2024年1月26日 11:00
毎年開催「WWL高校生国際会議」でメタバースを活用した取り組みを紹介!さまざまな垣根を超えて学べる環境に賛同する意見が多く寄せられました。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「メタバースで高校生は、国際会議ができるのか?」というイシュー(課題)について12月15日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。また、この投票結果について名古屋国際高等学校様よりコメントをいただきました。
メタバースで高校生は、国際会議ができるのか?
ビデオ会議システムによるオンラインでの会話が浸透する中、メタバースという新しいプラットフォームの開発も進んでいます。既存のビデオ会議システムでは、思春期を迎えている高校生にとって、画面に顔が映ることによる違和感を感じたり、コミュニケーションが儀礼化したりすることも否めないことがわかりました。
コミュニケーションで重要なことは、“高校生”が本音で語り合える空間づくりであり、さらに高校生が自ら作ったメタバースにログインすること(実際に利用すること)だ、と考えました。メタバースを利用することで、その空間でしかできないようなコミュニケーションが取れたり、表現ができたり、また学校では普段会うことができない人たちとの会話ができるようになります。
そこで、メタバース活用にいたる考えや取り組み、そして実際の国際会議の様子をご紹介し、教育現場でメタバースを活用することについてSurfvoteを使い、広く意見を募りました。
投票の詳細
イシュー(課題):メタバースで高校生は、国際会議ができるのか?
https://surfvote.com/issues/gqb327anfdbe
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年10月31日〜12月31日
有効票数:72票
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
場所を選ばずどこにいても参加できるので、多くの人と交流ができる 29.2%
メタバースならではの現実では出来ないことやハードルが高いことを楽しむ一方で、現実社会の自分にその楽しさや自信をフィードバックさせていけたら明るい未来につながるように思います。
メタバースで理想の自分になれるので、本音で議論できる 23.6%
仮想空間を作り、いつもなら発言できないことを発言する。もしそれが周りから認められたら、その子自身も更なる自身に繋がり、今後にも生かせると思います。まずは自分の意見を気兼ねなく周りの目を気にせずに発信できる場所が必要ですね。
メタバースはエンターテインメント性も高いので、学習が楽しくなる 12.5%
仮想空間で、自分のアバターを作ったりして学習もできるというのは絶対楽しく学習できると思う。やったことないのでうらやましいです。
学校の壁を超えて、国際的な視点で問題解決ができる 18.1%
名古屋国際高等学校の取り組みは、学生たちが自分の意見や考えを発信し、それが評価されることで、エンパワーメントされ、自分自身の価値を再認識する良い機会になりますね!
実際の教室と連携が取れるので、理論と実践のバランスがよくなる 2.8%
若いときにメタバースに触れることでITリテラシーが向上する 4.2%
メタバースで得た経験が、将来のデジタルな職業やビジネスの世界に向けて準備してくれるんじゃないかなと思います。
仮想環境での失敗はリスクが低いため、より挑戦的な学びが可能になる 2.8%
メタバースの技術を使って国際会議を開催することは参加者が世界中から集まる必要がなくなり、参加者の負担が軽減されるというメリットがあるので非常に良い取り組みだと思います。
その他 4.2%
全部の選択肢がYesだと思いました。旅費や実際の会場設営に関わる費用が不要になるため、経済的な負担が軽減され、格差を助長しない、とても素敵な試みだと思います。
わからない 2.8%
オンライン会議との違いがあまりよくわからないが、ゲーム感覚のようになってしまわないかと心配になる。ただし、効率的に楽しく学べるという点では評価が高い。
イシュー投票結果について名古屋国際高等学校よりコメント
「メタバースで高校生国際会議をやる意義は?」という課題に対して、人はどのように感じるのかを知りたい。これが本システム活用の本題であった。メタバースにチャレンジすることに対して、計画段階や2022年度開催の高校生国際会議においても賛否が分かれた。チャレンジすること自体が高校生にとって重要であり、その是非は二の次と考えていたが、そう考えない人もいる。世間一般の方はどう思っているのか。本システムによりさまざまな分野や年齢の方からご意見をいただいた。率直な感想は、「若者はチャレンジしてほしい」という考えを持った方が多かったことだ。物事の良し悪しを考えるのではなく、自由にアイディアを生み出し、間違えても良いので行動してほしいということだ。このようにさまざまな方から課題に対する意見をもらい、議論し、考えを明確にすることが大切であることは、当たり前だがなかなかできない。それが本システムで簡単にできた、できる世の中になってきたというのが率直な感想である。
このイシューを執筆した 名古屋国際中学校・高等学校
名古屋国際中学校・高等学校は、東海地区で国際バカロレア機構による認証を有する唯一の一条校インターナショナルスクール(中学校・高等学校)。名古屋商科大学が運営し、6年間(中高一貫教育課程)もしくは3年間(高等学校課程)、生徒一人ひとりが、自ら「切り拓き」そして「羽ばたく」ことができるリーダーを育成する国際教育を実践しています。https://www.nihs.ed.jp/
あなたの意見・投票を社会のために活用します
Surfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。https://surfvote.com/
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。https://polimill.jp