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966gに軍用規格の堅牢性、第11世代Coreの高性能が“モバイルノート1台で何でも”をついに実現!「Yoga Slim 750i Carbon」

~高性能を保証する「インテル Evo プラットフォーム」だから仕事もゲームも動画も!

Yoga Slim 750i Carbon」が備える万能さとは?

 自宅でテレワークする時も、外出先やオフィスで仕事をする時も、今は1台のノートPCでまかなっている、という人は少なくないはず。でも、そんな風に1台で全てをカバーしようとすると、どうしても軽さやサイズの小ささを優先せざるをえない。その分パフォーマンスを抑えることになってしまうだろう。

 少しでも仕事の効率を上げるため、自宅ではパワフルな据え置きのデスクトップPCを併用する方法もあるが、データの同期やPC自体の保守管理などの手間が増えることは避けられない。

 デスクトップPCに近い性能を持ちながら、オフィスや出先に持ち運んで使うのも苦にならないコンパクトなノートPC、それ1台に集約できるのが理想的だけれど……。そんな仕事環境は以前だとないものねだりだったかもしれないが、実は「インテル Evo プラットフォーム」の登場で状況は変わってきている。

 Evoプラットフォームは、先進的なノートPCを実現するための新基準。Evo準拠PCは最新デバイスの搭載だけでなく、それを活かした快適な操作感や体験までもが保証されていると言える。そのEvo準拠PCの中でも、レノボの13.3型モバイルノート「Yoga Slim 750i Carbon」は、高い評価を得ている1台だ。

 966gの超軽量設計に加えて米軍規格の“ミリタリースペック”「MiL-STD-810G」をクリアした堅牢設計というだけでも驚きなのに、高性能、高機能を合わせ持っていると聞けば、PC好きはもちろん、PCに詳しくない方でもそのスゴさが伝わってくるのではなかろうか。

 実際の性能や使い勝手はどれほどものなのか。OfficeアプリケーションやWeb会議を含むビジネスシーン、写真・動画などを扱うクリエイティブワーク、業務時間外のエンタメといった3つの用途と、昨今のテレワーク中心のワークスタイル、ライフスタイルにおける様々なシチュエーションでどんな風に使えるのか、チェックしてみることにしよう。

ビジネスシーンにおけるパフォーマンスは圧倒的

レノボ「Yoga Slim 750i Carbon」

 「Yoga Slim 750i Carbon」は、CPUとして第11世代のCore i7-1165G7(4コア8スレッド、2.8~4.7GHz)を搭載する。これは前世代から大きく性能を伸ばしたモデル。さらに、CPUに内蔵されるGPUは、こちらも前世代から飛躍的な性能向上を果たしたIris Xeグラフィックスだ。

高性能の証“Evo”に準拠
インテル Evo プラットフォーム対応モデル

 CPUとGPUのパフォーマンスは間違いなく高いが、それを証明するために、まずはPCでデスクワークするユーザーの多くが触れるWindowsやWebブラウジング、Microsoft Officeシリーズの各アプリケーションの快適さから確かめてみたい。

 テキスト編集や表計算、プレゼン資料の作成などは、ビジネスシーンで最もオーソドックスな用途ではあるものの、それだけに少しの処理速度の違いの積み重ねが、結果的に大きな仕事効率の差となって表れてくる可能性が高い。

実務アプリケーションの性能を「PCMark 10」で確かめる

 最初にテストしたのは、お馴染みの「PCMark 10」。実務アプリケーションにおける処理速度をシミュレーションしたものだが、下記のグラフにあるように、WebブラウジングやWeb会議の快適さ、アプリケーションの起動速度などを測る「Essentials」についてはスコアが1万を超えた。

 また、文書編集や表計算の処理速度を調べる「Productivity」と、写真・動画編集の快適さの指標となる「Digital Contents Creation」も高いスコアを記録。オーバーオール値は5,000に迫った。

