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MacのデスクトップとDockを快適にするテクニック! 〜Macのキホン Vol.3

 Macを使っているときに特に目につきやすいデスクトップやDockは、好みに応じてさまざまなカスタマイズが可能です。その中には見た目だけでなく、操作性も向上させるようなものも数多くあります。ここでは、そんなデスクトップとDockに関するカスタマイズテクニックを徹底的に紹介していきます。

デスクトップのカスタマイズテク

 まずはデスクトップのオススメのカスタマイズ方法からです。不思議なもので、デスクトップの見た目をほんの少し変えるだけでも、Macに対する愛着はグッと増すものです。また、デスクトップに並ぶアイコンの並び順なども見直せば日々の使い勝手も大幅にアップしますので、ぜひ1つずつ試してみてください。

1.昼と夜で外観テーマを変える

 macOS 10.15 Catalina以降のMacでは、ライトモードとダークモードを自動的に切り替えることができます。昼間の時間帯はライトモード、夜はダークモードに切り替えることによって、生活の中にリズムが生まれます。また、ダークモードにより目の負担が軽減するという意見もあります。長時間Macを使っている人には特にオススメです。

設定は「システム環境設定」の[一般]パネルで行ないます。一番上にある[外観モード]から[自動]を選ぶと、ライトモードとダークモードが昼夜で切り替わります

2.ライトモードとダークモードの時間を任意で変更

 外観モードの変更を[自動]にしているとき、いつダークモードに切り替わるのかがハッキリしないと感じたことはないでしょうか。

 実は、ライトモードとダークモードの切り替えのタイミングは、「Night Shift」という機能の設定がそのまま使われます。通常は[日の入から日の出まで]となっていますが、自分の好きな時間を設定することも可能です。

システム環境設定の[ディスプレイ]パネルの中に[Night Shift]タブがあります。[スケジュール]のプルダウンで[カスタム]を選ぶと、外観モードの切り替えタイミングも一緒に変更できます

3.時間によって変わるデスクトップピクチャを楽しむ

 macOS 10.14 Mojave以降のMacには、実際の時間とシンクロして画像が切り替わる「ダイナミックデスクトップ」が用意されています。同じ風景でも時間によって表情が変わっていくため、作業の合間のいい息抜きになるものです。

 なお、ダイナミックデスクトップピクチャはリアルタイムの映像ではなく、複数枚の画像が実際の時間によって切り替わる仕組みになっています。

システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルから変更が可能です。[デスクトップ]タブを表示して、左の欄から[Apple]→[デスクトップピクチャ]を選ぶと項目にたどり着きます

4.お気に入りの画像を素早くデスクトップピクチャに適用

 自分の好みの写真や画像をデスクトップピクチャに指定したい場合、通常はシステム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルから写真を選んで指定します。

 設定画面左側の[ピクチャ]項目からは「写真」アプリに登録されている写真を参照できるほか、左下の[+]ボタンを押して参照するフォルダを追加してから画像を登録することが可能です。

 しかし、もっと素早く指定することもできます。方法は、[デスクトップとスクリーンセーバ]画面の左上のプレビュー窓に好きな画像をドラッグ&ドロップするだけ。この操作によってデスクトップピクチャが瞬時に切り替わります。

[デスクトップとスクリーンセーバ]画面を開いたら、プレビュー窓に画像をドラッグ&ドロップ。これだけでもデスクトップピクチャを変更できます

5.複数枚のデスクトップピクチャを一定周期で切り替える

 デスクトップピクチャでいろいろな画像を楽しみたい。そんな人は、デスクトップピクチャを一定周期で切り替える設定を活用してみましょう。まず、デスクトップピクチャにしたい画像を集めて、それらを1つのフォルダに格納します。

 次に、システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルを開き、そのフォルダを指定。画面下の[ピクチャを変更]にチェックを入れましょう。最短5秒から日替わりまで、好きな周期で切り替えられます。

