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こんな変態もある!秘境Amazonで見つけた変わり種モバイルモニター

 欲しいデジタル機器がある時、とりあえずAmazonで検索する方は多いはず。そして「何これ? こんな製品あるの?」という意外なものが見つかるまでがワンセットだ。

 色々調べてみて、特にすごいのがモバイルモニター。コロナ禍での需要が影響しているのか、何でこんなに色々あるんだろうと不思議なほど、さまざまな製品が売られている。

 今回はあえてそういう製品の中から、便利そうなものだけでなく、尖ったスペックのものも含めて10機種を集めてみた。もしかすると、あなたのニッチなニーズを満たしてくれる製品もあるかも?

 本稿にある製品のスペックおよび価格は、7月上旬の執筆時点での調査内容となっている。実際に売られている製品の価格や仕様の変更、実際に配達された製品のトラブル等に関して、筆者および編集部は一切関知しない。ここは秘境Amazonなのだ……。

4K超え解像度で16型 Intehill U16NA

Intehill U16NA
価格: 3万9,890円(別途5,000円オフクーポンあり)●パネル:16型IPS●解像度:3,840×2,400ドット●表面処理:非光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:不明●輝度:460cd/平方m●コントラスト比:不明●表示色:約10.7億色●視野角:不明●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、USB OTG×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:356×231×10mm●重量:714g(カバー込み1,094g)

 3,840×2,400ドットという高解像度の16型。3,840×2,160ドットの4K解像度を縦に伸ばして16:10にしたもので、1,920×1,200ドットのWUXGAの4倍なのでQWUXGAと呼ぶのだろうか? サイズ的には、ノートPCによくある15.6型のサイズを少し縦長にしたものと想定できる。

 表示時のアスペクト比は16:9に切り替えが可能で、PS5などのゲーム機の接続にも使用できるという。スタンドとしても使える磁気ケースも付属する。製品情報には「入荷数が少ないので、お早めにお買い求めください」と太字で書かれているが、真偽は不明。

 なお同一解像度でパネルサイズが13.4型になったものもラインナップされているそうだが、執筆時点では在庫切れ/再入荷未定となっている。

謎の2.5K解像度を持つ16型 Intehill U16NACNXioaMi 16インチ

CNXioaMi 16インチ
価格: 1万6,999円(特選タイムセール)●パネル:16型IPS●解像度:2,520×1,680ドット●表面処理:光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:不明●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:1,500:1●表示色:不明●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:304×249×9mm●重量:535g

 アスペクト比3:2の2,520×1,680ドットという聞きなれない解像度を採用。2.5K解像度でフルHDの約2倍の画素数としており、そこをターゲットにして作られたのではないかと思われる。

 各種ゲーム機も接続できるとしており、全画面表示しているイメージ画像もあるが、どのような拡大表示となるのかは不明。PS4などのHDR表示にも対応するとされている。

 スタンドとしても使える磁器吸着保護ケースが付属する。ただし「輸送中の不確実性により、保護ケースの磁気が弱まることがありますのでご了承ください」という説明付き。使えたらラッキー、くらいの気持ちで。

ちょっと高解像度な13型 kksmart NK-135

kksmart NK-135
価格: 2万1,990円(別途5,000オフクーポンあり)●パネル:13.3型IPS●解像度:2,256×1,504ドット●表面処理:非光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:不明●輝度:400cd/平方m●コントラスト比:1,500:1●表示色:不明●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:293×215×10mm●重量:380g

 こちらもアスペクト比3:2で、解像度が2,256×1,504ドットという変わり種。フルHDと比べて画素数2倍という説明があるが、実際には1.6倍程度の計算になる(四捨五入すれば2倍か)。

 sRGB比100%の色域や、HDRおよびFreeSync対応などを謳う。PS5などゲーム機の接続も可能としており、入出力解像度は不明ながら、アスペクト比は自動で適切に合わせるという。マグネット式保護カバー付きでスタンドとしても使える。

