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小さいけれど超パワフル! ノートよりも断然速い6万円台からのサードウェーブ製手のひらサイズパソコン

ノートの性能に不満な人へのTHIRDWAVEからの新回答

 デスクトップパソコンの性能を、手のひらサイズの超小型筐体に凝縮したのが、ドスパラ/GALLERIAでおなじみのサードウェーブのミニパソコン「mini Regulus II」および「mini Magnate II」シリーズだ。どちらも「THIRDWAVE」ブランドとして展開されており、6万円台からという手頃な価格で提供されている。

 CPUはAMD系、Intel系と豊富にラインナップ。6コア12スレッドでグラフィックス処理が強い「Ryzen 5 PRO 4650G」や、10コア20スレッドの「Core i9-10900T」も用意されており、一般的なビジネスノートパソコン以上の性能を、80×155×155mm(幅×奥行き×高さ)、1.35kgの小型・軽量筐体で実現しているのが最大の特徴だ。

 簡単にまとめると本製品の特徴は以下のような具合だ。

  • 手のひらサイズの超小型
  • 同価格帯のノートを遙かに超える性能
  • インターフェイスが豊富で、ストレージの追加内蔵も可能
  • マウンタでディスプレイと組み合わせると、一体型パソコンとしても使える

 コロナ禍により、ビジネスシーンでは、在宅勤務が増えたり、あるいはオフィススペースをより有効活用するといった変化が生まれている。場所を問わず使えるという点ではノートパソコンが最適だが、性能面では妥協しなければいけないこともある。

 しかし、今回紹介するmini Regulus II、mini Magnate IIは、デスクトップパソコンとしての高い性能や拡張性を持ちつつも、フリーアドレスオフィスでディスプレイ一体型パソコンのように扱える取り回しの楽さも兼ね備えており、ビジネスユーザーに強くおすすめしたいマシンとなっている。

AMDとIntel版を用意。10コアモデルも

 両製品のラインナップとおもな仕様は以下のとおり。

【表1】mini Regulus IIとmini Magnate IIシリーズのラインナップ
mini Regulus II AR5mini Magnate II IMmini Magnate II GEmini Magnate II XE
OSWindows 10 Home
CPURyzen 5 Pro 4650G
(6コア12スレッド、3.7~4.2GHz)
Core i5-10400
(6コア12スレッド、2.9~4.3GHz)
Core i7-10700T
(8コア16スレッド、2~4.5GHz)
Core i9-10900T
(10コア20スレッド、1.9~4.6GHz)
GPURadeon GraphicsIntel UHD Graphics 630
メモリDDR4-2666 16GB(2スロット、最大32GB)DDR4-2666 8GB(2スロット、最大32GB)
ストレージNVMe SSD 250GB
ネットワーク機能Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet
インターフェイスUSB 3.0×3(1基はType-C)、USB 2.0×3、DisplayPort、HDMI、ミニD-Sub15ピン、M.2×2(1基はシステムドライブが占有)、SATA 6Gbps×2USB 3.0×6(1基はType-C)、USB 2.0×2、DisplayPort、HDMI、ミニD-Sub15ピン、M.2(システムドライブが占有)、SATA 6Gbps×2
サイズ(幅×奥行き×高さ)80×155×155mm
重量1.35kg
付属品有線キーボード、有線光学式マウス
税別価格7万9,980円6万5,980円8万2,980円9万9,980円

 AMD RyzenとIntel Coreシリーズの両方を採用し、写真のとおり、ひじょうにコンパクトになっている。

RyzenまたはCoreプロセッサを搭載。Ryzenであれば6コア12スレッドの「Ryzen 5 PRO 4650G」を、Intelなら「Core i5-10400」、「Core i7-10700T」、そして10コア20スレッドの「Core i9-10900T」まで選べる
mini Regulus II/mini Magnate IIシリーズのフットプリントはちょうど手のひらを広げたのと同じぐらい。もちろん縦置きもでき、最小の設置面積でスペースを有効活用可能だ
同梱する2本のアンテナを背面端子に接続すれば、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth機能が利用可能となる
こちらはCore iプロセッサを搭載するmini Magnate IIシリーズの筐体。見た目は同じだがバックパネルのインターフェイス構成が異なる
電源はノートパソコンなどと同じようにACアダプタを利用するので電源のファン音を気にせずにすむ。出力は120Wだ

