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14型/1.72kgでRTX 4080搭載。軽いのに高性能なゲーミングノート「ROG Zephyrus G14」

ROG Zephyrus G14

 ASUS JAPAN株式会社より、14型ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14」の2023年モデルが発売された。価格は39万9,800円。

 高性能ゲーミングブランド「ROG」を冠したゲーミングノートPCは大小さまざまあるが、本機はその中では比較的コンパクトな製品となる(より小さい13.4型もある)。高性能なCPUやGPUを小さな筐体に収めるのは限度がある中、本機は「高性能をなるべくコンパクトに」という立ち位置にあるように見受けられる。

 複数のモデルが用意されており、搭載するGPUはGeForce RTX 3050 LaptopからGeForce RTX 4080 Laptopまで幅広くラインナップされている。コンパクトなだけでなく、必要とする性能や価格などに応じて好みの製品が選べるのが魅力だ。

 今回、本機のラインナップで最上位となる「ROG Zephyrus G14(2023) GA402XZ-R9R4080GL」をお借りしたので、実機で性能や使い勝手を見ていきたい。

2kgを大きく下回る筐体に、ハイエンド級のスペックを凝縮

 試用機のスペックは下記の通り。

【表1】ROG Zephyrus G14(2023) GA402XZ-R9R4080GL
CPURyzen 9 7940HS(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)
GPUGeForce RTX 4080 Laptop(12GB)
メモリ32GB DDR5-4800(16GB×2)
SSD1TB(PCIe 4.0 x4)
光学ドライブなし
ディスプレイ14型非光沢液晶(2,560×1,600ドット/165Hz)
OSWindows 11 Home
汎用ポートUSB4、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×2
カードスロットmicroSD
映像出力HDMI、USB4、USB 3.1 Type-C
無線機能Wi-Fi 6E、Blunetooth 5
有線LANなし
その他207万画素IRカメラ(Windows Hello対応)、3Dアレイマイク、ヘッドセット端子など
本体サイズ約312×227×19.5~22.61mm
重量約1.72kg
価格39万9,800円

 CPUはAMDで最新のRyzen 9 7940HSを搭載。GPUはGeForce RTX 4080 Laptopで、ノートPCとしてはハイエンドに近い構成だ。メインメモリはオンボード16GB、SO-DIMMで16GBの計32GB。

 ディスプレイは14型のWQXGA(2,560×1,600ドット)で、165Hzのハイリフレッシュレートに対応。応答速度は3ms。同社が「ROG Nebula Display」と呼ぶ高性能ディスプレイで、輝度500cd/平方m、コントラスト比1,200:1。G-SYNCにも対応し、GPUの信号を直接出力に切り替えられるMUXスイッチも搭載する。

 ネットワークはWi-Fi 6E対応で、有線LANは非搭載。前面にはWindows Hello対応のカメラを搭載する。端子類ではUSB4やUSB 3.1 Type-Cを搭載し、HDMIと合わせて3本の映像出力に対応する。

 バッテリは4セル76Whのものを搭載。充電は付属の240W出力ACアダプタのほか、USB4経由での充電にも対応する(USB充電器は別売)。

 本体重量は約1.72kgと、2kgを大きく下回る。筆者が調べた範囲では、GeForce RTX 4080 Laptop搭載機で2kgを切る製品は、他社を含めても本機だけだ。また、RTX 4060 Laptop搭載モデルは同じく約1.72kg、RTX 4070/4050/3050 Laptop搭載モデルはさらに軽い約1.65kgとなる。

 GPU以外の主なスペック上の違いはSSDの容量で、軽い方は512GB、重い方は1TBとなっているほか、重い方にのみ天板部のLEDアニメーション演出「AniMe Matrix」が搭載されている。そのほか、CPUがRyzen 7 7735HSのモデルも用意される。

 今回試用したGeForce RTX 4080 Laptop搭載モデルは価格が約40万円となかなか高価だが、ハイスペックと軽さを両立した結果と思えば妥当な線であろう。

小型筐体で冷却は間に合うのか?

 次に実機のパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストに利用したのは、「PCMark 10 v2.1.2600」、「3DMark v2.26.8098」、「Cinebench R23」、「VRMark v1.3.2020」、「PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS Character Creator」、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「Cinebench R23」、「CrystalDiskMark 8.0.4」。

 本機にはカスタマイズツール「Armoury Crate」がプリインストールされており、動作モードの切り替えができる。設定は標準の「パフォーマンス」のほか、「Turbo」、「サイレント」に切り替え可能。またOSの設定に準じる「Windows」や、手動で設定する「手動」も選べる。ベンチマークでは前者3つの設定を切り替えて実施した。

