西川和久の不定期コラム

Androidスマホに生まれ変わった「NuAns NEO [Reloaded]」を使ってみた

~独特のツートン筐体はそのままに、先代NEOを大幅パワーアップ

NuAns NEO [Reloaded]

 2月20日に製品発表が行なわれたトリニティ「NuAns NEO [Reloaded]」。出荷直前に量産試作機を試す機会に恵まれたので試用レポートをお届けしたい。筆者は初代NEOを所有しているのでその違いにも興味津々だ(『トリニティ「NuAns NEO」レビュー参照』)。

 なお、NuAns NEO [Reloaded]は当初5月出荷開始となっていたが、6月上旬に延期となったことが先日発表され、ソフトウェア面での調整が必要になったとの説明があった。予約は以前より受け付けており、同社のWebサイトから税別49,800円で注文できる。

全部入りのSIMロックフリースマートフォン

 昨年(2016年)出荷されたNuAns NEO(以降NEO)は、OSがWindows 10 Mobileで国内において初のContinuum対応、そしてCOREコンセプトと呼ばれる本体と交換可能なケースが一体化する構造など、なかなかセンセーショナルなスマートフォンだった。筆者も1台所有しているが、これはこれで楽しむことができ、iPhone 7 Plusを購入するまではメインのスマートフォンとして使っていた。

 そして今年(2017年)は新モデル「NuAns NEO [Reloaded]」の発表会があり、筆者も会場へ向かったが、コンセプトそのまま、大技小技いろいろパワーアップ。ただ、より多くのユーザーに使ってもらえるようOSをAndroidへ変更された。発表会場ではその根拠となる従来ユーザーの95%がAndroidを希望した、というデータも提示していた。個人的にはショックだったが、Windows 10 Mobileの現状を考えるとこれは仕方ない部分とも言える。

 パワーアップしたのは、SoC、メモリ、ストレージ、パネル、カメラ、バンド対応、指紋認証、防塵/防水そしておサイフケータイなど、多岐におよぶ。主な仕様は以下のとおり。

【表】NuAns NEO [Reloaded]の仕様
NuAns NEO [Reloaded]
SoCSnapdragon 625(MSM8953)/最大2GHz
GPUAdreno 506
メモリ3GB(LPDDR3)
ストレージ32GB/eMMC
OSAndroid 7.1
ディスプレイ5.2型IPS式フルHD(1,080×1,920ドット)、428ppi、Dragontrail Pro/防指紋フッ素コーティング
ネットワークIEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.1 BLE、NFC Type A/B/F
SIMカードMicro SIMスロット(Nano SIMアダプタ同梱)
3G対応バンド(W-CDMA)1/3/5/6/8/9/19
4G LTE対応バンド1/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/26/28
その他Cat.4、 VoLTE対応、おサイフケータイ
インターフェイスUSB Type-C(USB 3.0/OTG、Quick Charge 3.0対応)、microSDカードスロット、4極ヘッドセットジャック、スピーカー×1、マイク×2(ノイズキャンセル含む)、FMラジオ
カメラインカメラ800万画素(F2.2 裏面照射型センサー 24mm/オートフォーカス)
メインカメラ1,300万画素(F2.0 裏面照射型センサー 28mm/像面位相差オートフォーカス)
センサー指紋認証、3軸加速度、3軸ジャイロ、3軸地磁気、近接、環境光、ホール、GPS
サイズ(幅×奥行き×高さ)74×141×11mm
重量約150g(CORE本体のみ)
バッテリ3,450mAh
駆動時間連続通話30時間、最大待ち受け565時間
防塵/防水防塵防滴規格:IP54(防塵/IP5X、防滴/IPX4)
価格49,800円(COREのみ)

 SoCはSnapdragon 625(MSM8953)。NEOに搭載しているSnapdragon 617の後継にあたり、クロック最大2GHz、14nmプロセス採用、GPUにAdreno 506、USBが2.0から3.0へと、1年で順当なスペックアップとなる。メモリは3GBで容量は増えたがSoCの仕様上、LPDDR3でバンド幅は変わらず。ストレージのeMMCは倍の32GBになった。

 OSは最新版のAndroid 7.1で、独自のカスタマイズは行なわずピュアAndroidのまま。セキュリティアップデートも配信する予定だ。この規模の企業でまめにアップデートに対応するのはたいへんだとは思うが、アップデートを提供している実績あるベンダーと提携して行なわれるとのこと。

