インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、愛(忠誠心)はお金で買えると「三國志II」で学ぶ。それでも、軍師は相手に寝返る

 こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も、1989年にコーエーテクモゲームス(旧光栄)から発売された「三国志II」をプレイしていきます! Steamで1,320円で購入可能です。PC‐8801から始まり、スーパーファミコンやメガドライブ、今ではスマホ版なんかも出ていて、たくさんの人に愛されている今作品の魅力を、今回も見つけ出したいと思います!!!

この連載ではマウスコンピューターさんの「G-Tune P5」を利用しています。主な仕様は、Core i5-11400H、メモリ16GB、SSD 512GB、GeForce GTX 1650、15.6型フルHD液晶を搭載しています
三國志IIタイトル画面

 前回「中華統一するならどんどん敵が居ない土地を埋めてけば、とりあえず国が大きくなるじゃん!」と、とんでもなく領土を広げるも、周りの国々から戦争を仕掛けられ全敗。挙句、自国も圧縮し振出しに戻ったのですが、孫堅軍との共同作戦を実行し、これが成功! 最後に仕掛けた戦争はなんとか勝利に終わりました。いくつか取られてしまった国を、1つですが取り返すことができました。

 そして今回は反撃です! どんどん戦争を仕掛けて、取られた土地を1つでも多く取り返していきたいと思います!!

 まずは前回増やした武将に兵を持たせるところから。裏切った出戻り厳顔にも、分け隔てなく限界値の1万の兵を持たせます。でもなんかむかつきますね……。裏切った直後から、当たり前のように忠義の漢です感出してくる……。根に持つタイプなので、一生ぐちぐち言ってやります。

 全員に1万ずつの兵を渡し、戦への準備を整えていきます。内政でお金と兵糧の心配がなくなってきて、やるべき課題が次のステップに移行してる感じ、自分の成長を感じずにはいられません。

徴兵し、32国に5万の兵が集まる

 とはいっても、ここまで戦争で負けまくって良いところなしの凡骨君主です。現在7国を治めているのですが、次のターンまでどこがどの問題を抱えているか、覚えてられないくらい凡骨なので、ここで必殺のメモを取り出します。今まで数々のレトロゲームをクリアしてきましたが、私にここまでさせるタイトルは3つ目ですね(結構ある)。

いつものメモ帳

 「41 金なし」。

 ばばん! このネット社会の現代に、未だにルースリーフでメモしていきます。いいんです、これが結局一番良い。これで次のターンで41国にお金が送れます。

 いつも通り自国を潤しつつ、決戦の32国に武将と兵を集め、もう早速ですが行きます!!!

 戦争じゃー---!

 手の空いている4人の武将と、4万の兵、兵糧は4万も兵がいるので1カ月でかたが付くと予想し、1か月分で敵国の29国に乗り込んでいきます。

いざ29国と開戦

 戦争開始! まずは盤面の配置! と、戦のフェーズに入ったら……、相手国の武将が思っていたよりも多い!!!

 「こんだけいたら大丈夫。1カ月でけり着くでしょ!」と思い、こちらは4人の武将。しかし、それを上回る5人の武将が待ち構えています。

 いや待て……、これ1カ月でけりがつかなくないか('ω')??前回勝利で終わった小規模の戦争でも2カ月かかったのに、中規模のこの戦争……。絶対に1カ月では終わらないだろう。

 コマンド8で他国の情報が見られるので、まず先に確認をしなくてはいけなかったんだな……。また1つ学びました。しかもこの情報を見るというのは、ターンの消費を使わずにできるので、こまめにやるべきなのかも知れません。

 ただ援軍も送れるらしいので、ここは何事も経験! 次の月に援軍と兵糧を送って、この戦争を終わらせようとこのまま挑んでみます!

戦争フェーズ

 戦争が始まると、敵国は1人ずつ仕掛けてきます。

 「え? それならラッキー」。囲んで袋叩きにしていきます。時間はかかるかも知れませんが、1人ずつ倒していけるなら、被害も少ないし確実に勝てる!!やっぱり辞めないで良かったです!

 倒すギリギリで退却しようとする閻圃を、捕らえることもできました! 順調すぎる!!!