PCの総合性能
~PCMark 10の測定結果

 参考までに、2014年頃のメインストリームだったHaswell世代のCore i7-4700MQを搭載するノートPCのベンチマーク結果も並べている。それと比べると、いずれも1.5~2倍の差が付いた格好だ。ただし、これらはあくまでもPCMark 10独自のシミュレーション結果だ。ユーザーとしてはより実情に近いところでのパフォーマンスを知りたいはず。

Officeソフト実用時のパフォーマンスをベンチマーク

 そこで、PCMark 10のオプションとして用意されている「PCMark 10 Applications」も試した。こちらは、外部のMicrosoft Word、Excel、PowerPointというOfficeアプリケーション3つと、WebブラウザのEdgeを実際に動作させた結果をスコア化するものだ。

Word、Excel、パワポ、Edgeの実行速度
~PCMark 10 Applicationsの測定結果

 結果は、比較的シンプルなテキストを扱うWordこそ2割程度の性能向上に留まったが、ExcelとEdgeはそれぞれ5割前後、グラフィックを扱うことの多いPowerPointに至ってはほぼ2倍となった。PCMark 10のDigital Contents Creationもそうだったように、GPU性能が大きく関わってくるテスト項目については取り分け性能向上の度合いが大きいようだ。

Web会議の「画質」と「音質」も十分

 さらにもう1つ、テレワーク下で重要な「性能」という意味では、Web会議の「画質」と「音質」も欠かせない指標だ。これについては、内蔵のWebカメラとマイクで捉えたものを録画・録音した動画ファイルで確認してみた。比較用に、先ほどのベンチマークと同じく2014年頃のノートPCの動画を用意している。

【Yoga Slim 750i Carbonと旧PCでWebカメラの画質・音質を比較】

 これを見ると、Yoga Slim 750i Carbonが段違いによい画質になっていることが分かる。色合いの自然さは言うまでもなく、映像のノイズの少なさや精細さの面でも圧倒的。

 一方のマイクの音質は、ほかと比べて落ち着きのあるサウンド特性になっているように感じる。声の端々で聞こえる耳障りなキンキン音がすっかり取り除かれ、バックグラウンドの余計なノイズも抑えられている。

 Web会議では、何よりも聞き取りやすさが大切。相手に落ち着いて聞いてもらえる音質というのは、それだけで利点になると言えるだろう。

狭額縁に収められた高性能カメラ
ディスプレイの狭額縁に内蔵されたWebカメラ。これだけ小さくても画質は高い

写真・動画処理などのクリエイティブ用途もイケる

 次にチェックしたのが、クリエイティブワークにおける性能。クリエイティブワークと言っても、今やフォトグラファーやデザイナー、クリエイターといった専門職の人だけが行なうものではない。

 写真や動画の編集、音楽などのメディアデータを組み合わせたコンテンツ作成などは、多くの職種の人たちにとって無関係なものではなくなってきた。プライベートのSNS投稿でも、多くの人に見てもらえるクオリティを目指すなら、PC上での編集・加工は当たり前に行なわれる作業だ。

 とは言え、常に画質・音質の向上が求められていることもあり、そういったメディアファイルの編集は、いつの時代もPCにとって処理負荷の高いものではある。

 できるだけ性能の高いPCで扱いたいデータの筆頭格だけれど、それこそクリエイターであれば出先でクライアントに確認してもらいながら修正を施すようなこともあるかもしれない。

 あるいは、クリエイターが作ったコンテンツをチェックして修正指示をする立場の人でも、同じような性能が必要になることもあるのではないだろうか。

写真・動画の処理性能を計測する「Procyon Photo Editing」と「Procyon Video Editing」

Photoshopでの画像処理

 そこで、写真編集と動画編集に関わる性能を計測するために、PCMark 10の開発元として知られるULのベンチマークソフト「Procyon Photo Editing」および「Procyon Video Editing」を実行してみた。