 ディスプレイは、シャープ製5.2型IPS式フルHD(1,920×1,080ドット、428ppi)で、AGC旭硝子製特殊強化ガラスの最新モデル「Dragontrail Pro」を採用、加えて防指紋フッ素コーティングが施されている。残念ながら、USB 3.0 Type-CによるDisplayPort Alternate Modeには非対応。

 ネットワークはIEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.1+LE、NFC Type A/B/F。またBluetoothはQualcommのオーディオ圧縮コーデックのaptX/aptX HDに対応する。現状aptX HD対応は数えるほどしかなくポイントは高い。なお、試用機は非対応で、今後のファームウェアアップデートにて提供予定としている。SIMカードはMicro SIMスロットが1つ。Nano SIMアダプタも同梱する。

 対応バンドは表をご覧いただきたいが、MVNOのAPN設定リストはもちろん、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリア、そしてVoLTEにも対応と、なかなか気合いの入った内容となっている。

 インターフェイスは、USB Type-C(USB 3.0/OTG、Quick Charge 3.0対応)、microSDカードスロット、4極ヘッドセットジャック、スピーカー×1、マイク×2(ノイズキャンセル含む)、FMラジオ(ワイドFM対応)。

 センサー類は、指紋認証、3軸加速度、3軸ジャイロ、3軸地磁気、近接、環境光、ホール、GPS。指紋認証センサーはNEO [Reloaded]で新搭載だ。

 カメラはソニー製で、インカメラは800万画素、F2.2、裏面照射型センサー24mm、オートフォーカス。メインカメラは1,300万画素、F2.0、裏面照射型センサー、28mm、像面位相差オートフォーカス。NEOと比較して、インカメラは画素数向上、メインカメラは画素数は変わらないものの、フォーカスが像面位相差オートフォーカスへパワーアップしている。

 サイズは74×141×11mm(幅×奥行き×高さ)、重量約150g(COREのみ)。3,450mAhのバッテリを内蔵(着脱不可)し、駆動時間は連続通話30時間、最大待ち受け565時間。加えてIP54(防塵/IP5X、防滴/IPX4)と、防塵/防水対応だ。昨年(2016年)に筆者はNEOを浜辺で持ち歩き、砂浜へ落としたわけでもないのに、インカメラのレンズ内部まで砂が入ってしまった経験があるので、これからのシーズンに強い味方となる。

 価格はCOREのみで49,800円。カバーが上下それぞれ約1,500円なので、実際は3,000円増える。ただし、この後に掲載している写真からわかるように、NEO [Reloaded]はCOREに半透明のカバーが付属するため、別途カバーを購入しなくてもCOREのみで取りあえず使用可能だ。これはこれでいい感じなので、できればNEOにもほしかったパーツだ。

NEO [Reloaded](左)、NEO(右)。NEO [Reloaded]は中央下に指紋認証センサーがある。ほぼ同じ筐体サイズでフルHDとHDなので解像感もかなり違うのが一目でわかる
NEO [Reloaded](左)とNEO(右)の背面。NEO [Reloaded]は防塵/防水のため隙間がない。左下はSIM/microSDカードスロットを塞ぐゴム製カバー
NEO [Reloaded](左)、NEO(右)。右側面に音量±ボタン、電源ボタン。下側面に、4極ヘッドセットジャック、USB 3.0 Type-C(NEOはUSB 2.0)、ストラップホール。同じCOREコンセプトでケースが流用できるため位置関係やサイズの変更はない。上側面/右側面には何もない
Nano SIMアダプタ同梱。SIM、microSDカードスロットは上から入れるタイプなので、サイズ変換アダプタが引っかかって出なくなることもない
付属品のUSBケーブルとマニュアル。USB ACアダプタは付属していなかった
いろいろな素材/カラーバリエーションがある着せ替えカバーの「TWOTONE」。素材や色のバリエーションを多数揃えている。右上の透明なケースはCOREに付属しているもので、取りあえずCOREだけでも使用可能(NEOにはない)
パッケージはNEOと形状は変わらず、カラーだけ変更になっている。上蓋の取っ手をはずした後のスリットはちょうど500円玉と同じ大きさで貯金箱にもなる
iPhone 7 Plusとのサイズ比較。5.2型なのでひとまわり小さいものの厚みはある
COREのみの重量は実測で153g。仕様の約150gとの違いはカードの重みだろうか