左下の[+]ボタンを押してフォルダを登録しましょう。なお、フォルダを登録する以外にも、「写真」アプリでつくったアルバムを指定する方法も可能です

6.ウインドウの色味をデスクトップピクチャに合わせない

 macOS Big Surでは、ウインドウの色味がデスクトップピクチャに馴染むよう、微妙に色調整されています。デスクトップピクチャに指定している画像の色情報を解析し、色の平均値を割り出してウインドウの色に反映しているのです。

 しかし、デスクトップピクチャに干渉されずナチュラルなグレートーンで使いたい場合、システム環境設定の[一般]パネルから変更することが可能です。

システム環境設定の[一般]パネルを開き[ウインドウで壁紙の色合い調整を許可]のチェックボックスを外すことでナチュラルなグレートーンになります。オン/オフを切り替えて見た目の変化を確かめてみましょう

7.スクリーンセーバをランダムに楽しむ

 Macには標準で数多くのスクリーンセーバが搭載されています。一つひとつの完成度がとても高いので、作業の合間に眺めることでちょっとした癒しや息抜きにもなります。

 そんなスクリーンセーバをたっぷり楽しむために、すべてのスクリーンセーバをランダムで動作させるように設定してみてはいかがでしょうか。設定はシステム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルから行ないます。

システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルで[スクリーンセーバ]タブを表示。左下にある[ランダムなスクリーンセーバを使用]にチェックを入れます

8.スクリーンセーバをホットコーナーで呼び出す

 スクリーンセーバは、システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルで表示するまでの時間を設定できます。しかし、セキュリティの観点などから離席時すぐにスクリーンセーバを表示させたい場合がありますよね。そんなときは、ホットコーナーに登録するのがオススメです。

 [デスクトップとスクリーンセーバ]画面の右下にある[ホットコーナー]ボタンを押して、デスクトップ四隅のどこかにマウスポインタを移動したときに、スクリーンセーバが開始するよう設定しましょう。

[スクリーンセーバを開始する]を割り当てたコーナーにマウスポインタを移動させると、即座にスクリーンセーバが表示されます。また[スクリーンセーバを無効にする]という機能をホットコーナーに割り当てることもできます

9.「アクセントカラー」を自分好みにカスタマイズ

 「アクセントカラー」とは、Macのメニューバーで選択している項目や、選択したファイルのファイル名などに付く色のことです。初期設定ではブルーが設定されていますが、システム環境設定の[一般]パネルで好みの色を選ぶことが可能です。

 また、macOS Big Surでは、新たに「マルチカラー」という選択項目が追加されているのを知っていますか? これはアプリごとのテーマカラーに準じたアクセントカラーを利用するというもの。マルチカラーを選ぶと、各アプリのユーザインターフェイスで色の統一感が生まれます。

システム環境設定の[一般]パネルにある[アクセントカラー]部分で任意の色を選べます。その下の[強調表示色]を変えると、選択中の文字列の色などが変わります

10.内蔵ストレージをデスクトップに表示する

 今のmacOSの初期設定では、デスクトップに内蔵ストレージのアイコンが表示されないようになっています。Windows 10でも、標準では「マイコンピュータ」アイコンがデスクトップに表示されなくなっているので、スッキリしたデスクトップが最近の流行りなのかもしれません。

 しかし、「やっぱりデスクトップのストレージアイコンから階層を辿っていくのがわかりやすい」と思う人もいるでしょう。その場合は、[Finder]メニューの[環境設定]から変更することが可能です。

[Finder]メニューから[環境設定]を選び、表示されたパネルを[一般]タブに切り替えます。[デスクトップに表示する項目]から[ハードディスク]を選ぶことで、デスクトップに内蔵ストレージが表示されます

11.「スタック」でデスクトップの散らかりを防ぐ

 いろいろなファイルをデスクトップに置いたままにしていて、デスクトップがファイルだらけになっている人はいないでしょうか。

 ファイルがあまりにも多すぎると、置いた本人ですら探すのに時間がかかってしまうはずです。本来はこまめに整理するのが一番ですが、打開策の一つとして「スタック」という機能を利用するという方法もあります。