クリエイティブアプリが快適動作。ストレージを自由に組み合わせられる拡張性も◎

 デスクトップパソコンを購入したさいに、もっとも困るのは何と言っても置き場所。デスクの上にはそもそもスペースがない場合が多いし、かと言ってデスクの下に置くと脚を自由に動かせなくなり、想像以上に邪魔なのだ。

 その点、mini Regulus II/mini Magnate IIのサイズは80×155×155mm(幅×奥行き×高さ)。デスクの上に置いていてもまったく邪魔にならない。コンパクトで場所を取らずに、高性能の恩恵を受けられる。

 無線LAN、Bluetoothに対応している点も本製品のポイント。ワイヤレスタイプのキーボードとマウスを使い、Wi-Fiネットワークに接続すれば、ケーブルは電源と映像出力ケーブルだけでオッケー。ケーブルが少なくて済むのは、見栄え的にも、取り回し的にも良いことずくめだ。

ぱっと見でパソコンに見えないこの小ささ!
筆者の仕事部屋のデスクに設置してみた。ディスプレイのサイズは42.5型。この状態だと、mini Regulus IIが「デスクトップパソコンの電源ユニット」のようにしか見えない

 さて、筆者は今回実際に「mini Regulus II AR5」を仕事で使ってみたのだが、素直な感想として、超小型デスクトップパソコンというイメージを覆すほどパワフルという実感があった。

 グラフィックス性能に優れるRyzen 5 PRO 4650Gと組み合わせたというのが功を奏しており、CPU内蔵グラフィックスの支援を受けられる動画編集ソフト、写真現像ソフトの書き出し時間が明らかに速いのだ。

 また、キーボード左横というかなり身体に近い位置に置いていたのだが、動画や写真編集といった高負荷な処理を実行している間でも、動作音はほとんど気にならなかった。ノートパソコンだと高負荷をかけた場合にどうしてもファンの音が目立ってしまうが、本製品ではそのようなことがないので快適だった。

リビングのTVに接続しても違和感なし!
試しにリビングのTVに接続してみた。横置きにした場合の高さが80mmなので、TV台の上に常備しておいても、まったく邪魔にならない

 詳しくは後述するが、このコンパクトな筐体で、M.2 SSDを1基、2.5インチストレージを2基増設できるという拡張性が頼もしい。ノートパソコンだと、容量が乏しくなったらUSB外付けドライブやクラウドにデータを逃がす必要があるが、本製品はシステムドライブのほかに、3基分増設の余裕があるのだ。

 今回は2基のSSDを搭載させてみたが、大容量のHDDを増設するのもアリだと感じた。そうすれば1TBのM.2 SSDを作業用ドライブ、2TB HDDの1台目をデータドライブ、2台目をバックアップドライブとして運用できる。ストレージを外付けすることなく、超小型筐体のなかで思いどおりのストレージ構成が完結するのも本製品の美点だ。

 なお、mini Regulus II AR5はM.2スロットが2基あるが、mini Magnate IIについては1基しかなくすでにシステムドライブが装着済みなので注意されたい。

 インターフェイスは小さい筐体に盛りだくさん用意されている。mini Regulus IIとmini Magnate IIシリーズで若干USBの数が異なっているが、Ryzen 5 PRO 4650G搭載のmini Regulus IIであれば、前面にUSB 3.0 Type-C、USB 3.0、ヘッドフォン端子、マイク入力端子。背面にUSB 3.0、USB 2.0、DisplayPort、HDMI、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet。側面にはUSB 2.0×2が実装されている。

 ちなみにDisplayPort、HDMI、ミニD-Sub15ピンは同時利用可能なので、最大で3台のディスプレイを接続し、生産性を向上させられる。

インターフェイスを豊富に装備!
mini Regulus II AR5の本体前面。USB 3.0 Type-C、USB 3.0、ヘッドフォン端子、マイク入力端子。特等席に豊富なインターフェイスが装備されている
本体背面。無線LAN用アンテナ、USB 3.0、USB 2.0、DisplayPort、HDMI、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet。盗難防止用にケンジントンロックスロットも用意されているのでオフィスでも安心だ
本体左側面にはUSB 2.0×2のみを装備。アクセスしやすい場所なのでキーボードやマウスのドングル、USBメモリなどを装着するさいに重宝する
右側面には後述するVESAマウントキット用のネジ穴がある