 COREの色はブラック。背面の左上にメインカメラ。右上にゴム製のカバーがあり、それを外すとSIM、microSDカードスロットが現われる。写真からもわかるように、上からカードを入れるタイプなので、サイズ変換アダプタをつけたとき、コネクタに引っかかって出てこなくなるようなトラブルも発生しない。また、防塵/防水の対応により、ほかの部分も含め隙間や穴などができないように設計されているのがわかる。

 その下のスペースはカードポケット。従来Suicaなど物理的なカードをケース内に収めるのが目的だったが、おサイフケータイ対応となったため利用頻度は減りそうだ。同社の話によると、おサイフケータイで利用しているサービスと干渉しない、ほかのサービス用のカードであれば同時に使用可能とのことだったが、WAONでのテストでは現状エラーになってしまう(カード単体ではOK)ため、非推奨という。

 本体右側面に音量±ボタン、電源ボタン。下側面に4極ヘッドセットジャック、USB 3.0 Type-C(NEOはUSB 2.0)、ストラップホールを配置。上側面と左側面には何もない。上下側面の質感はNEOではツルツルだったが、NEO [Reloaded]ではザラザラになり、滑り止めも兼ねている。前面は中央上にインカメラ、中央下に指紋認証センサーがある。

 着せ替えパーツのTWOTONEは、「ストーン」、「パンチングウルトラスエード」、「児島デニム」、「コルク」など種類が増え、多種多様なパターンが楽しめる。NEOのときは黒/赤で使っていたが、今回のNEO [Reloaded]だとデニムとコルクの組み合わせが好みだ。もちろん従来からのFLIPカバーも使用可能だ。

 5.2型IPS式のディスプレイは、HDからフルHDになり、文字などがよりスムーズに見えるようになった。また発色も鮮やかで、NEOと比較して全体的に品質向上しているのが一目瞭然だ。防指紋フッ素コーティングはNEOにもあったが、NEO [Reloaded]のほうがより痕が付き難くなっている。

 振動やノイズがないのはもちろん、発熱も14nmプロセスなので若干落ち着いた感じがする。もちろん動画などを連続再生すると暖かくはなるものの許容範囲だろう。

 驚いたのはサウンドだ。普及価格帯で有名どころのSIMロックフリースマートフォンはそれなりに試してきたものの、ことサウンドに関しては取りあえず鳴る的なものが多かった。しかし、イヤフォン(ソニー MDR-EX800ST)を接続してビックリ! 三角形型のエネルギーバランスで線が太い。ロックやジャズ系にピッタリな音がする。パワーも十分でピーク時にクリッピングすることもない。艶やかさとか滑らかさ、高域の伸びが今一歩であるが、エージングで改善する可能性もある(試用期間の関係で何時間も聴いてないが、徐々によくなっている)。加えて、今後のaptX/aptX HDの対応。これはなかなか楽しめそうだ。

FMラジオ
Play Music

 USB 3.0 Type-CのOTGに関して軽く確認したところ、一般的なもの以外にEthernetアダプタもOKだった。またこのとき、Wi-Fiは自動的にオフとなる。USB DACのChord Mojo(USB Audio Class 2)は認識せず。この点は少し残念で、Android 7.1の仕様だと思われる。

 カメラに関しては別途まとめてあるので、そちらを参照にしていただきたいが、総じてNEOとは比較にならない濃い内容に仕上がっている。できればこれでWindows 10 Mobileがほしかったところ。ただそもそもWindows 10 MobileはこのSoCに非対応なのでどうにもならない。

ストレスなく撮影できるメインカメラ

 以前のNEOで駄目だった部分はカメラだ。NEOにかぎらず多くのWindows 10 Mobile搭載スマートフォンにも当てはまるが、とくにAF(オートフォーカス)が厳しい。遅い、迷う……結果としてピントが合わない。発色に関してはとくに気にならなかったものの、さすがにAFがこの状態だと常用するには厳しかった。

 そのイメージがあるだけに、NEO [Reloaded]で作例を撮り始めるともう別次元。AFは速くピタッと決まりストレスがない。一般的なこのクラスのスマートフォンの動作になっただけではあるが、画質も含めまったく問題ないレベルだ。

