インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、賄賂を払い「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」を踏破!

 こんにちわ黒田瑞貴です! 今回プレイするゲームも前回に引き続き、1990年に日本ファルコムから発売された『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』です。 レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」で440円で購入可能です。

この連載ではマウスコンピューターさんの「G-Tune E5」を利用しています。主な仕様は、Core i7-11800H、メモリ16GB、SSD 512GB、GeForce® RTX 3050 Laptop、15.6型フルHD液晶を搭載しています。

 前回ほぼ寝ながらも第5章を終え、ついに最終章の第6章に来ることができました! 今回は睡眠をしっかりとって、頑張っていこうと思います! 6章が始まってすぐ、ゲイルが、「もたもたしていると船が出ちまうぞ!」と物語を進めてくれます。いつもは町の人に声をかけたり、自分から新しい町を探していたので、ここにきて何をすればいいか教えてくれるのはうれしい。リシェールの港にいるホールに声をかけ、船に乗り込みます。

 船に乗っている途中、今まで旅してきた町を通るので、こんなに世界中旅してきたんだと、懐かしいし、なんだかこの章で終わりなのが、物悲しい気もしてきます。

船旅で過去に渡った町を見渡す

 船から降り新しい町、フィーンの砦に着きました。そのまま刑務所(?)、流刑所(?)的なところにつながる橋に案内され、門番と話すことに。

門番「ジャグリに入りたいのか? 悪いことをしていない奴を入れる事はできない」

 「え? ジャグリって何?」どうやらここの刑務所はジャグリと呼ばれているみたいです。不思議……。

門番「ワイロをくれれば、考えてやらんこともないぞ」

 待て待て、賄賂なんて……。

勇者「じゃあ、200万だけ渡そうよ」

 えええええええええええ!?!?どういう事! 勇者が賄賂なんて送っていいはずないだろ! しかもかなり高額!!!とりあえず200万だけ~なんて言う子に、私は育てた覚えはありません( ;∀;)!

 とりあえず金額にビビりすぎて、いったんキャンセル。ジャグリに入ることを諦めました。

賄賂が200万!!

 ただジャグリに入らないと、物語も進まなそうなのでさてどうしたものか……。

 今思えば、この先あまり物は買わないので、お金こんなに持っていてもなんですが、まだこの時は分からなかったので「200万円も失うわけには……」と考えていました。

 そしてこの賄賂の仕組みが"所持金の半額持っていかれる"なので、高い防具をたくさん買っておいて所持金を減らし、あとでその防具を売って回収する事にしました。このゲームではアイテムが割と高く売れます。買ったときの7割くらいかな。結構良心的なので、この作戦はありだと思います。ただそれでもアイテムバックの限界で、全部のお金を防具に変えることはできませんでした。

 泣く泣く今まで稼いできた100万円を賄賂として渡し、ジャグリに入れるように。このゲームで1番高い買い物が、賄賂になるなんて( ;∀;)

泣く泣く100万円を渡す

 100万円出してジャグリに入ったものの、ジャグリで特に何かがあるわではありませんでした……。わ、私の100万円…。

 外に出て、ギルモアの里という新しい町に入ると、ゴードンとドルカスという男2人が揉めていました。なんかざっくり言うと、あれですね、縄張り争い的なやつです。ここで勇者、仲裁に入るのかな~と思いきや、ゴードンと協力することに。

 2人の揉め事をゴードン有利でおさめ、協力した代わりに、この町の地下にある古代遺跡を見せてもらえることに。

 古代遺跡を散策していると、ラスボス"アグニージャ"とも戦える光の剣(ラ〇トセーバー)の情報が!!!

光の剣の情報が!

 一気に最終章感出てきました!!

 町にいる学者さんや神父さんと話をし、光の剣を作る作業に入ると、あっという間に光の剣が完成。

 割と簡単なレシピでラ〇トセーバー作れたぁ。

光の剣ゲット!

 ついにボスと戦える準備が整い、さてかかってこい! といったところなんですが、全く襲ってきません。

 そもそも、ボスがどこにいるかもよく分かりません。行き詰りました。しらみつぶしに行くしかないか……、と思っていた時に、フィーンの砦の町で「ドラゴン気になるわ~」的なことを言っていたご婦人の事を思い出し、カウルの村のドラゴンに会いに行くことに。

 ドラゴン本体に会っても何も起きなかったのですが、ドラゴンの持ち主ボイルと話すと、「最近ドラゴンがお前を探して散策に出かけてしまう、だからこれをやる」とドラゴンを呼び出せる笛をくれました。

 第4章ででてきたドラゴン、ここでも役に立ってくれるのか……。

 早速町から出て笛を吹いてみると。

 うわぁあああああああああああああああああ。

 ドラゴンだぁああああああああ。泣。

ドラゴンだぁぁぁ!

 これ伝わらないかも知れないんですが、この瞬間まじで感動します。ちょっと泣きそうになるくらいには。このゲームを3カ月かけてプレイしてきて、第6章でのストーリーの伏線回収が本当に面白いし、なにしろあの時の子が私の専属ドラゴンになってくれるなんて( ;∀;)!!!

 ドラゴンスレイヤァアア! 私は今とんでもなく感動している!!!

 ドラゴンは呼び出すと乗れる仕組みで、通常操作で自分で動かします。このドラゴンに乗り、まだ地図上で行ってない島を探すことに。

 世界中をドラゴンに乗って飛び回っていると、見つけました。離れ小島に怪しげな町!

怪しげな町発見!

 いったん降りて中に入ってみることに。

いざ中に

 絶対ビンゴじゃん! いかにもそれらしい建物!

