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ダイワボウ、法人向けWindowsスマートフォンの取り扱いを開始

~“Windowsモバイルビジネスセンター”を本日より営業開始

 ダイワボウ情報システム株式会社(以下DIS)は28日、日本マイクロソフト株式会社と協業し、法人向けにWindows搭載スマートフォンを含むWindows搭載モバイルデバイスの導入を支援する専任組織「Windowsモバイルビジネスセンター」を設立した。

 現在は12人体制で顧客のニーズに合わせたさまざまな営業活動を行なうが、今後地方にも順次展開する予定。

 ダイワボウは2011年10月1日に、企業内でのWindowsタブレットの導入を推進する「Windowsタブレット推進センター」を設立し、3年ほど営業を続けてきた。今回新たにWindows搭載スマートフォンの取り扱いを開始するとともに、名称をWindowsモバイルビジネスセンターに改め、Windowsタブレットとともにスマートフォンの普及を推進する。

DIS 代表取締役専務の安永達哉氏

 「個人市場は現在、デバイスとクラウドサービスは切っても切れない関係にある。例えばAppleのiTunesやGoogleのGmailなどは、iPhone、Android端末と緊密に連携している。一方、日本企業の多くはこれらのクラウドサービスへの依存度が低く、Windowsをベースに企業内のシステムを構築しており、管理/運用/保守面などでWindowsスマートフォンとの親和性が高い。加えて、昨今課題になっているセキュリティ対策についてもWindowsの方が先んじている。

 また、先に総務省が発表したSIMロック解除の義務化に伴い、企業内で携帯電話をリプレースする時期が来ている。現在企業内で使われている携帯電話は、主にキャリアが提供しており、MVNOが企業内に展開できるビジネスに関しては、まさに白紙状態だったと言える」。そう語るのは、DIS 代表取締役専務の安永達哉氏。今回のWindowsモバイルビジネスセンターの設立は、まさに2つのニーズを捉えらたものだと言える。

 現時点では、Windows Phone 8.1を搭載したマウスコンピューターの「MADOSMA」、およびfreetelの製品を取り扱う。Windows 10搭載製品についても年内の投入を検討しているという。具体的な業務は、専用相談窓口を設置するほか、レンタルパッケージの提供やハンズオンセミナーの実施、ワークショップおよびトレーニングの提供、コンサルティングの提供を行なう。

 ダイワボウでは今後3年間で、Windowsスマートフォンを含むWindows搭載デバイスを200万台販売する予定で、ビジネスパートナーについても1,500社以上と協業し、事業を拡大していく予定。

2011年10月1日に設立したWindowsタブレット推進センター
法人向けPC市場の動向。Windows XPリプレース需要があった2013年以降は落ち着いている
Windows搭載スマートフォンを取り扱い開始
Windowsモバイルビジネスセンターに名前を改める
DISモバイルデバイスのビジネス。タブレットのうち35万台、約半分をWindowsが占めている
SIMロック解除の義務化に伴い、Windows搭載スマートフォンのような選択肢が増えた
ワンストップサービスや付加価値ロジスティックスなどにより強みを出す
Windowsモバイルビジネスセンターの機能
今後3年間で200万台のWindowsモバイルデバイスを出荷する計画
DISのビジネスネットワーク
日本マイクロソフト株式会社 代表執行役 社長の平野拓也氏も出席した
Microsoftおよび日本マイクロソフトのビジョン
Microsoftの戦略
Windowsは2015年には法人向けタブレット市場で30%のシェアを取る
Windows 10はさまざまな画面サイズで同じユーザー体験を提供する
Windows 10のユニバーサルプラットフォーム

(劉 尭)