よ……、魏延さぁあん( ;∀;)!!!!!総大将でもないのに魏延は、しゃしゃり出て行ってしまいました。

 そのまま始まる一騎打ち。一騎打ちは前にも紹介しましたが、兵は介入せず武将のみがタイマンで勝負をします。10ラウンド制で、武力=スタミナの概念になっていて、削りあう形になります。しかもこの一騎打ち、仕掛けられて負けたら兵が丸々去っていくという鬼畜仕様です。なので、できる限りやりたくないのよぉおおおおおおお、魏延さぁぁあああああん。

 しかしながら、やる気満々で右腕ブンブン回して去っていく魏延さん。うん、そう。私の国にはこういう漢しかいないのよ。守備側甘寧武力92VS攻撃側魏延武力94がスタート。

 マジで負けたらどうすんの( ;∀;)、とドキドキで見守る中、一騎打ちは引き分けで終了。なんとか戦争は有利のまま進められそうです( ;∀;)。ひやひやした……。心臓に悪いよ。

意図せず始まる一騎打ち

 序盤にハプニングはありましたが、兵力を回復しきれてない孫堅軍は約3万、精鋭のこちらの5万の兵で囲み、戦は順調に進みました。前回23国を取ったことで、孫堅の国を分断することに成功しているので、孫堅軍には逃げ場がありません。そしてついに、孫堅を捕らえることができました!!!

 予定では38国の孫策から叩くつもりでしたが、今しかないと思い、先に君主から狙ったのが良かったのかも知れません。初めて敵国君主を打ち取ることができました……。これは、自分の成長を感じずにはいられない……( ;∀;)。あーーうれしい。

 そして戦争を終えるといつも通り、捕らえた武将を配下にするか否かの確認。私は毎回全員を配下に加えています! 忠誠度の問題も今まで嫌なほどありましたが、管理をしっかりすれば裏切られる数も減りました。何よりも数が足りませんし、人手が欲しい('ω')。

 と言うことで孫堅さんにも!と思っていたのですが……。

 「劉焉様、孫堅をどうしますか?」 「1逃がす 2首をきる」

 え……、配下にできない( ;∀;)。

 どうやら君主は配下にはできないようです……。でも可哀想だから逃がす??と思ったのですが、38国がまだ残っているので、孫堅が君主を降りたとしても孫策で孫堅の国自体は残ります。そこに合流されるととても厄介( ;∀;)。

 もう首を斬るしかないじゃないか……( ;∀;)。ここで孫堅さんの首を斬ることに。ああああ、ごめんね( ;∀;)。

孫堅のこれからを決める

 孫堅が亡くなると、孫策が代わりに君主になりました。これから孫策も倒しに行きますが、君主になってしまったので、配下にはできません。これだけ優秀な人材、殺すのはもったいない。先に38国の孫策を倒しておけば、孫策は配下にできたと思うと、孫堅を先に倒すのは正解だったのか。でも力を取り戻した孫堅には5万vs5万の軍では勝てないし…。いやぁ、非常に難しい(._.)。答えはでませんが、これを考えるのも1つこの三國志IIの作品の魅力なのではないでしょうか。

 戦争が終わると、孫策の妻“大喬”が戦利品としてやってきました。「誰に与えますか?」と、なかなか今のご時世だと際どい質問ですが、これは1989年のゲームです。寛大な心で見ていただけるとうれしいです。大喬を与えると、武将の魅力度が上がるらしく、前の“孫子の兵法書”が知力だったので戦利品でステータスが上がっていく仕様みたいですね('ω')!

 私は将来有望な、バランス型呂蒙さんにしました!

呂蒙の魅力を上げていく

 ここからは残存勢力の38国に目を向けていきます。確認すると、38国には孫策、周泰、周瑜の3人が。ただ周瑜には兵が付いていません。周泰を何らかの方法で引き抜ければ、さすがの孫策も1人では何もできまい。まずは計略“偽書疑心”で現君主、孫策から周泰への信頼度を下げ、忠誠度を下げていきます。75まで下がったところで、登用チャレンジ!!そして3回目でなんと……。

 「成功です、周泰は配下に加わりました。」

 ついに周泰までも、GETできちゃいました。本国に知力の高い武将、賈詡や李儒をおいているお陰で、戦争が有利に動いています。前線の脳筋おじいももちろん大事ですが、この本国の知力部隊も大事すぎる……。一滴の血も流さず、周泰と兵がこちらにやってくるんですから。これで残るは孫策のみ。連戦ですが、周瑜に兵のいない今、行くしかない!

 38国戦に向けて何ターンか前から、周りの国も包囲し孫策に逃げ場はありません。完璧すぎる! ここで勝ったら、地図から1つの国が無くなる! 私が初めて国を潰すんだ! 確実に勢いに乗っている我が軍。気分は連戦連勝のカリスマ君主です('ω')!