 と思った瞬間、「黄権が寝返りました」。

 一気に不利になる戦況。

 え……。ええ、噓でしょ!?そんな戦争の最中に裏切って、敵国の将の1人として戦ってくるの!?いやもう、考えられない!!!いやぁああああああああああ。

黄権の裏切り

 こんなことってあるの……? 厳顔も最悪なタイミングだと思っていましたが、さらに上がいました。勢いでここまで来たものの、ここからどうすればいいか分からなすぎて、手が止まります。

 序盤順調だったから、なんで黄権に裏切られたのか、もう理解ができません。「なんでよ……。このまま行けば勝ち戦だったじゃないか……」。

ここでもまた四面楚歌になる

 うー--ん。考えた結果、ある1つの答えにたどり着きました。

 「隣国に戦争を仕掛けたが、またも忠誠度の問題で、黄権に裏切られ死地に立つ……」という夢を見た。

 よし……。そうしよう。もう私を止めないでくれ。リセットボタンぽち。

【セーブデータロード中】

 こんにちは、黒田瑞貴です! と言うわけで今回も中華統一頑張ってやっていきます。前回の続きからなので、ここから隣国に戦争を仕掛けていきたいと思います!

 なんでか、未来予想メモが手元にありますが、これも参考にしつつやっていこうと思います!

未来予想が書かれたメモ

 夢で29国には沢山の武将が待ち構えていて、戦争するには大変そうだったので、戦争する順番を変えてまずは13国を見ていきます。

コマンド8で他国の情報を入手

 4人もいる……。多い。先に情報が見られるというのは良いですね。ターンの消費はないし、見ない理由ない! これからは攻める前にちゃんと見ます!!

 13国も難しそうだ……。それなら分断されてしまった38国問題もあるし、39国はどうだろうか? 見てみると、朱治と張任の2人のみ!!!これは行けるのでは??

 現在同盟国の孫堅の国にはなってしまいますが、同盟を破棄し、戦争することにしました! しかもこの張任、元はと言えばうちの子じゃない……。戦争中寝返らせて持ち帰れたらでかい!

39国が手薄なのが判明

 寝返りを狙うために張任の忠誠度を確認すると55%。これはいける!!!いけるぞ! 93%で寝返る厳顔がいるんだから、55%なんて寝返ったも同然。

 早速39国に戦争を仕掛ける準備に入ります! がその前に問題の忠誠度!!!

 この子達ありえないほど裏切るので、褒美(お金)を使って、忠誠度を100%近くまで上げておきます! お金はどんどん消えていきますが、愛はお金で買えるということを、このゲームでは教わった気がします!

褒美を与え忠誠度をキープしていきます

 そしてこのタイミングで、孫堅との同盟国のお約束を破棄しておきます。同盟を破棄してから戦争をしないと、劉焉の信用度が下がっていってしまうらしいので、これは大事な1ステップみたいです。

 しかもこの時、孫堅の国はあちこちから攻撃を受け、連敗しています! 今がチャンス!!!追い風が吹いている!

 39国の敵武将も2人だと分かっているので、こちらはこれを上回る3人で、兵糧は2カ月分の6万。と言うわけで行きます。今回のラウンド2!

第2ラウンド39国へ攻め込みます

 敵は川沿いに布陣していますが、そんなに遠くでもなかったので、ササっと移動してまずは片方を3人で囲み集中狙い! 10日ほどで1万いた敵兵を半分まで減らすことができました。予想よりもはるかに速い!

 中盤はとりあえずこの有利な状況で、張任を自国へ引き入れるため、戦争中のコマンド5の工作の“寝返り”を張任にかけていきます。

配置後工作“寝返り”をかけていきます

 何度か試してみましたが、結果は「張任は忠義の士です。」と断られてしまいます。いやいやいやいや。忠義だと? 私の事を裏切って孫堅についたお主がよくそんなことを言えたな。なんて思いますが、大人なので怒りません。

裏切者に忠義の士なのでと断られる

 もっと大きな戦争になるときは、下調べとこの寝返りがかなり大事になってきそうですね……。このまま軍資金を全部張任にベットし、無理なら無理で、勝ってひっ捕らえるまでです。2週間を過ぎる頃には1万の敵兵は2千まで数を減らしていました。もう時間の問題ですね。

 「法政が寝返りました」。

法政(軍師)が裏切りました

 え…(・∀・)。

 もう頭真っ白です。

 もぉおおおおおおおおおお、なんでうちの子達はこんなに裏切るのぉおおおおおおおおおおおお( ;∀;)!!! しかも君さっきまで本国にいて、軍師やってたじゃぁああああああああん!!!!!!!