 前者のProcyon Photo Editingは、「Adobe Lightroom Classic」と「Adobe Photoshop」を実際に動作させてテストするもの、後者のProcyon Video Editingは同じく「Adobe Premiere Pro」を動作させてテストするものだ。限りなく実用に近い部分での快適さを推し量ることができるだろう。

Adobe Lightroom ClassicとAdobePhotoshopの実行速度
~Procyon Photo Editingの測定結果

 結果は、Procyon Photo EditingについてはHaswell世代のノートPCの3~4割ほどの性能アップが認められた。中でもバッチ処理の高速化が目立っている。

 例えば大量の画像ファイルの一括処理で以前は5分かかっていたものが、Yoga Slim 750i Carbonなら3分未満で完了することになる。無駄な待ち時間を減らして、直接的な生産性向上に繋げられるわけだ。

Adobe Premiere Proの実行速度
~Procyon Video Editingの測定結果

 もう1つのProcyon Video Editingの方は、機能面に不足があるのか、今回用意したHaswell世代のPCでは動作しなかった。少なくともYoga Slim 750i Carbonで操作するAdobe Premiere Proは、タイムラインの操作やテロップの編集、映像の加工、プレビュー再生などひと通りの操作を行なってみても、動作に引っかかりを感じることも、待たされるようなこともなく、サクサク。まさにストレスフリーな操作感だ。

Adobe Premiere Proでの動画編集は全くストレスを感じず

CPUとストレージの性能を測る「Cinebench R23」と「CrystalDiskMark」

 こうしたクリエイティブ用途ではCPUの純粋な処理速度や、ストレージの速度といった基礎的なパフォーマンスも大切。ということで、計算処理の速さを測る「Cinebench R23」と、内蔵ストレージのアクセス速度をテストする「CrystalDiskMark」を実行した結果が下記だ。

「Cinebench R23」の結果比較
「CrystalDiskMark」の結果比較

 CinebenchについてはHaswell世代と比較すると、マルチコアで30%以上、シングルコアで85%以上のスコアアップを果たした。

 CrystalDiskMarkは、比較対象が転送速度6Gbps上限のSATA SSDということもあるが、NVMe SSDを採用するYoga Slim 750i Carbonが段違いの高速性能を示した。シーケンシャルリードが3,500MB/s超、シーケンシャルライトが約3,000MB/sで、容量の大きな写真・動画などのファイルを扱う上では間違いなく有利だ。

ゲーム性能も高次元に。Iris Xe グラフィックスの実力

仕事用のPCでオフの時間にはゲームも楽しんじゃうのがイマドキのテレワークスタイル

 ここまでは主にビジネスシーンにおける性能を見てきたが、PCは仕事だけに使うものではない。仕事が一段落した時にはゲームで遊んで気分転換する、なんてことも可能な自由さがPCのいいところでもある。

 最近だと「ゲームはゲーミングPCじゃなきゃ」みたいな感覚に囚われがち。でも、既にいくつかのベンチマークテストで明らかになっているように、インテル Evo プラットフォームに対応するYoga Slim 750i Carbonが搭載するGPU、インテル Iris Xe グラフィックスの描画性能はかなり高い。これをゲームで活用しない手はない。

 インテル Evo プラットフォームの性能がどれほどゲームプレイにインパクトを与えるものなのか。定番のベンチマークソフト「3DMark」のほか、グラフィックの描画速度がまさに命と言える対戦型アクションのFPS系タイトルや、処理負荷の高いシミュレーションゲームにおけるフレームレートを計測してみたのが以下だ。

「3DMark」

 「3DMark」には数多くのベンチマークテストが含まれるが、ここではシンプルに「Fire Strike」のみを実行した。下記のグラフにあるように、GPU性能の違いは明らか。CPUの計算処理が含まれる「Physics」は世代なりの進化といったところだが、それ以外のGPU性能がものを言う項目については、Haswell世代のノートPCと比較して最大で5.6倍の性能に達した。これが実際のゲームでどこまで効いてくるのか気になるところ。

