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Ryzen 9 7950Xをファンレス動作。銅ブロックとヒートシンクで放熱

AromaticImpress7778氏が作製したファンレスマシン

 銅ブロックとヒートシンク付きケースを使用して、AMDのRyzen 9 7950Xをファンレス動作できたとして、AromaticImpress7778氏がRedditにその様子を投稿している。

 同氏によれば、特に加工を施していない1kgの銅ブロック2つと、CPUとチップセットにあわせてカットした233mmの銅プレート、筐体自体がヒートシンクとして機能するファンレス用ケース「Streacom DB4」を組み合わせたシステムとなっている。CPUがフル稼働した際に、その熱を銅で蓄えつつ、素早くケースのヒートシンクへ伝え、放熱するという。

 そのほか主な構成は、マザーボードがMSI B650I(MPG EDGE B650I WIFIだと思われる)、メモリが64GB、電源がHDPLEX GaN 250W(こちらもファンレス)などとされている。

 CPUを2時間フル稼働させて温度を測定したところ、CCD1が95℃、CCD2が90℃、マザーボードが77℃、Streacom DB4の側面プレートが50~60℃となり、CPUは90%以上の使用率で動作を続けていたという。

 同氏は投稿で、プログラミングを行なう際にCPUを常時フル稼働させる必要はなく、ファンレスシステムを構築するのが好きなこともあり、今回のマシンを製作したとしている。また、得られた学びとして、ファンレスシステムでは銅のバーで一旦熱を蓄えてしまえばいいことが分かったとも語っている。