もう開いた口が塞がらない

 あれ? これってもしかして戦国シミュレーションゲームではなくて、戦国死にゲーだったのか。法政が寝返り数的有利も無くなりました。

 私が何をしたって言うんだよ。たぶん何もしてないからこの状況になっているんだろうけど!!!!くそぉおおおお。

【セーブデータロード中】

 よし! と言うわけで、下調べも完璧にして、今度こそけちょんけちょんにしてやるぞ! と勢いよく敵国に攻め込んだものの、忠誠度の問題で法政(軍師)に裏切られるという夢を見ました。

 この夢を踏まえた上で、今回も張り切って中華統一頑張っていこうと思います!

もう本日何度目かのOP、ペット可愛い

 いやぁ、本日何度目かのOP画面。何がダメだったのか……。毎回敵に寝返るあいつらの忠義ってなんなのか。ついつい口が悪くなりますが、悪いのは私です。改善点はいくらでもあります。

 今回敵の張任がもっと早く寝返ってくれていれば、戦況はもっと早くに片付いていました。ここで有識者からコマンド7の存在を聞きます。コマンド7は計略。今まで一度も使っていないコマンドになります。

 計略では敵国同士を戦わせたり、さっきみたいな戦争中に寝返ってほしい武将が敵国にいる場合、先に約束と言うかお話をしておくと言うことができるそう。うー---ん、これまた深い( ;∀;)!!絶対やらなきゃいけなかったやつだ!!!

コマンド一覧

 そして計略にも5つあり、この5つを駆使できたらすごく強そう!

  1. 埋伏の毒(まいふくのどく)
    自国の武将を他国に在野武将として送り込み、その国で登用されると、戦争時寝返らせることができる
  2. 二虎競食の計(にこきょうしょくのけい)
    他国同士で戦争を起こさせるよう、計ります
  3. 駆虎呑狼の計(くこどんろうのけい)
    他国の太守に謀反を起こさせるように計ります
  4. 敵中作敵
    他国の武将に内通して、戦争時裏切るように計ります
  5. 偽書疑心
    他国の武将に偽手紙を送り、君主との仲を裂くように計ります

 先ほどの夢でうまく張任が裏切ってくれませんでしたが、先に計略敵中作敵を打つことで、もっと確実に戦争を有利に運べていたみたいです。計略って、大事だな……。今まで放置してたけど、ようやくこの作戦をしっかり練れる土俵に立っている気がします。

計略一覧

 とにかく39国が邪魔なことには変わりないので、次も39国狙いで行きたいと思います。しかしながら、この調子で行くと中華統一するころには、アラフォーになっていそうです。

 ここで同盟を破棄した孫堅から、同盟になろうと書物が届くのですが、これギリギリまで同盟組んで、いきなり裏切った方がこっちには都合が良くないか? と思いました。が、これは外交儀礼上NGらしく、名前の横の信用度が下がってしまう。

 この信用度は0~100まであり、私は現在35。いや、すごい低い(*'▽')。君主の社会的な人望を表わし、外交や登用の成否に関係するらしいです。

 同盟国に攻め込んだり、同盟国の使者を捕まえたり、共同作戦を守らなかったりすると下がり、逆に同盟国の使者を通過させたり、共同作戦を実行したり、援軍要請に応じたりすると、上がるらしいです。

 ここまで記事を読んでくださっている方はお気づきかと思いますが、このやりこみ要素、本当にすごくないですか??

密書を持ってきた者を帰せば、信用度が上がる

 細かいことまで計算されて作られてる。シンプルにコーエーさんやりますねぇと言った感じです。まだまだ学ぶコマンドが多く、君主になりきれていません……。次回こそは、しっかり戦って国を、私の土地を取り返して行きたいと思います(:_;)!!!!

 今回もご清覧ありがとうございました! また再来週!

また見てね!
963の三国志II記事用レトロゲーム配信4回目!