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【最新版】30型以上の大型モニター10選
2022年12月13日 06:45
PC用のモニターは高解像度の製品が増えると同時に、画面のサイズも徐々に大きくなってきている。TVでは40型以上の4Kが標準と言っていい状態だけに、PCのモニターもより大型に、高解像度にという要求は当然増してくる。
コロナ禍も3年目となり、テレワークが標準の勤務スタイルという人が多くなった。どこでも仕事ができるなら、公私ともに使える仕事道具にはこだわりたくなるものだ。仕事の作業効率を上げるためにも、迫力のある映像やゲームを楽しむためにも、大型モニターは導入の価値がある。
本稿では、30型以上の大型モニターの中から、いま注目したい10製品をチョイスした。パネルサイズのほか、価格、性能など様々な視点で特色ある製品を選んでみたので、大型モニターに興味がある方は現状を俯瞰する意味でもぜひご一読いただきたい。
(1) 【31.5型フルHD】ASUS「VA329HE」
(2) 【31.5型フルHD】AOC「C32G2ZE/11」
(3) 【34型ウルトラワイド】ASUS「VA329HE」
(4) 【31.5型WQHD】IODATA「EX-LDGCQ321HDB」
(5) 【31.5型4K】MSI「G321CUV」
(6) 【32型4K】デル「G3223Q」
(7) 【39.7型5Kウルトラワイド】LG「40WP95C-W」
(8) 【42.51型4K】フィリップス「438P1/11」
(9) 【43型4K】AOC「G4309VX/D/11」
(10) 【47.53型4K】GIGABYTE「AORUS FO48U」
31.5型で2万円台と安価
ASUS「VA329HE」
31.5型のフルHD。この画面サイズの製品としては安価ながら、IPSパネルでリフレッシュレートは最大75Hz。FreeSyncにも対応する。液晶パネルはブルーライト軽減が売りのEye Care液晶を採用。映像入力はHDMI2基とミニD-Sub15ピンのみ、表面処理が光沢仕様という点を踏まえて選びたい。
240Hz表示対応の31.5湾曲液晶
AOC「C32G2ZE/11」
31.5型のフルHD。30インチ超の製品で240Hzという高いリフレッシュレートに対応するゲーミングモニターは珍しい。さらに曲率1,500Rの湾曲パネルを採用している。VAパネルで応答速度は0.5msと高速。HDRにも対応する。スピーカーは非搭載。
DisplayHDR 400対応で21:9のウルトラワイドモニター
LG「34WQ650-W」
34型で縦横比21:9のウルトラワイド液晶を搭載。解像度はフルHDをさらに横長にした2,560×1,080ドット。
最大100Hzと高めのリフレッシュレートが利用でき、FreeSyncにも対応。映像入力はHDMIとDisplayPortに加え、USB Type-Cも利用できる。DisplayHDR 400/HDR10にも対応する。スピーカーを内蔵し、7W×2と出力も大きめ。独特な形状ながら幅広い用途に活用できるスペックを有する。
WQHDで165Hz表示に対応
IODATA「EX-LDGCQ321HDB」
31.5型のWQHD。高視野角のADSパネルを採用しつつ、165Hzの高リフレッシュレートとFreeSync Premium、DisplayHDR 400にも対応するゲーミングモニター。映像入力はHDMI×3、DisplayPort、USB Type-Cと豊富(HDMI入力時のリフレッシュレートは最大144Hz)。スピーカーも内蔵する。応答速度はオーバードライブ設定により1ms(GTG)まで短縮できる。大型パネルで解像度とリフレッシュレートの両面を上げつつ、コストパフォーマンスに優れた製品と言える。
31.5型の4K湾曲モニター
MSI「G321CUV」
31.5型の4K。曲率1,500Rの湾曲VAパネルを採用し、Adaptive-SyncやHDRにも対応する。湾曲パネルの採用でゲーミング向けを謳う製品ながら、リフレッシュレートは60Hzまで。入力端子を含めシンプルな構成になっている。
※Amazonでの取り扱いなし
HDMI 2.1対応の4K32型モニター
デル「G3223Q」
32型の4K。HDMI 2.1を2基搭載し、144HzのリフレッシュレートやFreeSyncに対応する。Fast IPSパネルを採用し、高視野角、広色域なのに加え、応答速度も1msと高速。DisplayHDR 600の認証も受けた。家庭用ゲーム機を含むゲーミングモニターに適するが、スピーカーは非搭載。
5K2K対応の39.7型湾曲ウルトラワイド
LG「40WP95C-W」
39.7型で、4Kを超える5,120×2,160ドットの解像度を採用。ワイドな大画面ながら、湾曲パネルを採用することで端部での視認性を高めている。Nano IPSパネルを搭載し、DCI-P3比98%という広色域を実現。FreeSync対応で、リフレッシュレートは72Hzまで。Thunderbolt 4のデイジーチェーンによる2画面表示に対応。低音再生に配慮した10W×2のスピーカーも搭載する。
42.51型と大型サイズ。しかも4Kで安価
フィリップス「438P1/11」
42.51型の4K。HDMIは2.0でリフレッシュレートは75Hzまでだが、安価に導入できるのが魅力。高視野角のIPSパネルを採用。合計5系統の入力が可能で、フルHDの4入力を一括表示もできる。5W×2のスピーカーも搭載。
※Amazonでの取り扱いなし
DisplayHDR 1000対応の43型4K液晶
AOC「G4309VX/D/11」
43型の4K。HDMI 2.1とDisplayPort 1.4を各2基搭載し、最大144Hzのリフレッシュレートに対応する。量子ドットのVAパネルを採用し、DCI-P3比109%の広色域を実現しつつ、MPRTで1msの高速応答性も備える。DisplayHDR 1000の認証も取得。7W×2のスピーカーも内蔵。スペックから考えるとかなり安価に収まっている。重量が約16.9kgとかなり重いので、設置場所には注意。
有機ELを採用の47.53型4Kモニター
GIGABYTE「AORUS FO48U」
47.53型の4Kで、有機ELパネルを採用。HDMI 2.1が2基とDisplayPort 1.4、USB Type-Cを各1基搭載し、最大120Hzのリフレッシュレートに対応する。FreeSync Premiumにも対応。有機ELによる135,000:1という高コントラスト比と、DCI-P3比98%の広色域を備える。スピーカーは15W×2+20W×1の3基構成。豊富な入力端子を活用できるPiP/PbP機能やKVM機能も搭載する。