小型筐体に秘められた性能を実証。ノートパソコンとは段違いの差

小型筐体にデスクトップ向けCPUを実装!
分解したmini Regulus II AR5。CPUクーラーを外すと、Ryzen 5 Pro 4650Gが見える

 “デスクトップパソコンクラスの性能”と言っても、デスクトップパソコンにはさまざまな種類があり、ピンと来ない人もいることだろう。ここでは、実際にどのぐらいの性能があるのか確かめてみたい。

 今回は想定として、mini Regulus II/mini Magnate IIに一般的な数万円のディスプレイの価格を加えることで、全体の価格を10万円とし、同価格帯となる10万円前後のCore i7搭載ノートパソコンと比較してみることにした。

 使用したモデルは、Ryzen 5 PRO 4650G搭載の「mini Regulus II AR5」(7万9,980円)と、Core i5-10400搭載の「mini Magnate II IM」(6万5,980円)の2種類だ。比較用のノートパソコンは第10世代の「Core i7-10510U」を搭載している。

【表2】検証機の仕様
mini Regulus II AR5mini Magnate II IM10万円前後の某ノートパソコン
CPURyzen 5 Pro 4650G
(6コア12スレッド、3.7~4.2GHz)
Core i5-10400
(6コア12スレッド、2.9~4.3GHz)
Core i7-10510U
(4コア8スレッド、1.8~4.9GHz)
GPURadeon GraphicsIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics
メモリ16GB8GB16GB
ストレージNVMe SSD 250GBNVMe SSD 500GB
TDP65W15W
OSWindows 10 Home
PCMark 10でパソコンの標準性能を比較
Cinebench R20でCPU性能を比較

 ノートパソコンのほうはCore i7を搭載しているわけだが、やはりモバイル向けということで、デスクトップ向けCPUを載せるmini Regulus II AR5/mini Magnate II IMとの差がベンチマーク結果に如実に表われている。

 PCMark 10では、Ryzen5 PRO 4650G搭載のmini Regulus II AR5が圧勝。Core i5-10400搭載のmini Magnate II IMについても、ビデオエンコーディングといった一部のテストを除いて優位性を見せている。

 また、Cinebench R20.060では、mini Regulus II AR5は約2.79倍に相当する3,559、mini Magnate II IMは約2.47倍に相当する3,153というスコアを叩き出している。とくに、6コア12スレッドのCPUを搭載するmini Regulus II AR5のCPUスコアは、今回の3機種のなかで飛び抜けている。

3DMakrでグラフィックス性能を比較
CrystalDiskMarkでストレージ性能を比較

 さらに、Ryzen5 PRO 4650Gはグラフィックス処理能力の高さに定評があり、3DMarkのTime Spyでmini Magnate II IMの約3.1倍、ノートパソコンの約2.88倍に相当する1,301というスコアを記録している。ストレージ性能についてはNVMe SSDを搭載しているということもあって、シーケンシャルリードは2GB/sを超える高速さを見せており、実用上まったくストレスは感じないだろう。

 これらの結果から、mini Regulus II AR5とmini Magnate II IMがディスプレイも含めた同価格帯のノートパソコンを大きく上回る処理性能を備えていることがわかる。

 Ryzen5 PRO 4650Gのmini Regulus II AR5のほうはグラフィックス性能も含めてとくに優秀ではあるが、Core i5-10400のmini Magnate II IMのほうは本体価格が税別6万5,980円でmini Regulus II AR5より1万4,000円安い。そのため、このあたりは何を求めているかのトレードオフになるだろう。

 今回は試せなかったが、10コア20スレッド動作のCore i9-10900Tを載せたmini Magnate II XE(税別9万9,980円)もあり、こちらはマルチスレッド動作においてmini Regulus II AR5以上の期待が持てる。自分の目的に合ったモデルを選びたいところだ。

