Hothotレビュー

RTX 4090がノートPCにもやってきた!ASUS「ROG Strix SCAR 18」の驚異的なスペックを試す

GeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載するASUSのゲーミングノート「ROG Strix SCAR 18 G834JY」。実売価格は599,800円前後

 2023年2月8日、NVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」を搭載するASUSのゲーミングノート「ROG Strix SCAR 18 G834」が国内発表となった。CPUには24コア32スレッドの「Core i9-13980HX」と採用と、まさにノートPCとして現役最強と言えるスペックを持つ最新モデルを早速試していきたい。

RTX 4090+第13世代Core i9搭載の新世代モンスターノートが動く様をライブで確認せよ!

本日2月8日(水)21時より、ASUS ROG Strix SCAR 18の解説ライブ配信を実施します。RTX 4090 Laptopと第13世代Coreを搭載したノートのベンチマーク結果、仕様、外観、使い勝手までお届け。話題のゲームタイトルを使っての実動デモも予定しています。解説は芹澤正芳氏、MCはPADプロデューサーの佐々木修司です。(ライブ終了後は即時アーカイブをご覧いただけます)

RTX 4090とCore i9-13980HXの最強タッグ

 ROG Strix SCAR 18 G834は見どころだらけの“超ハイエンド”ゲーミングノートだが、その中でも一番は2023年1月4日のCES 2023で発表されたNVIDIAの最新ノートPC向けGPU「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」を採用していること。

GPUスペックの比較
GPU名RTX 4090 Laptop GPURTX 4080 Laptop GPURTX 3080 Ti Laptop GPU
CUDAコア数9,7287,4247,424
ブーストクロック1,455~2,040MHz1,350~2,280MHz1,125~1,590MHz
メモリサイズGDDR6 16GBGDDR6 12GBGDDR6 16GB
メモリバス幅256bit192bit256bit
RTコア第3世代第3世代第2世代
Tensorコア第4世代第4世代第3世代
アーキテクチャAda LovelaceAda LovelaceAmpere
DLSS332
NVENC第8世代×2第8世代×2第7世代
カード電力 (W)80~150W60~150W80~150W

 ノート向けのRTX 40シリーズは4090/4080/4070/4060/4050と一気に5モデルも発表されたが、その最上位に位置するのがGeForce RTX 4090 Laptop GPUだ(ここでは参考までにRTX 4080 Laptop GPUとRTX 3080 Ti Laptop GPUのスペックも掲載)。

 前世代の最上位だったGeForce RTX 3080 Ti Laptop GPUからCUDAコアを1,000基以上も増やし、ブーストクロックも向上した。デスクトップ版RTX 40シリーズと同じく、AIによるフレーム生成によってフレームレートを向上させる「DLSS 3」、ハードウェアエンコーダのNVENCを2基同時に動作させてエンコードを高速化するデュアルエンコードへの対応といった特徴も当然備わっている。

 なお、ROG Strix SCAR 18 G834はブーストクロック2,040MHzと公式スペックにおける最大値、カード電力は175Wと公式スペック以上のセッティングだ。GeForce RTX 4090 Laptop GPUの性能を最大限引き出せる設計と言える。

GeForce RTX 4090 Laptop GPUのGPU-Zでの表示。原稿執筆時点では正式対応しておらず、一部非表示だった
ROG Strix SCAR 18 G834に搭載のGeForce RTX 4090 Laptop GPUは、ブーストクロック2,040MHz、カード電力175Wに設定されていた

 CPUも強力だ。Intel最新の第13世代Coreシリーズから、ノートPC向けとしては最上位の「Core i9-13980HX」を搭載。Pコアが8基、Eコアが16基と24コア32スレッド仕様だ。Pコアの最大クロックは5.6GHz、Eコアは最大4GHz。

 ベース電力となるPBT(Processor Base Power)は55W、最大電力となるMTP(Maximum Turbo Power)は157WとノートPC用のCPUとしては強烈な消費電力だ。