「3DMark」の実行結果

「VALORANT」

 そんなわけで、1つ目のゲームのベンチマークは「VALORANT」。eスポーツの世界大会にも採用されている競技性の高いFPSだ。写実的というよりどちらかというとアニメ調に振ったグラフィックということもあり、スペックがさほど高くない環境でも軽快に動作するのが特徴でもある。

VALORANTプレイ中のフレームレート

 Yoga Slim 750i Carbonのディスプレイ解像度はWQXGA(2,560×1,600ドット)で、ゲームでは一般的なフルHD(1,920×1,080ドット)よりも高精細。だが、ゲームのグラフィックス設定で「高」にしていても平均フレームレートは60fps以上で、1世代前のビジネスノートPCではありえない高速さだ。

 ベストなレスポンスでプレイしたいなら、常に60fps以上を維持でき、シチュエーションによっては100fps以上も狙える「低」設定の画質もおすすめしたい。

「Fortnite」

 続いてのゲームは、三人称視点のTPS「Fortnite」。世界中のプレーヤーと一度に最大100人で対戦するバトルロイヤルゲームで、数多くのプラットフォームに移植されている人気作だ。こちらはVALORANTより負荷は大きいものの、画質「低」設定であれば60fpsで戦える。「低」とは言ってもバトルロイヤルの楽しさを存分に味わえるクオリティだ。

Fortniteプレイ中のフレームレート

「Cities: Skylines」

 最後にもう1つ、都市開発シミュレーションの「Cities: Skylines」も試してみた。街が拡大して人口が増え、建物やクルマなどの密度が増していくに従って、グラフィックの描画負荷や計算処理がどんどん重くなるという意外とヘビーなゲームだ。

 人口2万人を超えている都市の中心部でフレームレートをチェックしたところ、1,920×1,200ドットの解像度で画質設定「High」では12fps前後でレスポンスも低下気味。しかし、「Medium」だと15fps前後、「Low」であれば20fps前後まで向上した。

 アクションゲームではないので、30fps前後のフレームレートが出ていれば問題なく遊べるゲームであり、今回はノートPCでありながらも20fps前後を維持できており、実際のプレイに大きな支障はなかった。ノートPCでここまでやれてしまうのは嬉しい限りだ。

Cities: Skylinesプレイ中のフレームレート

 近頃はSteamを始め、ゲームデベロッパ独自のプラットフォームも増えてきている。今さらではあるが、そのほとんど全てのゲームが遊べる、というのはやはりWindowsの強み。大部分のゲームを快適に動作させてプレイ可能な、インテル Evo プラットフォームに対応するYoga Slim 750i Carbonのメリットは計り知れない。

コンパクトなのに高スタミナ、高耐久、集中力高まる静音性

 以上のように、ビジネス用途でも、クリエイティブなシーンでも、あるいは息抜きのゲームであっても、高次元のパフォーマンスを発揮するのがインテル Evo プラットフォーム対応Yoga Slim 750i Carbonの魅力。

 だけれど、単にパフォーマンスが高いというだけではない。そもそもYoga Slim 750i Carbonは13型クラスのコンパクトなモバイルノートであり、1kgを切る966gという軽さを実現しているのもポイントだ。

1kg切りで薄型設計
約966g、最薄部14.25mmという軽量・薄型の筐体

 どこにでも持ち運んで使える小ささ・軽さのおかげで、機動力を活かしながら高いパフォーマンスを使いこなせる。メインは在宅勤務で、ときどきオフィスに出勤したり、外出して出先で打ち合わせしたり……といったようなワークスタイルの人には、まず間違いなくフィットするモデルだ。

可搬性ピカイチのモバイルノート
持ち運びが苦にならないコンパクトさのおかげで、高い機動力を誇る
気分転換に公園に持っていって仕事をするのも楽ちん

 しかもバッテリ稼働時間はスペックシート上で約14時間。実用時に近いバッテリの持続時間を計測する「PCMark 10 Modern Office」のバッテリテストでは、9時間41分と、1日のビジネスアワーをたっぷりカバーするから長時間の外出時でも安心感は高い。

