パソコン工房新製品レビュー

軽く・頑丈・高性能で4年保証付き、しかも安い!新生活にピッタリな約930gの14型ノートはいかが?

パソコン工房のキャンパスPC「STYLE-14FH124-i5-UCFX-CP」。直販価格は12万9,800円

 パソコン工房のiiyama PCブランドは、ゲーミング、クリエイター、ビジネスと幅広いPCを展開しているが、この中でも春からの新生活にピッタリなのが“iiyama キャンパスPCシリーズ”の1つ「STYLE-14FH124-i5-UCFX-CP」だ。

 高い基本性能はもちろん、持ち運びしやすい1kgを切る軽さ、ミリタリーグレードの頑丈なボディ、4年の長期保証付きと、安心して長く使えるのが最大の強み。仕事用のモバイルPCとしても注目の1台と言える。

学生から社会人まで長く使える基本性能

 「STYLE-14FH124-i5-UCFX-CP」は、CPUに第13世代Coreプロセッサ「Core i5-1335U」を搭載。パフォーマンス重視のPコアを2基、効率重視のEコアを8基備えたハイブリッドアーキテクチャを採用し、合計で10コア12スレッドを実現している。Pコアの動作クロックは最大4.6GHzと高く、多くのアプリを快適に使えるだけのパワーを備えているのがポイントだ。

 メモリはDDR5-4800が8GB、ストレージは非常に高速なNVMe SSDが500GBと普段使いには十分なスペックを持っている。

 GPUはCPU内蔵の「UHD Graphics」だ。最大動作クロックは1.25GHz、実行ユニットは80基で、CPU内蔵のGPUとしては高めの3D性能を備えているが、3Dゲームを快適に楽しめるほどではない。軽めのゲームなら何とか遊べる程度と思っておこう。

CPUはPコア2基、Eコア8基で10コア12スレッドの「Core i5-1335U」を搭載。コア数が多いだけではなく最大4.6GHzと動作クロックも高い
GPUはCPU内蔵の「UHD Graphics」を使用している
【表】STYLE-14FH124-i5-UCFX-CPの仕様
CPUCore i5-1335U(10コア12スレッド)
メモリDDR5-4800 8GB
ストレージ500GB SSD
液晶1,920×1,080ドット表示対応14型
OSWindows 11 Home
インターフェイスThunderbolt 4、USB 3.1、USB 3.0、HDMI、microSDカードスロット、200万画素Webカメラ、ステレオスピーカー、音声入出力端子
無線Wi-Fi 6E、Bluetooth 5
本体サイズ322×218×20.2mm
重量約930g

約930gの軽さとタフなボディで持ち運びも安心

 本体をチェックしていこう。まず、最大の特徴と言えるのが十分な基本スペックを備えながら約930gという強烈な軽さを実現していることだ。違和感を感じるほど軽いので、毎日の持ち運びもラクにこなせる。ゴム足も含めて20.2mmの薄型なので、カバンに入れやすいのもポイントだ。

 さらにボディはアメリカ国防総省の過酷な状況でも使えるように定めた品質基準であるMIL規格に準拠したミリタリーグレードと言える頑丈な作りになっており、満員電車に乗るようなことがあっても安心と言える。

 ブラックカラーのシンプルなデザインは、場所を問わず使いやすく、学生だけではなく社会人用としても十分に活躍可能だ。サイズは幅322mm×奥行き218mm×高さ20.2mmとなっている。

大学生活にも仕事にも使いやすいシンプルなデザイン
キーボードの右下にはMIL基準の試験を通過した証が貼られている
ディスプレイは180度開くことが可能でプレゼンにも使いやすい
重量は筆者の実測で916gと公称スペックよりも軽かった

キーボードは使いやすい日本語配列

 キーボードはオーソドックスな日本語配列で、矢印キーこそ小さめだが、それ以外のキーはしっかりした大きさが確保されており、長文のタイピングも問題なくこなせる。

 キーピッチも十分なサイズがあり、剛性が高いのもよいところ。左下の「Fn」キーとファンクションキーを組み合わせることで、タッチパッドの有効・無効の切り換え、外部出力の設定、音量や輝度の調整、ミュートやWebカメラ、機内モードのオン、オフなどを実行できるのが便利だ。タッチパッドは実測で約106×66mmと十分広い。

キーボードは日本語配列。バックライトは非搭載だ
キーピッチは筆者の実測で約19mm
タッチパッドは約106×66mm

14型のフルHD解像度と使いやすいサイズ

 軽量ボディだが14型と見やすい画面サイズを確保している。1kgを切る軽量のモバイルPCだと11型前後の画面サイズが多いが、それだとさすがに小さすぎて長時間の作業には向いていない。メインPCとして作業しやすい画面の大きさがあるのは、毎日使う上で重要なポイントと言えるだろう。

 解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)で、リフレッシュレートは一般的な60Hzだ。ディスプレイの上部には200万画素と高画質なWebカメラとマイクを搭載。底面にはステレオスピーカーもあり、オンライン授業やWeb会議にもすぐ対応できる。

ディスプレイは14型で解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)だ
パネルの種類は公開されていないが左右から見ると若干暗く、青っぽくなる。ノートPCなので横から見ることは少ないので問題はないだろう
ディスプレイ上部には200万画素のWebカメラとマイクを内蔵
ステレオスピーカーは底面に用意されている