 ベンチマークに際して、GPUモードはNVIDIA Optimusを用いた「スタンダード」から、常時dGPUを使用する「Ultimate」に変更して実施した(先述のMUXスイッチにあたるもの)。iGPUとdGPUによる切り替えの際に一瞬動作が止まったりする挙動を避けるためで、試しに実施したいくつかのベンチマークでは、GPUモード切替によるスコアの有意な差は見られなかった。

カスタマイズツール「Armoury Crate」
【表2】「PCMark 10 v2.1.2600」のスコア
動作モードパフォーマンスTurboサイレント
PCMark 108,4728,8358,404
Essentials10,91110,94710,669
Apps Start-up score14,72514,78814,336
Video Conferencing Score8,2158,2648,083
Web Browsing Score10,74010,73510,481
Productivity10,77611,86811,362
Spreadsheets Score12,86915,20214,437
Writing Score9,0259,2668,942
Digital Content Creation14,03514,40513,289
Photo Editing Score21,32522,01820,798
Rendering and Visualization Score16,20716,47615,266
Video Editing Score8,0008,2407,393
Idle Battery Life11時間7分--
Modern Office Battery Life7時間43分--
Gaming Battery Life1時間5分--
【表3】「3DMark v2.26.8098」のスコア
動作モードパフォーマンスTurboサイレント
Speed Way
Score3,6034,0543,334
Port Royal
Score8,92210,1948,057
Time Spy
Score13,77015,42612,449
Graphics score14,38316,27112,890
CPU score11,09511,92110,429
Fire Strike
Score30,70732,80228,595
Graphics score36,21239,36733,818
Physics score29,30830,05425,828
Combined score14,84515,52114,315
Wild Life
Score77,36288,90975,575
Night Raid
Score61,75564,11154,689
Graphics score119,407123,884107,203
CPU score16,53017,16914,484
CPU Profile
Max threads7,8108,1507,738
16-threads7,8108,1477,743
8-threads6,7386,9996,652
4-threads3,9573,9843,928
2-threads2,0142,0141,996
1-thread1,0361,0391,037
【表4】「VRMark v1.3.2020」のスコア
動作モードパフォーマンスTurboサイレント
Orange Room
Score14,57214,50013,301
Average frame rate317.67fps316.10fps289.96fps
Cyan Room
Score14,42815,94813,402
Average frame rate314,54fps347.66fps292.17fps
Blue Room
Score4,1334,6623,252
Average frame rate90.09fps101.64fps70.89fps
【表5】ゲーム系ベンチマークのスコア
動作モードパフォーマンスTurboサイレント
PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS Character Creator(簡易設定6)
2,560×1,600ドット15,29119,89812,606
1,920×1,080ドット27,86331,05425,794
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク(最高品質)
2,560×1,600ドット17,44918,33912,900
1,920×1,080ドット21,70222,51015,856
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(高品質)
3,840×2,160ドット5,7116,4024,621
2,560×1,440ドット10,07211,0638,073
1,920×1,080ドット13,04614,38510,829
【表6】Cinebench R23(10 minutes)のスコア
動作モードパフォーマンスTurboサイレント
CPU(Multi Core)16,050pts17,636pts15,820pts
CPU(Single Core)1,816pts1,826pts1,809pts

 CPUのパフォーマンスを見ると、元々の高性能に加えて、全コアを使用する場合にもかなり高いクロックを維持している。「3DMark」の「CPU Profile」を見ると、Max threadsでもクロックは5GHz近くに達する。より長時間の測定となる「Cinebench R23」ではもう少し下がっているようだが、それでもモバイル向けCPUとしてはシングルスレッド、マルチスレッドともに相当優秀な部類だ。

 GPUもさすがの高性能。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、4Kの高画質設定でも「やや快適」の評価が出ている。本機のディスプレイはWQXGAの165Hzとかなりの高性能だが、多くの3Dゲームで十分な力を発揮できそうだ。

 動作モードは標準の「パフォーマンス」でも十分に高性能だが、「Turbo」にするとCPU、GPUともにさらに性能が上がる。「3DMark」ではスコアが1割以上も向上するものが多くある。比較的小型な筐体にも関わらず、まだ余力を残しているようだ。

 「サイレント」を選んだ場合は、主にGPUの性能を控えているように見え、CPUの性能低下は僅か。ゲーム系のベンチマークでは3割前後のスコアの低下が見られるが、これでも多くの3Dゲームを動かすには十分な性能であろう。

 バッテリ駆動時間は、ディスプレイの輝度50%、NVIDIA Battery Boostはオフで実行。アイドル時では11時間、オフィスユースでも7時間を超え、ビジネス用途にも十分に耐えられる。ただゲーミングでは約1時間となっており、高性能なだけあってバッテリ消費はかなり激しいのが分かる。

