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NEC、約150万ページ耐久のA3カラーページプリンタ

Color MultiWriter 3C750

 NECは、ページプリンタ「MultiWriter」シリーズの最上位モデルとして、A3カラー印刷対応の「Color MultiWriter 3C750」、「Color MultiWriter 3C730」を発売した。出荷は12月8日で、税別価格は前者が53万6,000円、後者が42万4,000円。

 発売から約10年近く経過した「9950C」、「9600C」の後継モデル。150万枚ページの高耐久性や、オプション利用時最大4,640枚の大容量給紙といった特徴を継承しながら、最新の複合機エンジンとコントローラを搭載した次世代アーキテクチャを採用した。

 3C750はカラー印刷速度を9950Cの50ppmから55ppmに、3C730Cはカラー/モノクロ印刷速度を9600Cの40ppmから45ppmに向上。また、即熱型のIHフューザーを採用することで、スリープからの復帰時間を15秒から約6秒に大幅に短縮。さらに、厚さ300g/平方mの超厚紙や厚さ52/平方mの薄紙への対応、320×1,200mmの長尺対応などを果たした。

 これまで2ラインLCDによる表示も、新たに5型タッチパネルとなり、操作性や視認性が大きく向上。3系統のネットワークの同時利用もサポートし、セキュリティ性が求められるオフィスでも対応可能となった。また、給紙トレイは標準で2トレイ(560枚×2)となり、手で完全に閉めなくても、ある程度閉めれば自動的に引き込む機構を搭載した。騒音も従来機から抑えられている。

オプションの給紙トレイなどを使えば、最大4,640枚の給紙が可能

 2020年12月には、Google Cloud Printのサービスが終了するが、それに代わる方式として「CUPS/IPP」が採用される。今回の両モデルともに好みのCUPS/IPPに対応しており、高額なオプションを使わずにChromebookから印刷できる。

 なお、購入時に付属するトナーの印刷枚数は、従来のブラック1万枚/カラー8,000枚から、ブラック1万2,000枚/カラー1万枚に容量が向上。大容量トナーは、3C750のブラックが2万3,000枚(税別4万300円)/カラーが2万枚(税別4万600円)、3C730のブラックが2万枚(税別3万8,000円)/カラーが1万5,000枚(税別3万1,000円)。

 インターフェイスはGigabit Ethernet。本体サイズは、いずれも620×730×810mm(幅×奥行き×高さ)。

Color MultiWriter 3C730