 さらに、そうやって頻繁に持ち運んでいると、どうしても圧迫や落下といったアクシデントによる故障が心配。だけれど、Yoga Slim 750i Carbonは国防総省の物資調達基準である「MIL-STD-810G」に準拠する耐久性を持ち、いつでもどこにでも不安なく持ち運べるようになっている。

 また、スリープからの本当に復帰も一瞬であり、直ぐさま仕事モードに移行できる。こういった使い勝手に直結するパフォーマンス面は、インテル Evo プラットフォームで厳しく定められており、選ばれしノートPCとしての実力を実感できる部分だ。

 一方で、在宅勤務やコワーキングスペースでテレワークするときでも、Yoga Slim 750i Carbonが有利に働く場面がある。というのも、とにかく動作音が静かなのだ。

 閉めきった室内や狭い個室のコワーキングスペースだと、外部環境と遮断されることで集中力を高めやすかったりするが、意外と盲点なのがPCのノイズ。多くのノートPCはパフォーマンスを維持するためにファンによる冷却が必要不可欠で、機種によっては集中を妨げるほどのノイズが発生するものもある。

低ノイズに作業可能でコワーキングスペースでも安心
狭い個室のコワーキングスペース。外界と遮断された室内ではノートPCのファンノイズが気になったりするものだが、Yoga Slim 750i Carbonは静か
デスクスペースが広くなくても余裕で使える13.3型。スマートフォンを横に置いても窮屈ではない
65W出力の小型Type-C充電器が付属
なにげに付属ACアダプタが使いやすい構造。出力は65W
端子部がアダプタ本体の端にあるため、隣の電源口をふさぎにくい。細かい点だが嬉しいところだ

 もちろんYoga Slim 750i Carbonも負荷が高まるとファンが稼働するけれど、その音は耳障りにならない静かなもの。キーボードのタイプ音も穏やかで、狭い個室で最大限に集中力を高めて仕事に取り組める。余計なノイズが少ないというのは昨今のワークスタイルにおいては決して小さくない利点だ。

非常に静かに動作
ファンの音が気になりにくいということは、放熱設計が優秀ということでもあるだろう
静かのタイピングできLEDライトも搭載
スイッチ音の小さいキーボードも静音性に貢献している

 また、Wi-Fi 6に対応するなど最新のネットワーク機能にきっちり対応しているという点でも、持ち運びが前提のノートPCとしてはありがたいところ。

 最大2,402Mbpsでのワイヤレス通信が可能で、2.5Gigabit EthernetのLAN環境(インターネット回線は最大5Gbps)で試したところでは、下り/上りともに1Gbpsをゆうに超える速度を叩き出した。大容量ファイルのダウンロードや音楽・動画のストリーミング再生、Web会議など、あらゆる場面で不満のない通信性能を得られるはずだ。

Wi-Fi 6による超高速な無線接続
Wi-Fi 6接続(LANは2.5Gigabit Ethernet)で、インターネット通信においても下り約1,365Mbps、上り約1,220Mbpsの速度を達成した

Thunderbolt 4対応で、デスクトップ並みの拡張性を実現

 そして、さらなるYoga Slim 750i Carbonのメリットは、Thunderbolt 4ポートを2つ搭載していること。高速なThunderbolt対応のストレージデバイスや、USB Type-Cで映像入力できるディスプレイを直接接続することもできるし、「Lenovo Thunderbolt 3 エッセンシャル ドック」のようなドッキングステーションを活用することで、デスクトップPC並みの拡張性を手に入れられる。