 対応メモリはDDR4-3200およびDDR5-5600だ。なお、ROG Strix SCAR 18 G834には、DDR5-4800が32GB搭載されている。

Core i9-13980HXのCPU-Zでの表示。Pコア8基+Eコア16基で24コア32スレッド仕様なのが分かる

 Core i9-13980HX+GeForce RTX 4090 Laptop GPUは、原稿執筆時点で最高峰のCPUとGPUの組み合わせだ。ROG Strix SCAR 18 G834はゲーミングノートの限界点が見られる製品と言ってもよいだろう。

 そのほか、今回試用したROG Strix SCAR 18 G834のスペックは以下の通りだ。

ASUS ROG Strix SCAR 18 G834の仕様
CPUCore i9-13980HX(24コア32スレッド)
メモリDDR5-4800 32GB
ストレージ1TB NVMe SSD×2
GPUGeForce RTX 4090 Laptop GPU
液晶2,560×1,600ドット表示対応18型(240Hz)
OSWindows 11 Home
インターフェイス2.5Gbps有線LAN、Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-C(DisplayPort出力、USB PD対応)、USB 3.1×2、HDMI、Webカメラ、クアッドスピーカー、音声入出力端子
無線Wi-Fi 6、Bluetooth
本体サイズ399×294×23.1~31.1mm
重量約3.1kg

 性能が一番の注目点ではあるが、外観やインターフェイス類をまずはチェックしよう。ディスプレイは18型のWQXGA(2,560×1,600ドット)。WQHD(2,560×1,440ドット)よりもちょっと縦方向の解像度が高く、表示できる情報量が多いのがポイントと言える。リフレッシュレートは最大240Hzと非常に高い。

 また、ディスプレイ上部にはWebカメラ、マイクも備えている。インターフェイスは左側面に2.5Gの有線LAN、HDMI出力、Thunderbolt 4、USB 3.1Type-C(DisplayPort出力、USB PD対応) 、ヘッドセット端子、右側面にUSB 3.1×2。無線LANはWi-Fi 6E対応だ。

ディスプレイは18型のWQXGA(2,560×1,600ドット)
リフレッシュレートは240Hz
可変リフレッシュレート(VRR)のG-SYNCも正式サポート
上部にはWebカメラとマイクも搭載
ディスプレイはここまで開く
左側面に2.5Gの有線LAN、HDMI出力、Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-C(DisplayPort出力、USB PD対応)、ヘッドセット端子
右側面にUSB 3.1×2

 キーボードは日本語配列。詳しい仕様は公開されていないが、eスポーツグレードとしており、複数キーの同時押しに対応、キースイッチは2,000万回以上の耐久性を持っているという。

キーボードは日本語配列でテンキーも備える
タッチパッドはクリックが一体型になっているタイプ。筆者の実測で縦130mm、横85mmと非常に大きい

 RGB LEDも内蔵しており、キーごとにライティングの設定を行なうことも可能だ。上部には音量調整やミュートといったショートカットキーが用意されているが、そこにマクロを割り当てることもできる。

LEDバックライトも内蔵。フロント部分も光るため、浮いたような雰囲気を出す

 本体のサイズは、399×294×23.1~31.1mmで重量は3.1kgだ。ACアダプタは330Wと大出力だけに大きく、筆者の実測で959gだった。

ACアダプタは330W出力ということもあり巨大だ
ACアダプタはケーブル込みで重量は959gだった

24コア32スレッドCPUの強烈な性能

 ここからは本題と言えるベンチマークテストに移ろう。ROG Strix SCAR 18 G834は管理アプリの「Armoury Crate」で、複数の動作モードが選べる。パフォーマンス/Turbo/手動でCPUとGPUに割り振られる電力が変わり、それに合わせて動作音も大きくなる。モードごとの電力割り振り動作音は下の表にまとめた。