 SSDはSamsung製「MZVL21T0HCLR-00B00」が使われていた。シーケンシャルリードで約6.7GB/s、シーケンシャルライトも約5GB/sと、なかなか高速だ。

CrystalDiskMark 8.0.4

 また実際のゲームプレイのテストとして、「フォートナイト」のバトルロイヤル1戦と、「エーペックスレジェンズ」のチュートリアル1周のフレームレートを、NVIDIA FrameViewで計測した。解像度はディスプレイと同じWQXGA(2,560×1,600ドット)と、フルHD(1,920×1,080ドット)でそれぞれ実施。画質はいずれも最高設定。動作モードは標準の「パフォーマンス」とした。

【表7】ゲームのフレームレート
WQXGAフルHD
フォートナイト
平均67.162fps80.747fps
下位10%56.267fps65.679fps
下位1%47.627fps53.912fps
エーペックスレジェンズ
平均186.017fps246.343fps
下位10%154.097fps210.926fps
下位1%124.905fps179.057fps

 「フォートナイト」では、DirectX 12でクオリティプリセットを最高、レイトレーシングは不使用とした。フレームレートはWQXGAでも平均で60fpsを上回っており、実際のプレイでも違和感なく快適に遊べる。ただしディスプレイのリフレッシュレートである165Hzには程遠い。画質を下げてフレームレートを上げるなど、好みに応じた調整が可能だ。

 「エーペックスレジェンズ」では、144Hzのリミッター上限を解除し、画質設定を全て最高に設定。ただしスポットシャドウディテールを「極」にするとVRAM不足とされたので、1段階下の「最高」にしている。フレームレートはWQXGAで平均約186fps、下位10%でも約154fpsで、ディスプレイの性能に見合った十分な結果となっている。

ディスプレイやスピーカーなど各部位が高品質

エクリプスグレーのボディカラー。天面はフラットだが、「AniMe Matrix」のための細かい穴が無数に空けられている

 続いて実機を見ていこう。エクリプスグレーの筐体は14型だけあってコンパクトなモバイルノートに見えるが、手に持ってみるとやはりずっしりとくる。見た目とのギャップで余計に重みを感じるのだろうが、誰が持っても「小型だけれど軽量ではない」と感じるだろう。

 ディスプレイ部を畳んで手に持つと、ディスプレイ部のエッジが立っているのが当たるのと、ディスプレイと本体の間に少し隙間があるため少しへこみを感じ、若干持ちづらい。設計上、持ち運びやすさを重視する余裕はないのだろう。

 ディスプレイは発色がとてもよく鮮やかだ。コントラストも高く、視野角も極めて広い。応答速度も十分高速で、スクロールの残像感もとても少なく、165Hzのリフレッシュレートの恩恵を十分に感じられる。ノートPCに搭載するディスプレイとしては極めて良質で、さすがは「ROG Nebula Display」と名付けるだけのことはある。

 天面には1,449個のLEDを内蔵した「AniMe Matrix」を搭載。Armoury Crateで表示内容をカスタマイズできる。バッテリ駆動時には表示を止めるなどの調整も可能だ。

 AniMe Matrixを搭載した分、天面の剛性が弱くなっていないかという心配もある。天面を押してみると若干のたわみを感じるし、ディスプレイ部をねじる動きにもややねじれる。とはいえ一般的な薄型ノートPCと比べればむしろ堅めの手ごたえで、普通のノートPCとして扱う分には問題はないだろう。

ディスプレイはノートPC用としては破格の高性能
視野角も極めて広い
天面にはAniMe Matrixを搭載
AniMe Matrixは表示のカスタマイズが可能

 キーボードはアイソレーションタイプで、キー配置は日本語のテンキーレス。主要なキーは約19mmのキーピッチを確保しつつ、最下段のみやや縦方向に厚くしている。カーソルキーが縦に半分の高さに圧縮されているのだが、最下段が厚くなった分だけ、少し余裕ができている。

 キーストロークはノートPCなりでかなり浅めだが、しっかりしたクリック感があり、押下圧は重めに感じる。打鍵音は相当に静かだ。キーボードバックライトも搭載しており、Armoury CrateやAura Creatorを使って明るさや色、エフェクトなど光り方を全キー一律で変更できる。

キーボードはテンキーレス。最下段だけ少し縦に厚い
キーボードバックライトは付属のソフトウェアのAura Creatorでカスタマイズ可能
タッチパッドはボタン一体型。横方向に広め

 端子類は、左側面に電源端子、HDMI、USB4、ヘッドセット端子。右側面にmicroSDカードスロット、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×2を装備。側面はいずれも奥側がファンの排気口となっており、端子類は手前側に寄っている。