Type-Cポートを合計3基装備
左側面にはType-C形状のThunderbolt 4を2ポート搭載
右側面にあるのはUSB 3.1(USB 3.2 Gen 2)のType-Cポート
Type-Cポートから画面出力可能
USB Type-Cケーブルや変換アダプタを使って、外部ディスプレイを簡単に接続しマルチディスプレイ環境に

 レノボ製のThunderbolt 3 エッセンシャル ドックは、USB 3.1(USB 3.2 Gen 2)ポート×2、USB 3.0(USB 3.2 Gen 1)ポート×2、DisplayPort、HDMI出力、音声出力(ヘッドセット端子)、有線LANポートなどのインターフェイスを1台に収めたデバイス。これをYoga Slim 750i Carbonと接続することで、最大65WでノートPC本体に給電しつつ、数多くの周辺機器を同時利用できるようになる。

Thunderboltドック活用でポートを増設
Yoga Slim 750i Carbonのポテンシャルをさらに引き出す「Thunderbolt 3 エッセンシャル ドック」
正面にはUSB 3.1(USB 3.2 Gen 2)、USB 3.0(USB 3.2 Gen 1)、音声出力兼ヘッドセット端子
背面にDisplayPort、HDMI出力、USB 3.0(同)、有線LAN、USB 3.1(同)

 Yoga Slim 750i Carbonは、ディスプレイが13型クラスということもあり、自宅やオフィスで腰を落ち着けて仕事をする時には、さすがに画面の狭さが気になってしまう。また、USB Type-Cポートが3つあるとは言え、外部USBマウスなど、使い慣れた周辺機器の中にはUSB Type-A接続のものもあるだろう。

 そうした時に、Thunderbolt 3 エッセンシャル ドックが1つデスク上にあれば、着席時にケーブル1本繋げるだけで、外部ディスプレイやマウス、スピーカーなどの周辺機器がすぐに使えて、しかも同時に給電もされるようになるのだ。

ドックを使って自宅の仕事環境を改善
自宅で仕事をする時、Yoga Slim 750i Carbonだとデスクトップは狭く感じてしまう
マルチディスプレイにすれば作業環境は劇的に改善
外部キーボード、外部マウスなども組み合わせれば作業効率はさらにアップする。Yoga Slim 750i Carbonとはドックとケーブル1本で繋ぐだけだ

 もっと言うと、Yoga Slim 750i CarbonはWi-Fi 6対応で高速なワイヤレス通信ができるものの、大事なWeb会議中に通信が不安定になって、やり取りに支障が出てしまう可能性もゼロではない。

 こういう場面では安定した通信が可能な有線LANにしたくなるわけで、LANポートを利用できるThunderbolt 3 エッセンシャル ドックがあれば安心してWeb会議に臨める。

 Yoga Slim 750i CarbonにはThunderbolt 4ポートが2つあるので、1つはドッキングステーションに、もう1つは超高速な外部ストレージ専用にする、という使い分けもアリ。大容量の動画を読み書きすることの多いクリエイターにとっても、Yoga Slim 750i CarbonとThunderbolt 3 エッセンシャル ドックの組み合わせは最適に違いない。

小さくて力持ち。スペックからは見えてこない生産性の高さも

 パワフルなPC環境が欲しいと思った時、コンパクトさが強調されている13型クラスのノートPCは、もしかすると視界に入りにくいかもしれない。しかし、最近のノートPC、特にインテル Evo プラットフォーム対応モデルは、今回紹介したように意外にも「小さくて力持ち」だったりする。機動力が高いのに、パフォーマンスも犠牲にすることなく、働く場所も、働き方も選ばない万能さを備えていると言えるだろう。

 個人的には、使用する場所がどこであれ見栄えのするホワイトボディというのも、Yoga Slim 750i Carbonの引きの強い部分だと感じる。思わず使いたくなる、ついつい触れていたくなる魅力があることで、仕事に進んで取り組めるようになったり、趣味のゲームを積極的に楽しみたくなったりする。スペックだけでは推し量れないポテンシャルが、そこにはあると感じるのだ。

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