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Core i9-13900Kがオーバークロックで8,812.85MHzの快挙。8年ぶりの世界記録更新

 オーバークロックコミュニティ「HWBOT」において、CPU動作クロックの最高記録が第13世代Core i9-13900Kによって塗り替えられた。記録された数値は8,812.85MHz。これまでの1位は2014年にFX-8370が記録した8,722.78MHzで、8年ぶりの記録更新となる。

 20日に発売されたばかりの第13世代Core i9-13900Kは、Raptor Lake-S世代の最上位モデル。24コア32スレッドでPコア8基、Eコア16基をそれぞれ搭載する。Pコアのベースクロックは3GHzだがブースト機能の利用で最大5.8GHzに達する。メモリはDDR5-5600に対応。製造プロセスは前世代と同じIntel 7で、ソケット形状も引き続きLGA1700となっている。

 FX-8370は、2014年9月に発売されたPiledriverアーキテクチャの8コアCPUで製造プロセスは32nm。対応ソケットはSocket AM3+。

 今回の記録はスウェーデンのelmor氏によって達成されたもので、記録日時は20日。冷却は液体窒素で、使用マザーボードはASUSの「ROG Maximus Z790 Apex」。今後Core i9-13900Kの普及が進むにつれて、さらなる記録の更新が期待されている。

記録されたCPU-Zのスクリーンショット(出典:HWBOT)
オーバークロック環境(出典:HWBOT)