 インターフェイスは左側面にHDMI出力、USB 3.1、Thunderbolt 4を搭載。右側面にはUSB 3.0、ヘッドセット端子、microSDカードスロットを用意している。

 電源用に65WのACアダプタが付属しているが、Thunderbolt 4経由でも充電は可能だ。筆者の手持ちの65W出力対応のType-Cアダプタでも問題なく充電できるのを確認した。また、無線LANはWi-Fi 6E(最大2.4Gbps)に対応し、Bluetooth 5もサポート。

左側面にHDMI出力、USB 3.1、Thunderbolt 4
右側面にUSB 3.0、ヘッドセット端子、microSDカードスロット
ACアダプタは65W出力で薄型コンパクトな作りだ
ACアダプタの重量はケーブル込みで141gとかなり軽量だ

10コア12スレッドCPUだけに一般的な用途なら快適

 ここからは、基本性能を見ていこう。ベンチマークは以下を実施した。

  • PCMark 10
  • 3DMark
  • Cinebench R23.200
  • ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
  • CrystalDiskMark

 本機にはパフォーマンス、エンターテイメント、静音、省電力と4つの動作モードが用意されているが、ここではもっとも高い性能を発揮できるパフォーマンスに設定してテストを行なった。

動作モードは付属アプリの「CONTROL CENTER 3.0」で設定が可能だ。ファンの回転数制御は「自動」に設定している
ベンチマーク結果
PCMark 10
PCMark 10 Score5,046
Essentials9,664
Productivity6,853
Digital Content Creation5,266
3DMark
Time Spy1,351
Fire Strike3,467
Wild Life9,311
Night Raid13,134
Cinebench R23.200
CPU(Multi Core)5,477
CPU(Single Core)1,328
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
1,280×720ドット 標準品質(ノ-トPC)8,805
1,920×1,080ドット 標準品質(ノ-トPC)4,670
CrystalDiskMark 8.0.4
1M Q8T1 シーケンシャルリード2,342.8MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト1,502.56MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード1,714.99MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト1,502.85MB/s
4K Q32T1 ランダムリ-ド397.75MB/s
4K Q32T1 ランダムライト268.19MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド53.41MB/s
4K Q1T1 ランダムライト121.18MB/s

 PCMark 10は、Web会議/Webブラウザ/アプリ起動の“Essentials”で4,100以上、表計算/文書作成の“Productivity”で4,500以上、写真や映像編集“Digital Content Creation”で3,450以上が快適度の目安となっているが、すべて大きく上回っている。10コア12スレッドのCPUを備えていることもあり、一般的な用途であれば十分快適に使えることが分かる結果だ。

 ゲームに関しては、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」が1,280×720ドットの標準品質(ノートPC)で“快適”評価、1,920×1,080ドット 標準品質(ノートPC)で“標準”評価だ。3DMarkの結果を含め、軽めのゲームならプレイできる性能と見ておこう。

 ストレージには、PCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDを搭載されていた。シーケンシャルリードが6,408.89MB/s、シーケンシャルライトが3,202.9MB/sとPCI Express 4.0 x4のNVMe SSDとして十分高速と言える。ファイルの読み込みやコピーで不足を感じることはほぼないだろう。

 薄型軽量なので、動作音や冷却性能が気になる人もいるだろう。動作モード別にCinebench R23を10分間動かして、性能や温度、動作音がどう変化するのかテストした。動作音はPCの前から5cmの位置に騒音計を設置して測定したときの最大値、CPUクロックと温度はHWiNFO Proの数値を追った結果だ。なお、CPUクロックはPコアの数値を掲載している。

 Cinebench R23のスコアは、高い順にパフォーマンス、エンターテイメント、省電力、静音となる。性能を最大限引き出したいならパフォーマンスで使用するのがよいだろう。

 その一方で性能を引き出すと当然ながら発熱も大きくなり、冷却ファンの動作音は大きくなる。動作音の大きさも性能順と同様だ。省電力、静音モードではファンの音はほとんど気にならないレベルまで静かになる。カフェなど静かな場所で使うときはモードを切り替えるのもよいだろう。

 各モードのCPUクロックと温度も推移もチェックした。パフォーマンス設定では約2.5GHz動作、温度は68℃前後で推移。動作音は大きくなるが、まったく問題なくしっかり冷えている。エンターテイメントは約2.1GHz動作で64℃前後で推移、省電力は約1.6GHzで59℃前後で推移した。静音は1GHz前後で大きくブレ、動作音を小さくするため性能をかなりしぼっているのが分かる。そのため、温度は45℃前後でほぼ上がらない。静かに発熱を押さえて使いたい場合には有効だ。

新生活のパートナーとして最適な1台

 Office系やZoomやTeamsといったWeb会議系など一般的なアプリであれば快適に使えるスペックと機能を備え、1kgを切るモバイルノートとしては大きめの画面、毎日安心して使える頑丈なボディで4年間の長期保証も付いている。24時間365日の手厚いサポートもあり、大学生だけではなく、社会人の新生活にもおすすめの1台だ。