Armoury Crateで動作モードを設定できる
電力表
動作モード動作音CPU+GPUGPUのみCPUのみ
--CPUGPU-PL2PL1
パフォーマンス42dB45W150W160W120W90W
Turbo48dB55W175W175W175W135W
手動52dB65W175W175W175W140W

 たとえば、Turboモードに設定した場合はゲームなどCPUとGPUの両方に負荷がかかる状況ではCPUが最大55W、GPUが最大175Wになる。Cinebench R23のようなCPUだけに負荷がかかる作業では、最大175Wまで割り振られると状況に合わせて、電力のバランスを変化させる仕組みだ。

 デスクトップに比べて、冷却面でも電力の供給面でも制限のあるノートPCでは、状況に合わせてCPUとGPUの電力バランスを取るのが最適解と言えるだろう。

 なお、今回はTurboモードに設定して性能テストを実行している。まずは、PCの基本性能を測定する「PCMark 10」、CGレンダリングでCPUパワーを測定する「Cinebench R23」、ストレージのデータ転送速度を測る「CrystalDiskMark 8.0.4c」をチェックしよう。

PCMark 10の結果

 PCMark 10は、Web会議/Webブラウザ/アプリ起動の“Essentials”で4,100以上、表計算/文書作成の“Productivity”で4,500以上、写真や映像編集“Digital Content Creation”で3,450以上が快適度の目安となっているが、すべて2倍以上のスコア。一般的な処理で不満を感じることはないだろう。

Cinebench R23の結果

 Cinebench R23はノート用のCPUで3万超えはすさまじいの一言。さすが24コア32スレッドと言える。シングルコアのスコアもデスクトップ向けのCore i9-13900Kクラス。文句の付けようがないハイスコアだ。マルチスレッド、シングルスレッドどちらの処理にも強いことが分かる。

CrystalDiskMark 8.0.4cの結果

 そしてCrystalDiskMark。ROG Strix SCAR 18 G834は、1TBのNVMe SSDを2台搭載し、RAID0を構築しており、シーケンシャルリードで10,785.43MB/s、ライトで8,189.08MB/sと強烈の速度を記録した。ゲームのロードで不満を感じることはないのはもちろん、これだけの速度が出るなら大容量の動画ファイルを扱うような作業でも快適と言える。

DLSS 3対応で重量級ゲームも快適プレイ

 ここからはゲーミング性能に迫ろう。比較用としてCPUにCore i9-13900K、GPUにデスクトップ版のGeForce RTX 3080を搭載する自作PCを用意した。CPUのパワーリミットは無制限にしている。同じ24コア32スレッドのCPUで、GPUは1世代前のデスクトップ向けのハイエンドという組み合わせに対して、ROG Strix SCAR 18 G834と性能差はどこまであるのかチェックしてみたい。

比較対象の自作PC

CPU:Core i9-13900K(24コア32スレッド)
マザーボード:MSI MPG Z790 CARBON WIFI(Intel Z790)
メモリ:Kingston FURY Beast DDR5 KF556C36BBEK2-32(PC5-44800 DDR5 SDRAM16GB×2)
ビデオカード:GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3080 MASTER 10G(GeForce RTX 3080)
システムSSD:Western Digital WD_BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E-00AFY0(PCI Express
4.0 x4、2TB)
CPUクーラー:Corsair iCUE H150i RGB PRO XT(簡易水冷、36cmクラス)
電源:Super Flower LEADEX V G130X 1000W(1,000W、80PLUS Gold)
OS:Windows 11 Pro(22H2)

 まずは、定番3Dベンチマークの「3DMark」から。

 Core i9-13900K+RTX 3080の環境に対して、最大2割アップのスコアを確認できた。3DMarkはFire Strike系やTime Spy系はCPUパワーを測るテストもあるが、Core i9-13900Kが有利に働く場面のあるハズだが、それでもROG Strix SCAR 18 G834が上回った。それだけGPUパワーに差があると言ってよいだろう。