ノートPCの左右に2画面を追加 ROADOM X50

ROADOM X50
価格: 5万5,800円(別途1万円オフクーポンあり)●パネル:13.3型IPS×2●解像度:1,920×1,080ドット×2●表面処理:非光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:5ms●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:1,000:1●表示色:約1,677万色●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×1、給電用USB Type-C×1●サイズ:341×246.6×30.8mm●重量:1,750g

 ノートPCのモニターの左右に、13.3型のモニターを追加できる製品。元のモニターを挟み込む形で設置することで、合わせて3画面で利用できる。言葉で説明するのが大変難しいのだが、製品画像を見ていただければ分かるはず。

 解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、これが2枚ある。接続はUSB Type-Cの1本のみで、左右両方に表示できる。Type-Cでの給電が十分ならばケーブル1本で使用可能。不足するなら付属のACアダプタも使用できる。

 製品背面にはスタンドがあり、角度調整が可能。また左右のモニターの開く角度も調整できる。使わない時にはモニター部分を折りたたんでコンパクトにできる。

 SwitchとはUSB Type-Cによる接続とACアダプタの併用で使用できるとしている。PS5などのゲーム機も接続できるとあるが、これはやり方の言及がない。付属するケーブルはUSB Type-Cだけなので、少なくとも本製品だけでは無理ではないかと思う。

カバー不要のキックスタンド付き14型 VisionOwl MD-14

VisionOwl MD-14
価格: 2万999円(別途4,000円オフクーポンあり)●パネル:14型IPS●解像度:1,920×1,080ドット●表面処理:非光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:不明●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:1,000:1●表示色:不明●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:322×192×11mm●重量:580g

 本体裏にキックスタンドが用意されており、カバー等を使わず自立できる。使用イメージ画像によると、横向きだけでなく縦向きにも設置できるようだ。

 Switchとの接続は、USB Type-Cと充電器の組み合わせで使用可能。HDRおよびFreeSync対応する。収納ケースは付属するので、マグネット式カバースタンドより自立できる方がいい、という方に。

バッテリ内蔵・マルチタッチ対応 EVICIV EV-156E06

EVICIV EV-156E06
価格: 3万3,980円(別途7,000円オフクーポンあり)●パネル:15.6型IPS●解像度:1,920×1,080ドット●表面処理:光沢●タッチ操作:10点マルチタッチ●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:5ms●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:1000:1●表示色:不明●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×1、給電用USB Type-C×1、HDMI×1、USB OTG×1、1W+1W内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:395×255×6.2mm●重量:860g

 5,000mAhのバッテリを内蔵し(製品画像には10,000mAhと書かれているが)、給電なしで4時間使用できるとしている。10点マルチタッチにも対応しており、持ち出してプレゼンなどに使うのに便利そうだ。充電は付属のACアダプタのほか、モバイルバッテリも使用できるとしている。スタンドとして使えるマグネット式保護カバーが付属。

 HDMIは標準サイズのものを搭載しているような記述だが、付属品の画像ではHDMIケーブルは片側がMini HDMIのように見える。少なくとも付属のケーブルでHDMI機器の接続は可能であろう、と納得しておこう。

 また画面左側には、スクロールボタンとBACKボタンなるものが搭載されているが、機能の説明はない。バッテリ内蔵とタッチ対応という便利そうな製品ながら、そこはかとなく怪しさが漂う。

144Hzでも実質2万円切り kksmart XL-156H

kksmart XL-156H
価格: 2万5,999円(別途7,000円オフクーポンあり)●パネル:15.6型IPS●解像度:1,920×1,080ドット●表面処理:非光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:144Hz●応答速度:不明●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:1,000:1●表示色:1,670万色●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:354×220×10mm●重量:600g

 高リフレッシュレートに対応するモバイルモニターは高価なものが多い中、本機は144Hzに対応しながら実質2万円を切る。HDRやFreeSyncにも対応し、スピーカーも内蔵。スタンドとして使えるマグネット式カバーが付属と、一通りの機能は押さえている。

