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iPad用の背面入力Bluetoothキーボードケース「T-BLADE」がIndiegogoにも登場

試作品。現時点ではキーはメンブレインタイプだが、量産品ではパンタグラフキーに変更になる見込み
iPadのソフトウェアキーボードとのレイアウト比較。キーボードの左右が逆転しているように見えるのは背面にレイアウトされているためで、裏返すと正しい配置となる

 先日ニュースにてお伝えした、背面入力のiPad用Bluetoothキーボードケース「T-BLADE」が、クラウドファンディングのIndiegogoに登場した。

 2016年秋頃に予定される一般販売に先駆けて行なわれるもので、3色のラインナップが合計2,000台限定で用意される。価格はIndiegogo限定カラーとなる「INDIEGOGO Special Passion Red」が199ドル、残る「Super Early Bird Galaxy Silver」と「Super Early Bird Motion Blue」が各179ドルで、それぞれ日本国内向けの配送料として10ドルが必要になる。このほか、台数をまとめたパックも用意される。

 「T-BLADE」はiPad Air 2およびiPad Pro 9.7インチに対応するBluetooth接続のキーボード一体型ケースで、QWERTY配列のパンタグラフキーを2分割して本体背面にレイアウトすることで、両手で握った状態での文字入力が可能なことが特徴。スペースやEnter、Shiftなどのキーは本体前面にレイアウトされており、本体を両手で握ったまま、背面で文字入力、前面でキーボードの切替をはじめとした補助操作を行なう仕組み。

 その仕様上、文字入力中はキーを目視できないが、背面キーボードのレイアウトを画面上に表示する専用エディタアプリ「T-BLADE EDITOR」を用意しており、キー配列に不慣れでも、それら配列を見ながら確実に一字一字入力していける。入力したテキストはメールアプリなどに流し込むことが可能。また、メモ帳など既存のアプリでの文字入力にも対応する。

 開発元のT Solution Japan株式会社では一般販売を予定しているが、同社によると一般販売はこのIndiegogoのキャンペーン分の発送が完了した後に開始する予定であり、今回のIndiegogoのキャンペーンが最速、かつ最安で購入できる機会になるとのこと(一般販売時の価格は25,000円前後)。本製品を狙っているユーザーは、チェックしておいた方がよさそうだ。

Indiegogoでのキャンペーンページ。期間は本日現在で残り1カ月となっている
背面にQWERTYキーボードを装備。スタンド機能も用意される。同社によるとTELECの認証も既に取得済みとのこと
前面にはスペースやEnter、Shiftなどのキーがレイアウトされる。iPadは上部よりスライドさせて装着し、磁力で固定される仕組み。電源のオン/オフや、Lightningコネクタを経由しての充電はケースを装着した状態のまま行なえる