インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、アクションゲームMSX2版「悶々怪物 モンモンモンスター」で操作設定に悶々

 こんにちわ、黒田瑞貴です! 前回プレイした「ソーサリアン」、前々回の「栄冠は君に」。非常に良ゲーでした。私が勝手に思い描いていたレトロゲームよりも、圧倒的にクオリティーが高く、音楽に関しても、今でもこれが1番好きって方も沢山いると思います。レトロゲームなのに良ゲー多すぎか!!っと思った今回、これが私の思い描く“THEレトロゲーム”だ! というもの探してみました!

 そんなレトロゲーム企画7作品目は、1989年にHOT-Bから発売されたMSX2版「悶々怪物 モンモンモンスター」です!レトロゲーム配信サイトプロジェクトEGGで440円(月額料金別)で購入可能になります。

レトロゲームは、ビジネス向けのPCでもさくさく動くということで、この連載ではマウスコンピューターさんの「mouse F5-i5」を利用していきます。おもな仕様は、Core i5-10210U、メモリ8GB、SSD 256GB、フルHD液晶を搭載しています。レトロゲームをプレイするさいの参考にしてください
タイトル画面

 物語が一応あるらしく、あらすじを話すと、「18世紀ドイツの城に天才科学者のヴィクトル・フランケンシュタインが住んでいた。彼の研究は新しい命をこの世に生み出すこと。ある日このゲームの主人公である、慈愛に満ちたフランケンが誕生した。しかしその数か月後、実験は失敗。悪魔の心を持ったメガルドが誕生してしまった。メガルドは博士を殺し、兄であるフランケンを追放。城を基地に人類を食糧にする計画を立てた。それを城を追い出されたはずのフランケンが、どういうことだか嗅ぎ付け、弟であるメガルドを倒しに行く」というもので、プレイヤーはこのフランケンを操作し、親である博士の敵討ち&人類を守る冒険にでます。

 ちょこっとシリアスな物語ですが、実際は可愛いフランケンが主人公の、アクションゲームになります。フランケンの武器は、ジャンプ、パンチ(遠距離)、パワーパンチ(岩を斜め上に投げる)、これを駆使して全4面のステージを攻略していきます。

主人公のフランケン

 起動すると、すぐにゲーム開始になります! 操作方法はテンキーの4、6で左右移動、8で扉に入る、2でしゃがむ、Shiftで攻撃、そしてF6でジャンプ。

 皆さんこの違和感にお気づきだろうか……。

 F6でジャンプ? 聞いたことないぞ??

 試しにやってみる…。

F6キーはここ

 え? なにこれ??

 Shift押しながらF6むず!

F6押してる時の手元

 こっちが正解??

こっちが正解?

 操作は簡単なはずなのに、F6ジャンプで難易度が一気に爆上がりしている。しかもキー設定はテンキーの数字変えれるだけで、問題のF6は野放しです。試しにキーボードのままやったら3分で残機0になりました。ちなみに残機の最大数は9です! 3つで1セットになっています。

 最近のゲームのWASD仕様に慣れていたら確実にできない。そう……、軟弱な私はこれではできないので、早々にパッドに変更させてもらいました。これリアルタイムでF6ジャンプでこのゲームクリアした人、本当に尊敬します。

 マップ表示はendキーになってます。

マップを開いたところ

 シンプル~。今まで見たマップの中で、1番シンプル~。

マップがシンプルすぎる

 もう最高ですね。これ流石にマップじゃないと思って、10秒くらい黙っちゃいました。わかってからは、笑いが止まらなかったです(笑)。これならなくて良くない? (笑)と思ってたんですが、これでも後半は役に立ちました!

 ステージには様々なアイテムが隠れていて、ブロックや壁を壊すことによって手に入れることができます。

残機数が増えるアイテム

 このアイテムは赤色の服にオーバーオールを着た、某配管工のゲームで言う緑キノコ。残機数が増えます。

通常攻撃を強化するアイテム

 このアイテムは赤色の服にオーバーオールを着た、某配管工のゲームで言うファイアフラワーです。ゲットすると通常攻撃が強化され、回転する攻撃を敵に当てることができます。

 沢山あるアイテムで自己強化と回復をしながら、ステージのボスまで進みます! 途中出てくる敵モンスターも、なんだかキモ可愛い…。ぬいぐるみとかにしてほしい。

 ステージを追うごとに雑魚敵が強くなったり、落とし穴が出てきたり、隠し扉があったりと難易度は少しずつ上がるものの、ボスの強さはあまり変わらず。攻撃のパターンが変わってくる感じ。毎度攻撃を食らいながらの、ゴリ押しで勝てました(攻略記事とは)。

ボスはゴリ押しで勝てる

 アクションとしては難易度がとても高いというわけではなく、多少のハメ技をされたりはするものの、1撃で終了など鬼畜なものはありません。それよりも来た道を何度も通ったり、どこがボス部屋なのかわからない……。なんせマップがあんなん(失礼)なので、迷路要素が強めです。

 このゲーム敵に負けてしまって、残機が全て尽きても進んだステージの最初からやり直せるのですが、後半はそれでもきついので、こまめにセーブがおススメです! 最後の4面は、ほぼ部屋ごとにセーブしてました。(笑)

 EGGでは最大10個までのクイックセーブができます。ただこれ今だからついている機能で、昔はセーブなかったみたいです。そうなると難易度結構上がりますね……。クリア時間も倍はかかってたと思います。これじゃ簡単だ!って方には当時の難易度そのままなんかも良いかも知れないです!

エンディング

 エンディングは、博士のお墓を作って泣いているフランケンと、コミカルな音楽で終了! この絵もなんだか可愛いし、フランケンに愛着が湧いてくる。

 難易度も丁度良く、ツッコミどころと、愛すべきキャラクターこれぞ私が思い描いたTHEレトロゲーム! このゲームのRTAとかが流行ってもいい気がするんだけどなぁ……。今までで1番笑った作品になりました! 本当に楽しかったです!

 今回もご清覧ありがとうございました!

インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班『悶々怪物 モンモンモンスター』1回目
インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班『悶々怪物 モンモンモンスター』2回目