 デスクトップのスタックをオンにすると、「イメージ」や「PDF」などファイルの種類ごとにアイコンがまとめて表示されます。アイコンをクリックすると展開表示になり、中のファイル一覧を確認できるという流れです。デスクトップが散らかりがちな人は、一度試してみましょう。

デスクトップの何も置かれていない部分を[control]キー+クリックしてコンテキストメニューを開き、[スタックを使用]を選びます。スタックのグループ分けは、ファイルの種類のほか「最後に開いた日」や「変更日」なども選べますが、種類が一番実用的だと思います

12.デスクトップの「整頓順序」と「表示順序」を使い分ける

 デスクトップにあるアイコンを整理する方法として、macOSには「整頓順序」と「表示順序」という2種類の方法が用意されています。一見同じように見えるかもしれませんが、ここで違いを整理しておきましょう。

 「整頓順序」を選ぶと、「名前」や「種類」など指定したルールに従って「1回だけ」ファイルが並べ替えられます。一方、「表示順序」は、指定したルールに従って「常に」ファイルが並び替えられます。日常的な使い勝手を大きく左右するので、自分のスタイルに合った方法を慎重に選びましょう。

「表示順序」と「整頓順序」は、どちらもFinderの[表示]メニューから辿ることができます。ただし、デスクトップのスタック表示を使用している場合、「表示順序」「整頓順序」の項目は表示されません

13.デスクトップ上のアイコンに素早くアクセスする

 デスクトップにある書類を開きたいけれど、ウインドウの裏に隠れている……。そんなときに便利なのが「デスクトップを表示」という機能です。一時的にすべてのウインドウが画面の外に移動し、デスクトップ上のファイルが確認できます。

 呼び出す方法は、キーボードショートカットとホットコーナー、マルチタッチジェスチャがあります。また、Touch Bar付きのMacBook ProならTouch Barから呼び出すこともできます。それぞれで方法を確認/登録しておき、使いたいときにサっと呼び出せるように準備しておきましょう。

「デスクトップを表示」を呼び出した状態。すべてのウインドウが画面の外側に退避して、デスクトップ全体を表示します。解除すると、ウインドウは元あった場所に戻ります
キーボードショートカットとホットコーナーの設定は、システム環境設定の[Mission Control]パネルで行ないます
マルチタッチジェスチャの設定は、システム環境設定の[トラックパッド]パネル→[その他のジェスチャ]で確認できます。オン/オフを切り替えることはできますが、別のジェスチャを登録することはできません。なお、利用できるのはMacBookのトラックパッドまたはMagic Trackpadだけで、Magic Mouseでは「デスクトップを表示」を利用できません

14.メニューバーを非表示にする

 アプリケーションのフルスクリーンモードではメニューバーが自動的に隠れますが、同じ挙動をフルスクリーンモード以外でも利用できれば、画面を100%活用できるようになります。

 これを実現するには、システム環境設定の[Dockとメニューバー]パネルを開き[メニューバーを自動的に表示/非表示]をオンにしましょう。マウスポインタを画面上端に移動したときだけメニューバーが表示され、マウスポインタを遠ざけると自動的にメニューバが隠れます。

[メニューバーを自動的に表示/非表示]をオンにすると、画面をより有効に使うことができます。ただしこのモードでは、メニューバーとウインドウの[閉じる]ボタンなどが重なってしまう場合もあるので注意しましょう

Dockのカスタマイズテク

 Dockにもたくさんのカスタマイズテクニックが存在します。Macのベテランユーザならすでに知っているテクニックも多いと思いますが、中には意外と見落としているものがあるかもしれません。より使いやすいMac環境を目指して、設定を見直してみましょう。

1.Dockのサイズを素早く変更

 Dockにたくさんのアプリケーションを登録していると、アイコンのサイズが小さくなって見えにくくなってしまいますよね。一方、あまりにも数が少ないとアイコンのサイズが大きくて見た目が気になることも……。

 Dockのサイズは、システム環境設定の[Dockとメニューバー]パネルから変更することができます。しかし、サイズだけであればシステム環境設定を開かなくても変更可能です。

