2008年2月に行なわれた樋口氏の社長就任発表会見。「社長就任の要請を正式に受けたのは2週間ほど前」と樋口氏は語ったが、この社長就任はヒューストン氏が言及していたように規定路線。樋口氏も「社長就任までの期間は決まっていなかった。ソフトウェアの会社は初めてのこと。私の準備が完了するのを待ってもらっていたのは事実」と冗談混じりに話した。この会見では、「これまで遅れていたIT Proに対する施策を新たに追加していきたいと考えている」と、IT Proに対する支援強化を表明する一方、「売れていた時代を経験した人が社内に多く、競合と戦いながら、顧客の心を握ってビジネスをする経験がない。ここは努力すべき点。顧客やパートナーに顔を見せ、社内で議論するより、顧客とのやりとりに時間を使いたい」と語った