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Google、機械学習を利用した仮想生物が作れるデモツール「Chimera Painter」

~テクスチャ生成にUnrealエンジンを利用

出力後/ユーザーの指定した「セグメンテーションマップ」

 Googleは、AIの機械学習を利用し、ビデオゲームなどに登場する仮想のクリーチャーが生成できるツールをWebで公開した。ツールはデモ段階で、利用は無料。

ラフ指定から実際のモデルを出力するまでの様子

 ユーザーがパーツごとにラフ指定した「セグメンテーションマップ」をもとに、Unrealエンジンを利用しモデルを生成するもので、モデルにはガゼルやオオヤマネコ、ゴリラなどの生物の画像を素材として利用している。

同モデルで細かい差異をつけることも可能

 このツールを利用することで、新規にクリーチャーを書き起こさずとも、色配置などの細かい差異などで新たなクリーチャーを生成できるメリットもあり、複数種を製作するさいに有効という。

出力されたモデルを利用したカードゲーム

 同ツールは現段階ではデモツールであり、将来的にゲームの制作現場などで機械学習が活用されることを期待しているとする。