PC Watchのキーボード黙示録

こだわりはないが、結果的にUbuntu的に便利なロジクール製を使用している理由

このコーナーは、ライターや編集者愛用のキーボードについて語る短期リレーコラムです。
筆者が使用しているキーボード。もう少しきれいに磨いておくべきだったか

 ライターたるものキーボードに一家言あるものだと思っていたが、本連載を読む限りでは特にそういうわけでもなさそうでちょっぴり安心している。

 一時期はHHKB Lite2を使っていたこともあるが、キーの少なさに辟易して、今は廃番になってしまった(かなり気に入っていた)キーボードに移行した。その後無線化したくなって選択したのが「MK245nBK」である。

 コンパクトな割には適切なキーピッチが確保されていること、キーの配置も変態的ではないこと、特にEnterキーの右側にキーがないこと、USBドングルがマウスと共用であること、キーボードマウス共に単4電池2本なので充電池(エネループ)の取り回しがいいこと、故障しても代替品の入手が容易であったことなどが気に入っている。

 特にキーボードとマウスともに単4電池で動くものというのは、少なくともロジクール製品ではほかにないように思う。一時期MK470を使用していたこともあったが、テンキーがあってもさして便利にはならなかったこと、キーの1つが早々に故障してしまったこと、その割に容易に買い替えができる価格ではないこと、マウスが単3電池で動作することなど不便に思うことがあり、MK245nBKに回帰した。それが2025年8月のことであった。

 程なくしてMK245nBKが廃番になったらしく、とたんに入手性が悪くなってしまった。12月のとある日に大阪日本橋の電気街を徘徊中、パソコン工房にて残っている最後の1つ(と思われる)を運よく確保できた。しかも価格は2,180円であり、在庫処分価格(推定)でラッキーであった。これで5年は戦えそうだ。

 ロジクール(日本国外ではLogitechでロジテックとは無関係)は世界的になブランドで、Ubuntu的にも便利な機能がいくつかある。

 「電源管理」で電池の状態が取得できるのはそのうちの1つで、当然電池残量が低下したら警告が表示される。使っているうちにいきなり電池が切れてしまうという問題が防げる。これはほかのメーカーで独自のUSBドングルを採用している場合にはなかなか難しいことだったりするが、なにぶん昔の記憶(しばらくロジクール製品しか使用していない)なので今はまた話が変わっているかもしれない。

電池の状態が取得できて嬉しい

 「電源管理」で状態が取得できるようになる前は、Solaarというアプリを別途インストールすれば同じく電池の状態が取得できていた。ほかにも便利な機能があり、ファンクションキーとメディアキーのデフォルトを入れ替えたりもできる。ファンクションキーがデフォルトのほうが望ましいため、特にこの機能は使用していないが。

ロジクール製品専用アプリもある

 以上の理由によりUbuntuユーザーはロジクール製品を使用すると便利なことがあるが、電池の状態が取得できるのは完全にものによる。MK245nBKは両方ともに対応していたが、MK470はどちらか(確かマウス)が取得できてなかった。

 できることであればMK245nBKの存続を強く希望するものである。無理なら似たようなコンセプトのモデルの新発売を期待したい。

メーカー/製品名ロジクール MK245nBK
使用PC機種名自作PC(Ryzen 7 8700G/64GBメモリ/合計10TB SSD/Ubuntu)
キーボード仕様メンブレン
キースイッチ(軸の種類)メンブレン
キー配列日本語配列
サイズ/キー数83キー(テンキーレス)
キーピッチ19mm
キーストローク2.5mm
押下圧(重さ)57g
打鍵音静音
接続方式専用ドングル無線
筐体の色/素材黒・プラスチック
カスタマイズ箇所なし
キーバックライトなし
価格3,179円