デスクに置けるだけじゃない! VESAマウントを使えばまるで一体型パソコンに

オプションの「DESKMINI VESA MOUNT K」(税別980円)でディスプレイのVESAマウントに装着できる

 実はmini Regulus II/mini Magnate IIは、VESAマウントを使うことでさらに省スペースに使うことができる。そのために用意されているオプションが「DESKMINI VESA MOUNT K」(税別980円)だ。

 mini Regulus II/mini Magnate IIの注文時に合わせて購入できるこの専用VESAマウントキットを利用すれば、超小型パソコンをディスプレイの裏に設置可能。まるでディスプレイ一体型デスクトップパソコンのように利用できてしまうわけだ。

 なお、このVESAマウントキットはディスプレイの台座がVESAマウントを利用しているタイプだと、台座と一緒に使えないので注意が必要だ。また、TVに装着する場合だと、大型TVには壁掛け用に幅と高さが大きいVESA規格の穴があけられているが、VESA規格変換プレートを用意すれば装着できる。このプレートは家電量販店などで購入可能だ。

オプションで用意されているDESKMINI VESA MOUNT K」
本体とディスプレイにネジ止め
おうとつの溝を合わせてはめ込み、ミニパソコンが水平になるように反時計回りに回転させるだけで装着完了
背面に装着すれば、mini Regulus II/mini Magnate IIは前方からはまったく見えない。ディスプレイ、キーボード、マウスしか見えないのでデスクがスッキリとする

高性能だけど静か! 発熱や騒音が小さいので近くにおいても気にならない

 mini Regulus II/mini Magnate IIシリーズが合計4モデルあることはすでに言ったとおりだが、AMD系、Intel系のどちらのCPUを選ぶかにあたって重要なポイントが1つある。それはAMD系に「高性能静音CPUクーラー」が採用されていることだ。

 AMD系CPU搭載機に採用されている高性能静音CPUファンは、冷却系パーツでは名のあるNoctua製の「NH-L9a-AM4」。このCPUクーラーは、ベースおよびヒートパイプに銅、冷却フィンにアルミニウムが使われており、冷却ファンには静音性に定評のある「NF-A9x14 PWMプレミアムファン」が採用されている。

 それでいて全高は冷却ファンを含めて37mmに抑えられており、発熱を抑制しつつ、どんな環境でも静粛性を保てる。まさに超小型パソコンにもってこいのCPUクーラーなのだ。

冷却能力と静音性に優れるNoctua製CPUクーラーNoctua「NH-L9a-AM4」を装備
低背クーラーだが多数のフィンにヒートパイプがつながれており、冷却性能は高そうだ

 実際に、このNH-L9a-AM4を採用し、Ryzen 5 PRO 4650Gを搭載するmini Regulus II AR5と、Core i5-10400を搭載するmini Magnate II IMで比較を行なってみた。なお、Intelモデルはすべて標準のリテールCPUクーラーが使われている。比較したのは、高負荷時のCPUの発熱、動作音、消費電力だ。それぞれCinebench R20.060のCPUベンチマーク実行中に計測を実施している。

 結果は以下のとおりで、最大値だけを見れば、mini Regulus II AR5がCPUの発熱で約96%に相当する72.8℃、動作音で約81%に相当する42.7dB、そして消費電力で約88%に相当する92Wという結果になった。

 Intelのリテールクーラーのほうも実用上まったく問題ない数値が出ているのだが、NH-L9a-AM4を装着したmini Regulus II AR5は処理性能の高さを鑑みても、かなり優秀な結果を残しているのがわかる。

CPU温度の比較
騒音の比較
消費電力の比較
検証時の様子。Cinebench R20.060実行中の温度・騒音・消費電力を測った

ストレージを3基も増設可能! 拡張性が高くメンテナンス性もバッチリ

 さて、非常にコンパクトなmini Regulus II/mini Magnate IIシリーズだが、使い勝手に関する説明で簡単に触れたように、拡張性もしっかり確保されている。

 たとえば、今回のmini Regulus II AR5であれば、M.2スロットが2基(内1基はシステムドライブが占有)、SATA 6Gbpsスロットが2基実装されており、動作保証外となるがストレージ容量を増量できる。将来的にストレージ容量が足らなくなっても安心な仕様だ。

 ストレージの増設はパソコンの自作経験があれば難しくはないが、前述のとおり保証外となるし、確率は低いが静電気などでパーツが壊れる可能性もゼロではない。下記の手順を見て難しそうとか、面倒そうと思った方は、注文時にあらかじめ増設できるので、無理せずにそちらを選択しよう。