 Dockの中にある「仕切り線」部分にポインタを移動させると、ポインタの形状が変わると思います。そのまま矢印方向にドラッグすることで、Dockのサイズを素早く変更できます。

Dockの仕切り線にポインタを移動させてから、ドラッグ操作を行なうことでサイズの変更が可能です。仕切り線は2つありますが、どちらの仕切り線でも構いません

2.Dockの位置を素早く変更

 Dockの仕切り線は、副ボタン+クリックまたは[control]キー+クリックすることで複数の設定を呼び出すことができます。Dockの位置や自動的に隠すかどうかの設定もここで変更することができます。覚えておくと素早く設定変更ができて便利です。

Dockの設定を変えたいときは、まず仕切り線を副ボタン+クリックまたは[control]キー+クリックしてメニューを開き、そこで素早く変更が可能かどうかをチェックしてみましょう

3. ウインドウをDockのアプリアイコンにしまう

 ウインドウ左上の「しまう」ボタンを押すなどしてウインドウをしまったとき、通常はDockのゴミ箱側(Dockを下側に配置したときの右側)に格納されます。しかし、何枚ものウインドウをしまうと、Dockが格納したウインドウのサムネイルだらけになり、ごちゃごちゃして見づらくなります。

 これを避けるには、システム環境設定の[Dockとメニューバー]パネルから[ウインドウをアプリケーションアイコンにしまう]をオンにしましょう。Dockにウインドウのサムネイルが表示されなくなってスッキリします。

格納しているウインドウは、アプリケーションのアイコンを長押しすることで確認できます。逆に、何のウインドウを格納しているのかがぱっと見でわからないというデメリットもあります

4.ウインドウの格納速度をアップさせる

 ウインドウ左上の「しまう」ボタンを押すと、Dockに吸い込まれるようなアニメーションでウインドウが格納されていきます。ユニークで楽しいですが、もうちょっとキビキビ動いてほしいと思う人もいるでしょう。

 もしそれであれば、仕切り線を副ボタン+クリックまたは[control]キー+クリックしてメニューを開き、[しまうときのエフェクト]で[スケールエフェクト]を選択しましょう。変形アニメーションがシンプルになり、格納時間がわずかに速くなります。

シンプルな[スケールエフェクト]は、処理時間が少しだけ速くなり、キビキビとした印象になります

5.アプリの追加方法を完全にマスターする

 アプリケーションをDockに追加するとき、どのような操作をしているでしょうか。もっともスタンダードな方法は、[アプリケーション]フォルダにあるアプリケーションのアイコンをDockにドラッグ&ドロップして登録する方法だと思います。

 また、それ以外にも、起動中のアプリケーションならDcokのアイコンを長押し(または副ボタンクリック)して、[オプション]→[Dockに追加]を選ぶことでも登録が可能です。さらに簡単なのは、Dockにある起動中のアプリアイコンをドラッグして、仕切り線より左(または上)側に移動させるだけ。これだけでDockへの登録が完了します。

起動中のアプリケーションなら、アイコンを仕切り線より左側(または上側)に移動させるだけで追加が可能です

6.フォルダをDockに追加する

 よく使うフォルダをDockに登録するには、そのフォルダをDockの仕切り線より右側(または下側)にドラッグ&ドロップします。この操作は多くの人が知っていると思いますが、ここでちょっとしたテクを紹介しましょう。

 それは、Finder上で「フォルダの形をしたパーツならすべてドラッグ登録可能」というものです。たとえば、Finderウインドウのサイドバーに表示されているアイコンや、Finderウインドウの「パスバー」に表示されているアイコンなどもドラッグ操作で追加できるのです。

 さらには、Finderウインドウのタイトルバーに書かれているフォルダ名は、ポインタを重ねるとフォルダのアイコンが表示されますが、それをDockにドラッグして追加することも可能です。