 中に入ってみると、無数の敵と、またも迷路的なものになっています。ニルギドと呼ばれる建物から始まり、その建物迷路を攻略した後、ギーラの道という洞窟の迷路に入ります。この迷路が、第5章とは比にならないほど大変で、マップを確認しながらでも、ボス部屋に行くまでに1時間以上かかりました。

中は無数の敵。そして迷路

 途中出てくるモンスターも強力で、できる限り逃げるのが得策でした。中でもアージバルという鎌を持った死神が、物理攻撃無効な上に、呪文もさほど効かないというとてもやっかいなモンスターで、骨が折れました。戦闘は回避することをおススメします…。

アージバルは本当にやっかい

 1時間以上かけ、迷路を脱出し、いよいよやってきました、ボス部屋前です。

 みなさんセーブを忘れずに!

 ちなみに小さい頃は、負けたら電源切るタイプでした。

やってきましたボス部屋

 部屋に入ると目の前にボスがいて、まずは動向を探ろうと思っていたのに、ここまでくる迷路で、完全に脳みそがやられて脳死で直進してしまいました。間髪入れずに戦闘が始まります。

 え!!!!待ってまだ心の準備が!!!!いやぁぁああ!

 自分で始めたのになんだこいつ、と記事を読んでる方も、配信を見て下さってた方も思うかもしれませんが、私が一番不思議でした。何やってんの私!!

脳死でボスに突入

 うぐっ!!!!

 ボスでかい!!!!!

ラスボスのアグニージャ

 ただこのゲームはターン制!!!!いったん落ち着いて考えよう!!!!

 まずは通常の我々の攻撃パターンを試してみよう。セリオス(主人公)、ゲイル、リュナンには物理攻撃、ソニアには呪文でバフをかけてもらう事に。すると驚くほどあっさり勝ててしまいました……。

 あれ……、やはりレベル上げすぎた?

え? あっさり倒せた!?

 と思いましたが、さすがにそんなことはなく、しっかり、あれは私の幻影だ! パターンでした。

 私を倒したくば探せ!!!って感じなんですが、この影を倒したボス部屋の隣に本体のボス部屋がありました。

 うん、やさしさ設計! 日本ファルコム!

 ここに来るまでの迷路でだいぶ心折れかけてたから、ここからもう1回迷路だったら正直実機ぶん投げようと思ったよ!

 本物のボス前に到着し、ラスボスアグニージャとの戦闘です。

こちらが本当のラスボス

 先ほどの幻影と、見た目は同じですが、HPが倍の8,000で、攻撃力防御力ともに、遥かに上です。

 光の剣以外の攻撃は一切ダメージが入らないので、2本しかない光の剣を、物理攻撃メインで育てたセリオス、リュナンに持たせました。剣を持っている2人は攻撃はできてはいるものの、全くダメージが入らないで第5章と同じく、インパスを使ってセリオスとリュナンの物理攻撃力を増幅させていく作戦に。

 呪文は重複してかかるはずなのに、本当にかかってるのか? と疑いたくなるほど攻撃が通りません。諦めずに何度も、何度もインパスを唱えさせます!

 相手の攻撃は全体攻撃の炎のブレスとオビス4の即死呪文。ブレスは正直なんとでもなる、ただ即死呪文は防御力など丸無視なのでリーフ1(気絶状態から復帰できる呪文)が必須です。毎ターン誰かが冥界に連れていかれるので、もうパーティー皆に覚えさせましょう!

 呪文も唱えすぎてMPなくなるので、呪文の回復アイテム持っていくのも忘れずに! 私はこの時なんでか持ってました。なんで持ってたんだろう! そして回復のアイテムも底をついた時、ついにその時が来ました!

 ついにラスボス、アグニージャを倒せました!!!

ラスボスも倒した!!

 3カ月かかったからなのか、もともとRPGやらないのにここまでやれたからなのか、すごい達成感……。

 戦闘も今思えば、今までの章の戦闘で学んだことをフルに生かして戦っていました。いやぁ、ほんとによくできている。

 そしてすぐにムービーが始まりました。これが物凄い良いんですよ。まじで皆さんにも見てほしい。

 「世界を悪くしているのは、モンスターではなく、むしろ人間の方なのでは。だから私が生まれた……。ただ倒されたということは、まだ人間に託すべき未来があるという事なのか。」とアグニージャ。

 ラストのストーリーはラスボス倒して、わー--い! THEハッピーエンド! という感じではないのが、私はすごく好きでした。思ったよりもしっかりと感動できます。

 あとリュナンが思っていたよりおじ様でした。

エンディング

 世界に平和が訪れ、ずっと断たれていた王位につき、セリオスも晴れて国王様です。

 ストーリームービーが終わりエンドロールが流れます。ここでは、出てきたキャラクターや、名場面、各地域でできた仲間やキャラクターのその後が舞台風に再現されます。海賊島でお世話になった親分と、お母さんの親子喧嘩も相変わらずで、船の上でがみがみ言い合いしていたり、今回出てきたゴードンとドルカスが仲直りして、喧嘩や周りを苦しめるやり方で争うのではなく、綱引きで競うようになっていたのが、なんか良いなってほっこりしました。

舞台風のエンドロール

 RPGをほぼやったことのない私が、ここまでやってきましたが、みなさんはどうだったでしょうか? ストーリーや、攻略など、ドラスレはかなり深いです! 記事には書ききれません。しかもアニメもあるらしく、なんとゲイルは大塚明夫さんがCVやっているらしい。気になるじゃないか……!!

 この記事をみて少しでも、懐かしいなとか、またやってみようかな、なんて思ってくれたらうれしいです。

 皆さん、ドラゴンスレイヤー英雄伝説に3カ月間お付き合いありがとうございました!

 これからも沢山のレトロゲーム紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。今回もご清覧ありがとうございました!

963のimpressレトロゲーム班『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』最終章!