 以下、ストレージの増設方法を写真で説明しているので参考にしてほしい。

本体のカバーを開けてストレージを増設する!
(1)背面の4つのネジを外して、シャーシをある程度抜き出す
(2)シャーシを完全に抜き出す前に、2本のケーブルを抜いておくことを忘れずに
(3)無線LAN用アンテナの端子を外側のナットを回して取り外す
(4)メインボードの4隅のネジを外して、シャーシと分離する
(5)これがメインボードの裏面。手前側にM.2スロットが1基、SATA端子が2基実装されている。なおこのM.2スロットはNVMe接続専用。またネジ穴にオレンジ色のフィルムが貼られていたので注意してほしい
(6)ネジ穴のオレンジ色のフィルムをはがしてから、M.2スロットにNVMe接続のSSDを装着。ネジは本製品に付属している。ついでにSATA接続用の付属ケーブルをメインボードの端子に取りつける
(7)SATA接続のSSDまたはHDDはシャーシの裏に2基装着できる
(8)付属のSATA接続ケーブルでメインボードとSSDを接続すれば、ストレージの装着作業は完了。あとは逆の手順でシャーシをケースに戻せば完成だ

BTOでさまざまなカスタマイズに対応!

 さてここまでサードウェーブのミニパソコンの魅力について解説してきたが、最後にお伝えしておきたいのはカスタマイズが自由自在ということ。まずモデルを選ぶ段階でCPUが異なる4モデルを選択できるし、そのあとも下記のように豊富なBTOカスタマイズ項目が用意されている。

 注目してほしいのがBTOカスタマイズのきめ細かさ。OSは「なし」を選択可能なので、WindowsのDSP版ライセンスを持っていたり、LinuxなどのほかのOSをインストールしたりするならその7,000円分を節約できる。また、標準で同梱されるキーボードやマウスを本体構成からはずせば、しっかりと500円ずつ値引きされる。非常に納得感の高い値づけと言える。

 以下はmini Regulus II AR5の場合に選べるBTO項目を列挙している。

【表3】BTOでのカスタマイズ項目
選択項目価格
OS
Windows 10 Home 64bit標準
Windows 10 Pro 64bit+6,000円
なし-7,000円
オフィスソフト
Office Home and Business 2019+2万5,000円
Office Personal 2019+2万円
Office Professional 2019+4万9,000円
KINGSOFT WPS Office+2,800円
なし-
セキュリティソフト
シマンテックノートンセキュリティスタンダード30日版標準
シマンテックノートンセキュリティスタンダード1年版+1,000円
メモリ
8GB(PC4-21300)-2,000円
16GB(PC4-21300)標準
32GB(PC4-21300)+1万4,400円
16GB(PC4-25600)+3,900円
32GB(PC4-23400)+1万7,300円
SSD(M.2)
250GB NVMe SSD標準
512GB NVMe SSD+3,000円
WD製500GB NVMe SSD+3,700円
Intel製512GB NVMe SSD+3,700円
WD製1TB NVMe SSD+1万1,000円
Intel製1TB NVMe SSD+1万1,000円
2.5インチHDD/SSD
1TB HDD+7,000円
2TB HDD+1万1,000円
240GB SSD+7,000円
WD製1TB SSD+1万5,700円
Samsung製500GB SSD+1万1,700円
WD製2TB SSD+2万9,600円
Samsung製1TB SSD+1万9,700円
なし標準
フィルター
12cmダストフィルター+980円
なし標準
キーボード
日本語キーボード標準
GALLERIA Gaming Keyboard+1,980円
なし-500円
マウス
光学式ホイールマウス(有線)標準
GALLERIAレーザーマウス(有線)+1,980円
なし-500円
VESAマウント
VESAマウントブラケット+980円
なし標準

 mini Regulus II/mini Magnate IIシリーズは、デスクトップパソコン並みの性能の超小型パソコンを、思いどおりのスペックで注文でき、かつ24時間365日サポートを受けられるという強みがある。オフィスや自宅での仕事用やプライベートでも、ぞんぶんに活躍してくれるマシンだ。

 ノートパソコンの性能や拡張性に満足できておらず、さりとてタワー型デスクトップパソコンを置けるようなスペースがないという人だけでなく、単純に小型パソコン好きという人も含めて、ぜひそのポテンシャルを実感してもらいたい。