【年末特別企画】この冬絶対買いたいモバイルノート

　12月と言えば、ボーナスにクリスマス、そして翌月にはお年玉ということで、懐が潤い、物欲もいや増す時期だ。読者諸兄におかれても、あれを買おうか、これを買おうかと頭を悩ましていることだろう。今回特別企画として、編集部がお勧めする製品をジャンルごとに一覧にして紹介する。購入の際の参考にして頂きたい。

　第3回はモバイルノートだ。ここでは13～14型を対象としている。携帯可能なコンピューティングデバイスとしては、コンシューマユーザーの間では、伝統的なクラムシェルノートPCよりも、タブレット、2-in-1、あるいはスマートフォンでも事足りるとして、関心はそちらに移りつつある。

　だが、この記事を書いている記者のように、文章作成を常日頃行なう人、プログラマーなど職務でPCを使っており、ツールに妥協せず、最大限の性能を発揮させたい、そしてそれを持ち運ぶ必要があるという人には、ノートPCを強くお勧めしたい。仕事まで行かなくても、大学の授業で板書のメモを取ったり、レポートを書いたりするのにも、ハードウェアキーボードが断然捗る。タブレットとモバイルキーボードという選択肢もあるが、セットで持ち運ぶくらいなら、最初から一体化している方がすっきりするし、構造上の理由から、タブレットや2-in-1よりノートPCの方がスペックが高い。ちなみに、10～11型前後のモバイルノートもあるが、これらは13～14型よりキーボードのキーの配列やサイズに難があることが多いので、キーボード重視なら13～14型の方が良い。

　この冬モデルは、夏モデルからのマイナーバージョンアップも多く、その意味ではやや注目度は低かったかもしれない。しかし、2013年という括りで見ると、モバイルノートPCは、プラットフォームがHaswellになったことで、従来モデルから性能を引き上げつつ、バッテリ駆動時間が大幅に向上しているのが特徴。多くのモデルで半日前後の駆動時間を実現している。

　もう1つの特徴は、高解像度化。いくつかの製品は2,560×1,440ドットの液晶を採用しており、大きなスプレッドシートや、いくつものウインドウを並べて作業したい人には非常に役立つ。

　ここでは、店頭や直販の固定スペックモデルを取り上げているが、ほとんどの製品でBTOが可能になっており、CPUやメモリ、ストレージ容量は自分で選択できるので、選択する際は、液晶の解像度、光学ドライブの有無、本体重量あたりが決めてとなるだろう。また、ビジネス用途が多いことを考慮し、比較表の項目には有線LANとミニD-Sub15ピンを加えてある。

レノボ・ジャパン「ThinkPad X240」

富士通「LIFEBOOK SH90/M」

パナソニック「Let'snote NX3」、「Let'snote SX3」

パナソニック「Let'snote LX3」

ソニー「VAIO Pro 13」

NEC「LaVie Z」

東芝「dynabook KIRA」

東芝「dynabook R734」