 気になるリフレッシュレートについては、製品画像でゲーム機の接続でも144Hzでゲームがスムーズになるとされている。ただし使われている写真は高リフレッシュレートに非対応のSwitchだし、PS4やPS5も120Hzまでしか対応しないので、説明が少々雑ではある。ケーブルや充電器も付属するので、心配ないとは思うが。

DCI-P3比100%、WQXGA16型でスタイラスペン付属 EHOMEWEI E160DSL

EHOMEWEI E160DSL
価格: 4万2,980円(別途4,000円オフクーポンあり)●パネル:16型IPS●解像度:2,560×1,600ドット●表面処理:光沢●タッチ操作:10点マルチタッチ●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:1ms●輝度:400cd/平方m●コントラスト比:1,500:1●表示色:約1,670万色●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、Micro USB×1、1W+1W内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:355×255×10mm●重量:900g

 16型でWQXGA(2,560×1,600ドット)の高解像度に加え、DCI-P3比100%という色域の広さが特徴。さらにスタイラスペンが付属し、ペンタブレットのようにも使えるという。4,096段階の筆圧検知レベル、45度の傾き検知レベルに対応する。

 ケースを使わず自立できるスタンド内蔵型で、スタンド部分に各種端子を備えている。付属品は専用ケースとスタイラスペン、各種ケーブルに加えて保護フィルムも用意されている。

 ただし充電器は付属しない。使用するには9V/2A以上の電源供給が必要としている。給電を兼ねられるUSB Type-Cであればケーブル1本でも使用可能。

10.5型で1,920×1,280ドット SEKOU モバイルモニター 10.5インチ

SEKOU モバイルモニター 10.5インチ
価格: 1万3,599円●パネル:10.5型IPS●解像度:1,920×1,280ドット●表面処理:光沢●タッチ操作:非対応●リフレッシュレート:50~75Hz●応答速度:3ms●輝度:420cd/平方m●コントラスト比:1,500:1●表示色:不明●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:USB Type-C×2、mini HDMI×1、内蔵スピーカー、ステレオミニジャック●サイズ:234×165×8mm●重量:250g

 10.5型というコンパクトボディに、アスペクト比3:2の1,920×1,280ドットIPSパネルを搭載。重量も250gと軽い。スタンドとして使える保護ケースが付属する。

 小型ながらUSB Type-CとMini HDMIの入力を備え、1本のUSB Type-Cによる給電と映像入力にも対応。スピーカーも内蔵しておりゲーム機の接続も可能とするが、表示比率に関しての言及は見当たらなかった。

 表面処理については、製品画像とスペック表には光沢/グレアと書かれているが、説明文にはアンチグレアという表記もある。ただこの説明文には別の製品名が書かれており、果たして何を信じていいのか分からない。

7型でタッチ対応、タブレット感覚 Eyoyo 7インチモニター

Eyoyo 7インチモニター
価格: 7,933円●パネル:7型IPS●解像度:1,024×600ドット●表面処理:光沢●タッチ操作:5点マルチタッチ●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:3~5ms●輝度:300cd/平方m●コントラスト比:500:1●表示色:約26万色●視野角:上下/左右178度●インターフェイス:mini HDMI×1、給電用USB Type-C×1、内蔵スピーカー●サイズ:179×105×10mm●重量:408g

 7型というコンパクトさで5点タッチに対応。Raspberry Piでの使用を想定して作られているそうだが、PCやゲーム機の接続も可能としている。Switchを接続している製品画像もあるが、Switchに搭載された液晶の方が解像度が高い(Switchは1,280×720ドット。画面サイズは6.2型なので少し大きくなる)。

 スタンドとしても使える保護カバーが付属する。ほかにMini HDMI to HDMIケーブルと、Micro HDMI to HDMIケーブルが付属するとあるが、本体にもMicro HDMI端子があるという記述は見当たらず、Micro HDMIアダプタが付属するとも書かれている。きっとMicro HDMIもつながるんだろうな、と思っておこう。