Windows 10ユーザーズ・ワークベンチ
歓迎光臨th2と待てど暮らせど来ないth2
(2015/11/25 06:00)
11月12日。7月29日にリリースされたth1 ビルド 10240ことWindows 10のRTMに対する最初の大規模アップデートとしてth2が公開された。バージョンは1511で、ビルドは10586。バージョン番号はおそらく2015年11月を意味するのだろう。Windows 10を想像させるRTMの10.0から3桁アップとなっている。 今回は、そのアップデート周辺の話題について紹介しよう。
降りてこないなら降ろそうのはずが……
Microsoftでは、th2の更新を11月12日に公開、Windows 10 RTMにWindows Updateを通じて順次適用されていくとしている。Insider Programのプレビューアには、その1週間前にこのビルドが公開されていた。
手元の環境では、残り1台、Insider Previewには参加させず、ずっとRTMのまま使い続けてきたデスクトップ機がまだRTMのままだ。公開以来、毎日更新を確認しているが、降ってくる気配がない。
挙動を確認したいので、この環境はこのまま更新を待つことにするが、ほかの実機では、特に問題なくInsider Previewビルドとして更新が適用され、10586になっている。
もし、更新がまだで、強制的に適用したいのであれば、Microsoftのサイトから、メディアクリエーションツールをダウンロードし、それを実行すればいい。
このツールを使うことで、現環境のアップデート、インストールメディアとしてのUSBやDVDの作成ができる。クリーンインストールを望むなら、Windows 7やWindows 8のプロダクトキーを使ってアクティベートすることができる。
はずだった……。
ところが、Microsoftは、このツールによるth2へのアップデートを中止しているというニュースが流れてきた。チェックしてみると、確かに、このツールでダウンロードされて作成できるISOファイルには、10.0.10240.16384 のsetup.exeが収録されている。ほかのファイルの日付も古い。いずれにしても、なんらかの混乱が起こっている様子が分かる。
1カ月に2回のペースでアップデート
th2適用後のWindows 10は、Microsoftの言い分としては、
・パフォーマンスの向上
・ペン対応し、さらにパワーアップしたコルタナ
・新ブラウザ Edge の刷新
を真っ先に挙げている。また、標準アプリのメールやカレンダー、フォトなども改良されている。実際、併用して使ってみると、RTMには古ささえ感じてしまうほどだ。残り唯一の現環境が更新されないのがもどかしい。
th1 RTMとしての10240から、今回のth2 RTMまでの間、1カ月に約2回のペースで公開されてきたInsider Programの更新を経て、今回のビルドまで来ているわけだが、よほどの理由がない限り、th1 RTMに留まる理由はないと言っていいだろう。
Microsoftは、これまで数年おきに行なわれてきたようなWindowsのメジャーアップデートは今後行なわないとし、今回のような方法で継続的に新しいWindowsを提供していくとしている。ここは1つ、素直にアップデートするのがよさそうだが、既に書いたように、なんらかの混乱が起こっているようでもあり、その背景がはっきりしてからのほうが安心かもしれない。
参考までに、RTM以降、InsiderのFast Ringに提供されたビルドのリストを挙げておこう。
8月
18日 Build 10525
27日 Build 10532
9月
1日 Build 10532+
18日 Build 10547
10月
12日 Build 10565
29日 Build 10576
11月
5日 10586
12日 First Major Update for Windows 10
春まで待つのか次期アップデート
ここまでのビルドの変遷で、重要な要素はいくつかあるが、多少の改良はあれ、GUIが様変わりするようなことはなかった。内部的にはメモリ・マネージャーの改良がある。これは、アプリによる物理メモリの使い方の効率化を実現したもので、ページングによる挙動が最適化されているというものだ。
さまざまな細かいチューニングが施されることで、より使いやすいWindowsにブラッシュアップされて来たことが分かる。だが、実際には、並べて使っても違いが分からないというユーザーも少なくないだろう。
個人的には設定の時刻と言語において、「タイムゾーンを自動的に設定する」というオプションが用意されたのがうれしい。タイムゾーンが異なる地域に出張などででかける時には、基本的に、飛行機に搭乗したところで手持ちの各デバイスのタイムゾーンを手動で行き先のそれに変更してきた。スマートフォンは、現地に到着して機内モードを解除して電波を受信したところで現地のタイムゾーンに自動的に切り替わるが、PCやカメラは手動で設定するしかなかった。そのうちPCが自動化されたわけだ。
もっとも、海外に持ち出すPC数台のうち、1台だけはスケジュール等の誤入力防止のために日本時間のままにしてある。そのようなPCでは、このオプションをデフォルトのオフのままにしておけばいい。
そのほか、既報の通り、Microsoft IMEにクラウド変換の機能が提供されるようになったり、GUIの各所で使われる游明朝、游ゴシック、Yu Gothic UIのレンダリングエンジンの改良により、表示が美しくなったりもしている。
ちなみに、Microsoftによれば、メニュー表示などで使われる Yu Gothic UIで、漢字とひらがなたカタカナの文字幅が大きく異なる点については内部でも議論が続いているとのことだ。実際、少しでも文字列の横幅を狭くして多くの情報を表示しなければならなかった頃とは時代も変わり、「よりたくさん」よりも「より美しく」を優先するべきという論調も高まっている。UIフォントは本当に必要なのかどうか。個人的には、その議論の行方についても気になるところだ。
なお、Windows 10のユニバーサルアプリについては、コンテンツの表示について、特に強制するようなことはないという。だが、実際には、多くのアプリが游明朝、游ゴシックを使っている。先日、リリースされたOffice 2016も、クリーンインストールでは、Wordのデフォルトフォントは游明朝、Excelのは游ゴシックだ。個人的には本当にメイリオが見やすかったと思うのだが、遠い過去になってしまった。
また、RTMのユーザーには、タイトルバーに色を着けられるようになったことを知っておいて欲しい。Windows 10は、デスクトップアプリ、ストアアプリを問わず、ウィンドウとして表示できるようになり、タッチ操作を好まないユーザーにとっても使いやすい環境を目指してきた。8.1以前は、アプリのフルスクリーン化を推進してきたが、その方針にちょっとした変化が感じられる。フルスクリーン表示されていれば、目の前にあるアプリがアクティブであることは一目瞭然だが、ウィンドウ表示の場合はそうはいかない。
とは言え、アクティブなウィンドウがどれか分からないことがそれほど大きな問題だとは思えない。クリックすればそのウィンドウのアプリを操作できるし、マウスポインタをあてれば、ウィンドウが非アクティブでもウィンドウをスクロールできる。これはRTMでも同様で、設定のデバイスで「ホバーしたときに非アクティブウィンドウをスクロールする」というオプションが用意されている。ウィンドウが非アクティブであってもコンテンツ内容は更新される。だから、ユーザーにとっては、アプリがアクティブかどうかを気にする必要はまずない。にもかかわらずタイトルバーに色を着けてアクティブなウィンドウが分かるようにしたのは、かつてのWindowsを知るユーザーへの配慮、ということなのだろう。
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