Finderウインドウに表示される「フォルダアイコン」はすべてDockにドラッグして追加することが可能です

7.Dock内のフォルダを素早くFinderで開く

 Dockに登録したフォルダは、クリックすると[グリッド]または[リスト]という表示形式でポップアップ表示されます。また、その中に[Finderで開く]というボタンがあり、クリックするとFinderウインドウが開きます。

 しかし、遠回りせず最初からFinderウインドウで開きたいと思う人もいるでしょう。その場合は、Dock内のフォルダアイコンを[option]キー+[command]キー+クリックすることで、即座にFinderウインドウが開きます。

[option]キー+[command]キー+クリックで、その階層をFinderウインドウで開きます。単に[command]キー+クリックすると、そのフォルダを含むフォルダが開きます([option]キー+[command]キー+クリックよりも1段階上位の階層)

8.Dockからアプリを強制終了

 Dockのアプリアイコンを長押し(または副ボタンクリック)するとポップアップメニューが表示され、そこからさまざまな操作が行なえます。できる操作はアプリごとに少しずつ違うので試してみていただきたいのですが、その中に[終了]という項目があります。

 この項目を選ぶと当然ながらアプリケーションを終了できますが、何らかのトラブルでアプリケーションが反応しないときは[終了]を選んだだけでは終了できません。

 そんなときはポップアップメニューを開いたあとに[option]キーを押してみましょう。[終了]項目が[強制終了]に変わるので、それを選ぶことで強制終了ができます。

強制終了をすると、保存していない文書の状態が失われてしまうことがあります。アプリケーションが反応しないときなど、どうしようもないときだけ利用しましょう

9.Dockを使って添付ファイル付きのメールを素早く作成

 Dockのアプリケーションアイコンは、ファイルをドラッグ&ドロップすることでそのファイルを開くことができます。たとえば画像ファイルを特定のサードパーティ製アプリケーションで開きたいとき、画像ファイルをそのアプリケーションのアイコンにドラッグするといいでしょう。

 こうしたドラッグ技の応用として、ファイルをDockの「メール」アイコンにドラッグするというテクニックがあります。この操作をすることで、ドラッグしたファイルを添付した新規メールを即座に作成できます。

ファイルをDock内の「メール」アイコンにドラッグ&ドロップ。そのファイルを添付した新規メールが自動的に作成されます。覚えておくと意外と重宝します

10.他のアプリウインドウを非表示にする

 たとえばFinderでファイル操作をしているとき、ほかのアプリケーションのウインドウが重なって邪魔な場合があります。そんなときは、Finder以外のウインドウを一時的に隠してしまいましょう。

 操作は[option]キー+[command]キー+[H]キーというキーボードショートカットを押すだけ。また、[option]キー+[command]キーを押したまま、Dock上のアプリアイコンをクリックすることでも利用できます。

ほかのアプリケーションウインドウが隠れることで画面がスッキリします。また、デスクトップのアイコンなどにアクセスしやすくなるといったメリットもあります

11.Dcokをキーボードだけで操作する

 文字入力中など、キーボードから手を離さずにDockを操作したいことがあるかもしれません。そういう状況に備えて、Dockをキーボードだけで操作できるよう準備しておきましょう。

 まずはシステム環境設定の[キーボード]パネルを開き、[ショートカット]タブで[Dockを操作対象にする]をオンにしておきます。あとは設定したキーボードショートカットを押せば、いつでもDockをキーボードで操作できます。矢印キーで選択するアイコンを移動したり、アプリケーション名の頭文字をタイプして選択したりすることも可能です。

システム環境設定の[キーボード]パネル→[ショートカット]タブを開きましょう。左側のカテゴリから[キーボード]を選択すると右側に[Dockを操作対象にする]という項目があるのでチェックボックスをオンにします。使うときは、矢印キーなどでアイコンを選択し、[return]キーで決定します

 デスクトップとDockのカスタマイズテクニックを紹介してきましたが、ベテランユーザの方も今までの使い方に固執しすぎず、ときどき設定を見返してみるといいでしょう。以前使わなかった機能でも、見返すと新しい便利さに気がつくかもしれません。いろいろ試しながら、Macの使い勝手をアップデートしていきましょう。