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人間の微妙な表情・表現を再現したディズニーのロボ。ただし、ちょっと怖い

 Disney Research Los Angelesは、まるで実際の人間のように視線を合わせてじっと見つめたりする同研究所開発の人型ロボットについて、ブログで紹介している。

 このロボットは、ディズニーがテーマパークのアトラクションなどで使用しているロボット「オーディオアニマトロニクス(Audio-Animatronics)」の1つとして開発されたものであり、実際に人がやるように、人の動きを見てインタラクティブに視線でのコミュニケーションを取れるのが特徴。

 人を識別して適切に相手を見つめるという反応や、高い忠実度で刺激に応答するというシステムが組み立てられており、実際に人間の筋肉の運動や注視する動きを模倣するメカニズムを採用。生態系で観察されるような、眼球の習慣的な注意、衝動、動作幅といった動きをアクチュエータで再現している。

 動画を見れば、細かくまぶたが動いている様子や、人が目の前に立ったときでも顔全体を使って自然な動きをしていることがうかがえる。

 ただ、この試作機は、皮膚などが再現されておらず、ゾンビのような様相で、ぱっと見にはディズニーらしからぬ怖さもある。