 カメラアプリは標準アプリが使われ、モードは簡易、プロ、動画(1080p/720p/480p)、パノラマ。HDRやビューティーモードもある。

 簡易モードのパラメータは、画像サイズ、画質、グリッド線、カウントダウンタイマー、シャッター音、撮影場所の記録、音量キー。

 プロモードだと加えて、ISO選択(AUTO/100/400/800/1,600)、ホワイトバランス(白熱灯/蛍光灯/オート/昼光/曇り)、AE設定、連続撮影、タッチAF/AEC、顔認識、サチュレーション、コントラスト、シャープネスなどの調整が可能となる。また画面下から上へのスワイプでMFモードに切り替わる。

 なお、試用機で紹介しているカメラ機能は出荷時までに調整が入るとのことで、ここで紹介している内容が変わる可能性があることを留意いただきたい。

カメラアプリの説明1
カメラアプリの説明2
モード選択
プロモード/設定

 作例を16点掲載するので参考にしてほしい。画素数は最大の3,120×4,160ドット。並びは撮影順(土曜日の午後、夕方、日曜日の午前中)だ。一番暗いシーン(夜のテーブル)はISO 1600、f/2、1/13秒。等倍で見てもノイズは気にならないレベルに収まっている。

 また、画面で確認したときと発色や明るさなどもほとんど同じ。戻ってPCで開いて明るい/暗い、色が違うということもない。ただ手ぶれ補正機能はないので、低照度時に雑にあつかうと確実に手ぶれするので要注意。

セットアップ画面

 順序が逆になってしまったが、初回起動時のセットアップ画面をすべて掲載したので参考にしてほしい。このタイミングでのパスワードおよび指紋登録は行なっていない。

 画面数は多いものの、ありがちなメーカーでカスタマイズされた部分や、メーカー独自のアカウントを追加するようなシーンはなく、初心者でも比較的容易にセットアップ可能だと思われる。

ようこそ
SIMカードの挿入
NEO[Reloaded]へようこそ
Wi-Fi/接続
Wi-Fi/パスワード入力
アップデートを確認中...
情報を確認しています...
Googleアカウント/ログイン
Googleアカウント/パスワード入力
Googleアカウント/利用規約の同意
アカウント情報を取得しています...
指紋によるロック解除
指紋によるロック解除/ワーニング
Googleサービス
Googleがサポート
Googleアプリを活用するための権限(1/2)
Googleアプリを活用するための権限(2/2)
そのほかの設定項目
位置情報所得の高速化
ようこそ

指紋登録

 指紋登録の方法は以下のとおり。同時にパターン/PIN/パスワードいずれかを登録する必要がある。複数の指紋を登録可能。またOS起動にもロックがかけられる。筆者は普段画面ロックにパスワード的なものは設定しないが、さすがにおサイフケータイを使うとなると、セキュリティ上必須項目だ。

指紋によるロック解除
ロック解除方法の選択
起動時の保護
パスワードを選択
パスワードを選択/確認
通知
センサーの位置を確認
登録の開始
指紋1が追加された
ロック画面の下中央に指紋アイコンが表示されれる

Android 7.1標準アプリなど

 初回起動時のHome画面は1画面。上からの下へのスワイプで通知エリア、壁紙長押しで壁紙、ウィジェット、設定といった基本動作はAndroid 7でも同じだ。OSのバージョンはAndroid 7.1.1。

 Android 7独自の機能としては画面分割が挙げられる。アプリ起動中に画面右下のタスク切替ボタンを長押しすると、同時に画面表示するアプリを選択できる。縦/横表示どちらにも対応。縦にしても横にしてもあまり広くないので(ほぼ正方形)実用性は疑問だが、たとえばリアルタイムに表示するようなアプリとWebを同時に見ることが可能だ。

 標準搭載のアプリは「おサイフケータイ」、「カメラ」、「カレンダー」、「ダウンロード」、「ドライブ」、「ハングアウト」、「フォト」、「マップ」、「メッセージ」、「音声検索」、「時計」、「設定」、「電卓」、「電話」、「連絡先」、「Chrome」、「Duo」、「FMラジオ」、「Gmail」、「Goole」、「Play ストア」、「Play Music」、「Play ムービー」、「YouTube」。

