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シュワルツェネッガーのセリフでできたプログラミング言語

 ソフトウェア開発のための共有Webサービスである「GitHub」において、Lauri Hartikka(lhartikk)氏が、各ステートメントをアーノルド・シュワルツェネッガー氏が映画で発した名セリフに置き換えたプログラミング言語「ArnoldC」を公開している。

 ArnoldCのメインメソッドは必ず「IT'S SHOWTIME」(ショーの始まりだ)で始まり、「YOU HAVE BEEN TERMINATED」(お前は始末された)で終わる。前者はバトルランナー、後者はターミネーター3からの引用。そして、Returnの代わりは説明不要の「I'LL BE BACK」となっている。

 このほか、主な構文は下記のようになっている。

ステートメント和訳作品名
変数の宣言HEY CHRISTMAS TREE variablenameおい、クリスマスツリーバトルランナー
変数の割り当てGET TO THE CHOPPER myvarヘリに向かえプレデター
加算GET UP operand立て不明
減算GET DOWN operandしゃがめターミネーター2
乗算YOU'RE FIRED operandお前を発射する(お前はクビだ)トゥルーライズ
等しいYOU ARE NOT YOU YOU ARE ME operand君は君ではない。君は僕なんだトータルリコール
OrCONSIDER THAT A DIVORCE operandこれで離婚成立だトータルリコール
AndKNOCK KNOCK operandコンコンプレデター
While文STICK AROUND value [statement] CHILL立ってな/凍れプレデター/バットマン&ロビン(?)

 これにしたがって、「a = (4 + b) * 2」の演算を行なう場合のコードは下記の通りとなる。

GET TO THE CHOPPER a
HERE IS MY INVITATION 4
GET UP b
YOU'RE FIRED 2
ENOUGH TALK

 ArnoldCは、Parboiledで構文を解析し、ASMでJAVAバイトコードを生成できる。シュワちゃん好きのプログラマーの方は、一度この言語に挑戦してみてはいかがだろう?

(若杉 紀彦)