やじうまPC Watch
シュワルツェネッガーのセリフでできたプログラミング言語
(2014/6/20 06:00)
ソフトウェア開発のための共有Webサービスである「GitHub」において、Lauri Hartikka(lhartikk)氏が、各ステートメントをアーノルド・シュワルツェネッガー氏が映画で発した名セリフに置き換えたプログラミング言語「ArnoldC」を公開している。
ArnoldCのメインメソッドは必ず「IT'S SHOWTIME」(ショーの始まりだ)で始まり、「YOU HAVE BEEN TERMINATED」(お前は始末された)で終わる。前者はバトルランナー、後者はターミネーター3からの引用。そして、Returnの代わりは説明不要の「I'LL BE BACK」となっている。
このほか、主な構文は下記のようになっている。
ステートメント | 和訳 | 作品名 | |
---|---|---|---|
変数の宣言 | HEY CHRISTMAS TREE variablename | おい、クリスマスツリー | バトルランナー |
変数の割り当て | GET TO THE CHOPPER myvar | ヘリに向かえ | プレデター |
加算 | GET UP operand | 立て | 不明 |
減算 | GET DOWN operand | しゃがめ | ターミネーター2 |
乗算 | YOU'RE FIRED operand | お前を発射する(お前はクビだ) | トゥルーライズ |
等しい | YOU ARE NOT YOU YOU ARE ME operand | 君は君ではない。君は僕なんだ | トータルリコール |
Or | CONSIDER THAT A DIVORCE operand | これで離婚成立だ | トータルリコール |
And | KNOCK KNOCK operand | コンコン | プレデター |
While文 | STICK AROUND value [statement] CHILL | 立ってな/凍れ | プレデター/バットマン&ロビン(?) |
これにしたがって、「a = (4 + b) * 2」の演算を行なう場合のコードは下記の通りとなる。
GET TO THE CHOPPER a
HERE IS MY INVITATION 4
GET UP b
YOU'RE FIRED 2
ENOUGH TALK
ArnoldCは、Parboiledで構文を解析し、ASMでJAVAバイトコードを生成できる。シュワちゃん好きのプログラマーの方は、一度この言語に挑戦してみてはいかがだろう?