 ウィジェットは、「スケジュール」×2、「ドライブ」×3、「ホーム画面のヒント」、「マップ」×5、「メッセージ」×2、「時計」×2、「設定」、「連絡先」×3、「カレンダー」、「Chrome」、「Gmail」×2、「Googleアプリ」×3、「Google Playストア」、「Google Play Music」×2。

 大手キャリア製と違って、似た機能を持つアプリが重複することもなく、使わないアプリが山盛りでもなく、スッキリしていて非常にわかりやすい。また、APNの設定に関してはMVNOも含め大量に設定リストが入っており、一般的なものは選ぶだけで開通する。

Home
通知エリア
アプリ画面
壁紙の設定など
ウィジェット(1/4)
ウィジェット(2/4)
ウィジェット(3/4)
ウィジェット(4/4)
設定/端末の状態
画面分割表示
設定/モバイルネットワーク設定
設定/モバイルネットワーク設定/APN

 おサイフケータイは、さすがに貸出機なので試していないが、少なくとも電子マネーは、「WAON」、「楽天Edy」、「QUICPlay」、「モバイルスターバックスカード」、「ラッキータッチ」、「電子マネー「nanaco」」、「iDアプリ」。乗り物は「モバイルSuica」。会員証・ポイント・クーポンは、「ビックポイントケータイ」、「ローソンモバイルPonta」、「東京ドーム TDモバイル2」、「クロネコメンバーズ ~ヤマト運輸~」、「McDonald's Japan」、「モバイルdポイントカード」、「ゴールドポイントカード」、「スマホサイフ」。チケットは、「ticket boad」の利用可能だ。

おサイフケータイ/電子マネー
おサイフケータイ/~乗り物
おサイフケータイ/会員証・ポイント・クーポン
おサイフケータイ/~チケット

 またNFCの搭載位置と感度の関係で、本体の前面でも背面でもどちらでも反応するとのことだが、背面での使用を想定しているため、前面は非推奨という。TWOTONE使用時には前面と背面を意識的に使い分けるだろうが、FLIP装着時は全体を覆うカバーのようになっているので、何も考えずにどちらでもOKであれば、より扱いやすいと思う。

ベンチマークテストの結果は芳しくないものの実用でストレスは感じず

 ベンチマークテストは「Google Octane 2.0」と「AnTuTu Benchmark」を使用した。Google Octane 2.0のスコアは5,098。NEOは4,026(OSもブラウザも違うが)だったので少しアップ。参考までに最新鋭のSnapdragon 835でも9,000ちょっとだ。

 AnTuTuは63,829(NEOは45,755)。ランキング中では最下位となる。1位はiPhone Plusの181,421。その差約2.8倍。SoCがもともとミドルレンジ(より少し下)なので仕方ない。

 この点は価格的な同クラスと比較した場合、スコア的には厳しいが、そこはスピードをとるか、COREコンセプト/対応バンド/おサイフケータイ/防塵/防水などの総合力ととるか、ユーザーの好みによると思われる。

 実際に操作するとこのスコアの差ほどの遅さはなく、Facebookなどソーシャル系、Messengerなどのメッセージ系、Chrome、画像加工系など、十分実用レベルであつかえるのでとくにストレスは感じない。

Google Octane 2.0「5,098」
AnTuTu Benchmark/テスト「63,829」
AnTuTu Benchmark/ランキングは最下位
1位はiPhone Plusの181,421

 バッテリ駆動時間は、Wi-Fi接続、音量と明るさを50%でYouTubeを連続再生させたところ、約9時間で電源が落ちた。使い方にもよるが、数日試した範囲では、普通に使うと2日は持ちそうな感じだ。

 余談になるが、初代NuAns NEOは29,800円に値下げして併売される。さすがに新型のNuAns NEO [Reloaded]と比較すると見劣りするが、あの内容でこの価格なら十分ありだろう。


 以上のようにトリニティ「NuAns NEO [Reloaded]」は、従来のCOREコンセプトはそのまま、SoC、パネル、カメラ、おサイフケータイ、防塵/防水などすべての面でパワーアップしたSIMロックフリーのスマートフォンだ。試用した範囲でとくに気になる部分もなく、同社らしいこだわった1台に仕上がっている。

 ベンチマーク的な速度だけ見ると競合に劣るかもしれないが、実用レベルで動作し、お洒落にそして全部入りに魅力を感じるユーザーにお勧めしたいAndroidスマートフォンと言えよう。