 この配置で気になるのがUSBマウスの接続だ。USBマウスの多くはUSB Type-Aなので、変換しない限りは本体右側の比較的手前に接続することになる。するとマウスのケーブルが操作の邪魔になりやすい。小型軽量を実現するためのスペースを考えると仕方ないとは思うし、USB4を変換して使う逃げ道もあるが、できればUSB Type-Aを1つは左側に用意して欲しかった。

左側面は電源端子、HDMI、USB4、ヘッドセット端子
右側面はmicroSDカードスロット、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×2
背面は排気口のみで端子類はない。中央付近にはインジケータが埋め込まれている
前面は特に何もない

 スピーカーは底面の手間側左右と、キーボードのある上部左右の、計4基が配置されている。ノートPCでは珍しい配置だ。音を出してスピーカーに耳を近づけると、キーボード上部からはかなり尖り気味の高音、底部からはこもった低音が鳴っている。

 これを全体として聴くと、耳障りな感じもこもった感じもなく、とてもバランスのいい自然な音に聞こえる。ステレオ感もしっかり出ており、ゲームの情報としての音だけでなく、ちょっとした音楽鑑賞にも耐えうる質のいい音が出ている。低音はそこまで強くはないが、このサイズのPCとして考えれば格段に良好。ROGシリーズのスピーカーはいつも高品質で、本機も間違いない。

底面の吸気用スリットは意外と狭い。手前左右にはスピーカーを内蔵

 エアフローは、底面から吸気、背面と両側面から排気。アイドル時はファンが完全に停止し、オフィスユースでも騒音を気にする必要はない。

 高負荷になるとファンが回りだす。元が無音なだけにファンの騒音ははっきり聞こえるが、音質は低めのホワイトノイズで、あまり耳触りな感じがしない。ゲームの音を邪魔しそうな程度の音量かなと思ったが、実際に試すと音質のおかげか、邪魔な感じは少なかった。

 さらに動作モードを「Turbo」にすると、騒音が大きくなり、やや高めの風切り音が混じる。それでもゲームの音をかき消すほどの轟音ではなく、まだヘッドフォンなしでも使える。この本体サイズと高性能パーツを入れてもなお、ヘッドフォンなしでのゲームプレイが現実的というのは、冷却と騒音に相当な気配りをしている証拠だ。

 では排熱はどうかというと、キーボードやリストレスト部分に温かさが伝わってきている。W/A/S/Dキーも体温くらいの温かさがあり、プレイ中の不快感はある。さすがにこのサイズでキートップへの熱伝導まで排除するのは難しかったようだ。それでも極端にCPU負荷が高いゲームでない限りは耐えられる温度ではあり、努力は感じられる。

ACアダプタは240W出力。ケーブルも太く持ち運びに向く感じではない

 ACアダプタは240W出力。かなり大型で、厚さは約26mmと本体よりも厚い。本体がコンパクトになっても、高性能なパーツが消費する電力は大きいままなので、ここは致し方ないところだ。

 代わりにUSB4端子からの給電が可能。試しにUSB4端子に27W出力のUSB PD充電器を接続してみたところ、低出力機器が接続されたという通知とともに充電が行なわれた。ゲームプレイでは付属のACアダプタがあった方がいいが、オフィスユースなど低負荷な環境であれば、スマートフォンなどで使っているUSB PD充電器を使いまわすのも可能だろう。

高性能と軽さの確かな両立。下位モデルには別の魅力も

 一通り試してみて、高性能と小型化の両立をかなり高いレベルで達成させていると感じられた。

 Ryzen 9 7940HSとGeForce RTX 4080という組み合わせで、240W出力のACアダプタを使用するにも関わらず、14型で2kgを大幅に下回るコンパクトさというのは、普通に考えれば相当に無理がある。しかし本機はそれらを実用的なレベルできっちりと仕上げている。キートップの熱さを指摘はしたが、ほかのゲーミングノートPCでもよくある程度でしかない。

 今回はGeForce RTX 4080を搭載した最上位モデルを試用したが、下位のモデルなら性能が落ちるとともに、発熱量も下がるはずだ。冷却システムが同一である前提なら、より快適に利用できるだろうと想像できる。

 たとえば1つ下のGeForce RTX 4070搭載モデルであれば、価格は29万9,800円と10万円下がって、AniMe Matrixは省かれるが重量は70g軽くなる。GeForce RTX 4050でよければさらに5万円下がって24万9,800円だ。メモリやストレージもスペックダウンするが、お買い得感はぐっと高まる。

 最上位モデルは唯一無二と呼べる高性能と軽さの両立。下位モデルはコンパクトさと高品質の両立でメリットがある。本機の魅力はユーザーが何を求めるかによって変わってくるだろう。コンパクトなゲーミングノートPCが欲しいと思ったら、今回の最上位モデルだけでなく、ほかの下位モデルも比較検討してみることをおすすめする。