計略がはまり驚きを隠せない

 大戦争になった孫堅本国戦に出陣していない、呂蒙と潘鳳に2万の兵を預け、孫策の待つ38国に行ってもらいます。孫策には一騎打ちではかなわないので、一騎打ちはなしで徐々に近づいていきます。武力もさることながら、頭も良い孫策。近付くとすごい勢いで地面燃やしてくる( ;∀;)。

 ならばこっちも負けじと火計を!とやってみると、なかなか火が付きません。それもそのはず、今回出陣している私のお気に入りの潘鳳は、知力16! 今まで見た武将の中でもトップクラスに頭が悪いです('ω')。そこが可愛いんですけどね!!相手は城でただでさえ火が付きづらいので、火計はもう諦めることに。脳筋は脳筋らしく行くぜ!!!!

巧みに火計を操る孫策

 そして戦争を始めて1カ月が経つ頃、2万の我が軍VS1万の孫策軍の兵力差はなぜか逆転されていました。8,400人まで減った呂蒙、潘鳳の兵と、8,800人のほぼ無傷の孫策兵。本当に強いんです( ;∀;)。潘鳳にも武器を持たせているのに、こんなに実力差があるのかと思うほど……。

 そりゃそうだよね、父上殺して、本国に居た妻、勝手に連れて行ってるもん( ;∀;)。怒ってるよね( ;∀;)。38国戦は決着がつかず、次の月にもつれ込みます。

もつれる戦争

 次の月、隣国の雷同、黄蓋にそれぞれ1万の兵を持たせ、戦地へ応援部隊として送り込みました。これで4VS1。さすがに「ここで決着がつく!」と思ったのですが、ギリギリのところでまだ倒せませんでした……。ううぅぅしぶとい! 「次の月には……」と思っていると。

 「劉焉様、袁術が21国に攻めてきました!」。

 「物見の報告によると、袁術軍は武将4人兵力4万、兵糧59,273のようです」。

 ん!?!?袁術って同盟国じゃなかった( ;∀;)??同盟国だから大丈夫と思い、次の馬超戦に向けて精鋭部隊の大部分は移動をしてしまっていて、21国にはほとんど武将は残っていません。

 そもそもなんで同盟結んだばっかりじゃないか( ;∀;)! なんで~!と思っていると、そもそも共同作戦を私が破ったことになっているのかも……とリスナーさんからコメントが。

 確かに、「共同作戦の約束したのに、袁術のやつ来なかったな~」なんて思ってましたが、共同作戦はあくまでも、申し込んだ方が攻め込み、それを助太刀するという形でなくてはいけないらしく、私がしたのはルール違反だったみたいです( ;∀;)。「21国倒そう~♡!」ってだけではダメだったようです。順序と決まりがあるみたい( ;∀;)。

 それの仕返しでしょうか……。同盟は破棄されないまま4万の兵が私の国にやってきました。孫策にも人手を割かなくてはいけないのに……。これは本当に困りました。どうしよう。

突如攻めてくる同盟国の袁術

 4万に対して1万の朱霊しか居ない21国は、呉懿さんの時のように1カ月耐えしのぐのは無理で、孫策戦にあてる予定だった2人をここで使うしかありません。

 とりあえず孫策の戦場は潘鳳に距離を取らせ、待機をさせておき後回しにするとして、この圧倒的人数不利のこの袁術との戦争をどうにかしなければいけません。大将の朱霊がやられないまま耐えきれれば応援を送ることはできます。まずは1カ月。1カ月耐えられれば( ;∀;)。

 今まで人数不利の戦況は、速攻で尻尾巻いて逃げていましたが、今回はそうもいきません。逃げるにはもったいない土地です。武将2人と兵も失うことになります。だからこそ悩ましい……。なんだか三國志IIに試されているみたいです。「よし、ここまで成長したのか、ならばこの戦況を打開してみよ!」みたいな!

 何通りか、この状況を打開できそうな作戦を実行してみましたが、どれも失敗。ただ徐々に分かってきたからこそ、この戦況、なんとかできる気がして、熟考してしまいます。そしてこれがかなり楽しいんです。画像ではちょっと怖い顔してますが、本気で考えてます(笑)。

人数不利の戦況

 こーーーーんな気になるところで、今回の記事は終わりになります('ω')。え? 中途半端??私も本当は「1つの国を滅ぼしたぞぉおお!」って言って終わりにしたかったです( ;∀;)。4時間半粘って無理でした( ;∀;)。ごめんなさい。まだまだ凡骨君主みたいです。

 無限にゲームもできてしまうし、自分の考えとか、戦略をつらつらと書けてしまうので、恐ろしいくらい時間が溶けていくのです、このゲーム……。もし、記事を読んでウズウズしていたら、貴方も君主になりましょう。1日の半分が溶けます。

 今回も最後までご清覧ありがとうございました! 次回こそ! 次回こそやってやりますので、お楽しみに( ;∀;)!!!

963の三国志II記事用レトロゲーム配信9回目!