 続いて、実ゲームを試そう。軽量級として「レインボーシックス シージ」から。ゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートを「FrameView」で測定している。ROG Strix SCAR 18 G834の解像度は最大でWQXGA(2,560×1,600ドット)なので、測定する解像度はフルHDとWQHDの2種類とした。

 このテストではCore i9-13900K+RTX 3080が上回った。描画負荷が軽いだけにGPUパワーは十分足りており、CPUの性能差がフレームレートに出ていると見られる。

 ROG Strix SCAR 18 G834のTurboモードは、CPUとGPUの両方に負荷がかかる場合、CPUの電力は55Wに制限される。330WのACアダプタを使っているとは言え、ノートPCの限界が見える部分だ。それでも240Hzのリフレッシュレートを生かし切れるだけのフレームレートが出ているのはさすがだ。

 次に、RTX 40シリーズの大きな強みである「DLSS 3」対応のタイトルを試して見よう。

 RTXシリーズはNVIDIA独自の高画質アップスケーラー「DLSS」を利用できるのが大きな強みなっているが、RTX 40シリーズでは第4世代のTensorコアで、従来の機能に加えてAIによるフレーム生成技術を追加した「DLSS 3」に対応した。描画負荷の高いゲームやCPUパワーが不足している状況でも高いフレームレートを出せるのが特徴だ。

 まずは、2023年2月1日のアップデートで正式にDLSS 3対応となった「サイバーパンク2077」から。レイトレーシングにも対応し、2020年発売のゲームながらいまだに描画負荷の重さはトップクラスのゲームだ。

 最高画質設定の「レイトレーシング:ウルトラ」をベースに、レイトレーシングライティング設定をもっとも高い「サイコ」にし、ゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートを「FrameView」で測定している。DLSSを無効とパフォーマンス設定にした状態の両方を測定しているので、DLSS 3の効き具合にも注目してほしい。

サイバーパンク2077は2023年2月1日のアップデートでDLSS 3に対応し、フレーム生成の「DLSS Frame Generation」の項目が追加された

 DLSS 3の威力がよく分かる結果だ。ROG Strix SCAR 18 G834はDLSSをパフォーマンス設定にすることでフルHDで約2.5倍、WQHDで約3.1倍もフレームレートが向上している。レイトレーシングをゴリゴリに効かせたWQHD解像度でも、ヌルヌルとした動作を楽しめる。

 Core i9-13900K+RTX 3080はDLSS 2までの対応で、フレーム生成は利用できないのでフルHDで約1.9倍、WQHDで約2.4倍のフレームレート向上に留まっている。それでも十分すごいだ。

 次は人気レーシングゲームの最新作「F1 22」を試そう。画質、レイトレーシングとも最高設定の「超高」とし、ゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートを「FrameView」で測定している。

 サイバーパンク2077と同じ傾向だ。ROG Strix SCAR 18 G834は、DLSSをパフォーマンスに設定することで、フルHDで約2.1倍、WQHDで約2.4倍もフレームレートを向上できる。WQHDでも240Hzのリフレッシュレートを生かし切れるフレームレートが出るのはすばらしいところ。

 続いて、40周年記念の大型アップデートにてDLSS 3に対応した「Microsoft Flight Simulator」をテストしよう。アクティビティの着陸チャレンジから「シドニー」を選び、60秒フライトしたときのフレームレートを「FrameView」で測定している。

 Microsoft Flight SimulatorはCPU負荷が非常に高く、DLSSを有効にしていない場合はCPUパワー不足でフルHDとWQHDでフレームレートにあまり差がない。Core i9-13900K+RTX 3080のほうがフレームレートが上なのは、CPUパワーの差だろう。

