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次世代Apple Pencilは「空中に描けるペン」?

〜Appleが特許を出願

受信部を搭載したデスクトップやノートPCと通信するペン型デバイス。三角測距が応用されている。

 1月18日(米国時間)、Appleが申請していた「空中に描ける」入力デバイスについての特許が公開された。

 同特許は、コンピュータやタブレット、スマートフォンなどに使える入力デバイスについてのもので、タッチパネルなどの電子デバイスに直接接触せずとも、空間的な情報や操作の強弱まで含めて入力可能なものであるとする。

 この入力デバイスは無線でPCなどと接続して利用されるものだが、異なる複数の周波数の無線信号を発信し、三角測距によって空間座標を特定する。さらに、先端に感圧センサーを搭載することで、タッチデバイスでない、壁などの平面に対してでも、筆圧を測定することができる。

 原理上は要件を満たした無線の受信部さえあればタッチパネルでなくても構わないため、壁や部屋全体を入力範囲とすることも言及されている。

 あくまで特許レベルではあるが、次世代Apple Pencilの可能性としては「ありえなくはない」と思われる。しかし、三角測距の原理上、特許中のFig11に見られるようにある程度離れた位置に無線受信部が存在しなければならないため、「空中に描く」ために使うには、端末サイドでの対応も必要となるだろう。

センサーとトランシーバーを搭載したペン型デバイスが、異なった周波数で情報を送信する
原理上、空間やあらゆる平らな面に対して使用できる