 しかし、DLSSを有効にすると状況は一変する。DLSS 3のフレーム生成はGPU側で行なうため、CPUがパワー不足の状況でもフレームレートを伸ばせる。

 そのため、ROG Strix SCAR 18 G834はDLSSを使うとフルHD、WQHDの両方とも2倍以上もフレームレートが向上した。その一方で、Core i9-13900K+RTX 3080はCPUパワー不足でDLSSを有効にしてもほとんどフレームレートが変わらない。DLSS 2では有効に働かない場面があるということだ。

 次はシステム全体の消費電力を測定してみよう。OS起動10分後をアイドル時、3DMark-Time Spy実行時の最大値とサイバーパンク2077実行時の最大値を測定した。電力計にはラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を使用している。サイバーパンク2077は画質をレイトレーシング:ウルトラで解像度はWQHDとした。

 デスクトップとノートPCだから差があるのは当然だが、CPUパワーが強烈に効く場面以外では200W以上も消費電力が低いROG Strix SCAR 18 G834のほうがフレームレートが出るのだからさすがワットパフォーマンスに優れるRTX 40シリーズだ。また、ACアダプタが330Wなので、ほぼほぼフル活用して性能をギリギリまで引き出しているのが分かる。

デュアルエンコードで爆速処理

 次は、デュアルエンコードの威力を確かめてみたい。デュアルエンコードに対応する動画編集アプリの「DaVinci Resolve 18」を使って、Apple ProResの4Kと8K素材を使ったプロジェクト(約2分)をそれぞれH.265とAV1に変換する速度を測定してみた。

 条件は下記の通りで、NVENCを使ったエンコードを実行している。Presetを速度優先以上に設定しないとデュアルエンコードにならないので、使ってみたい人は注意してほしい。

  • 品質:80Mbps
  • Rate Control:固定ビットレート
  • Preset:速度優先
NVENCによるAV1エンコードに対応

 デュアルエンコードだけにRTX 3080よりも圧倒的に高速だ。動画編集をする人にとっても魅力的ではないだろうか。また、高圧縮でも高画質を維持できるAV1のエンコードに対応しているのも強み。OBS StudioやDiscordなどAV1に対応するアプリは増えており、今後の配信で広く使われていくと予想されるだけにいち早く対応しているのはうれしいところだ。

高負荷時でも安定動作の強力な冷却システム

 最後にゲームプレイ中の動作クロックと温度をチェックしておこう。「サイバーパンク2077」を10分間プレイしたときのCPUとGPUの動作クロックと温度の推移を「HWiNFO Pro」で測定している。

 動作クロックについては、CPU(Pコア)が「P-core 0 Clock」、CPU(Eコア)が「E-core 8 Clock」、GPUが「GPU Clock」の値、温度はCPUが「CPU Package」、GPUが「GPU Temperature」の値だ。

 クロックに関しては、Pコアはおおむね4GHz前後、Eコアは3.3GHz前後で推移している。電力制限がある中で、十分高クロックを維持出来ている。GPUは1,950MHz前後で推移。ブーストクロックの最大値は2,040MHz設定なので、限界近くまで引き出せていると言ってよいだろう。

 温度推移を見ると最初の1分は高いが、冷却ファンの回転が高まることで一気に下がる。CPU、GPUとも70℃前後で安定とゲーミングノートとして不安のないレベルだ。10分後でもクロックが落ちていないことから、冷却力は十分確保されていると言ってよいだろう。非常に優秀だ。


 ROG Strix SCAR 18 G834は現役最強のゲーミングノートだ。CPUは24コア32スレッド、GPUはNVIDIA最新のGeForce RTX 4090 Laptop GPUによって、レイトレーシング対応の超重量級ゲームも遊べるだけのパワーを実現。RTX 40シリーズのDLSS 3を活用すれば、高解像度でも快適にプレイできる。

 また、デュアルエンコードやAV1のハードウェアエンコードなどクリエイティブ面での魅力も豊富。それだけに約60万と価格も高いが、スペックに妥協したくない人にとっては至高の存在となってくれるハズだ。