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REJECTが完封勝利でプレイオフ進出確定!SFL 2025 Division F第8節レポート
2025年11月12日 17:22
11月11日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL 2025)」のDivision F第8節が行なわれた。7日のDivision Sに続き、Division Fについても熾烈なトップ争いを展開するREJECTと広島TEAM iXA、そして残るプレイオフの最後の1枠を争う3位以下の激闘が注目のポイントとなっている。
本稿ではSFL 2025 Division F第8節の全試合の模様をダイジェストで紹介するとともに、各MATCHそれぞれのMVP選手へのオンラインでのインタビューの模様を紹介する。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
SFL 2025は全試合YouTubeにてライブ配信を行なっているほか、アーカイブも公開されているので、試合内容の詳細などについてはこちらも確認してみてほしい。
REJECTがVARRELに完封勝利!ときどはハチマキなしの真剣モード
MATCH1はホームがVARREL、アウェイがREJECTの1戦。アウェイ側、REJECTのオーダーは先鋒がときどのケン、中堅がLeSharのテリー、大将はふ~どのエド、リザーブはウメハラの豪鬼。対するホーム側、VARRELのオーダーは、先鋒がtsの豪鬼、中堅はマゴのジュリ、大将は水派の舞、リザーブはYHC-餅のダルシムとなった。
先鋒戦、tsの豪鬼とときどのケンの1戦は、ときどのケンがtsの豪鬼を抑えて2-0勝利で先制。続く中堅戦、マゴのジュリとLeSharのテリーの1戦では、1セット目はギリギリの攻防が展開される中、LeSharのテリーがしっかり抑えて先制。その勢いのまま2セット目も連勝し、2-0勝利でLeSharがマゴを撃破した。
大将戦は水派の舞とふ~どのエドによる1戦。1セット目はふ~どのエドが先制。続く2セット目は水派の舞が取り返し接戦が続く。3セット目は再びふ~どのエドが取り、ここでVARREL側はインターバルを取得。その後の4セット目は強気の攻めを通した水派の舞が勝利し、今度はREJECT側がインターバルを取った。そして迎えた最終5セットではふ~どのエドが読み合いを制して、3-2で重要な大将戦をふ~どのエドが勝利した。
試合としてはREJECTがVARRELに対して40-0で完封勝利を収める形となった。
MVPには、REJECTのときどが選出された。MVPの感想を聞かれると「強豪の豪鬼使いのプレーヤーたちに集まってもらい、いい練習をさせてもらったことが勝利の要因になったので、一緒に練習してくれたみんなには感謝している」とコメントした。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと、いつもはLeSharとふ~どのダブルエドが盤石なので、先鋒と大将で出ることが多かったが、今回はLeSharがテリーでいきたいということで中堅に出てもらい、残る1枠についてはときどが出るかウメハラが出るか検討したという。ウメハラの豪鬼が出る場合、VARRELにもtsの豪鬼がいるため、豪鬼の対策がしっかりされているだろうとの予想から、ときどのケンが先鋒になったとした。
配信後のインタビューでは、試合中のウメハラのアドバイスをときどが絶賛するシーンが見られた。具体的には2セット目などで見られた、tsの豪鬼の波動拳に対して、ときどのケンがOD昇竜拳で弾抜けしながら撃破するシーンだ。
REJECTはメンバー全員がオフラインで集まって試合に挑んでいるが、試合中のメンバーの声掛けについて聞いてみたところ、ときどは基本的にヘッドフォンをしつつ、オフラインでのメンバーの声はちゃんと聞いているが、あとはメンバー個々の判断に任せているという。特にLeSharについては、日によって異なり、ある時は声を聞かずにプレイしたり、ある時はみんなの声を聞きながらやりたいと言う場合もあると教えてくれた。
チームの強さのポイントを聞かれると、とにかくマンパワーが勝利の秘訣とシンプルにコメント。総勢8~9人のさまざまな強豪プレーヤーをREJECT部屋に招待し、1週間しっかりスパーリングを行なって詰め込むスタイルで練習しているので、それを許容してくれるチームにも感謝したいとした。
また、ぶいすぽっ!のインタビューでは、VARRELのマゴと試合する際に装着するときどのハチマキについての言及もあった。これについては、VARREL側が沈んでいるのと、SFLも佳境なため、いつも以上に真剣にやるために今回はハチマキを見送ったとした。
そんなマゴとの直接対決について、10先の企画などが組まれたらやりたいか聞かれると、あまりやりたくないとコメント。マゴとの試合はよくコンセプトマッチなどが組まれるが、「いい加減ボンちゃんとやってくれと言いたい」と苦笑いでコメントし、メディアの笑いを誘った。
ぶいすぽっ!のインタビューでは、次節あたりはJPが出るかもしれないのでご期待くださいと語り笑いを取っていたが、そのJPのピックについて聞いてみたところ、やはり相手チームのキャラクターとの相性が大事としつつも、そのほかにも、相手チーム側のケンやJPへの理解度も見ているという。また、アウェイとホームとでも異なり、ホームの方がこちらからかぶせるために多キャラ運用がやりやすいと語った。
加えて、こういう話をインタビューなどで語ることで、相手側も無視できなくなり、対策が必要になるとしており、インタビューも情報戦の手段の1つとして使っていると話し、ここまでやらないと勝てないほどにレベルが高くなっているとも語ってくれた。
最後に、次節DetonatioN FocusMe戦についての意気込みを聞くと、「今から対戦が楽しみで、今週もしっかりと練習をして挑むのでDetonatioN FocusMeのみなさんは覚悟しておいてください」としてインタビューを締めくくった。
ZETA DIVISION GeeklyがDetonatioN FocusMeに勝利!プレイオフ進出が一歩近付く
MATCH2はホームがDetonatioN FocusMe、アウェイがZETA DIVISION Geeklyの1戦。アウェイ側、ZETA DIVISION Geeklyのオーダーは先鋒がひぐちのガイル、中堅がひかるのA.K.I.、大将がももちのエド、リザーブはヤマグチの舞だ。対するホーム側、DetonatioN FocusMeのオーダーは先鋒がGO1の春麗、中堅は板橋ザンギエフのザンギエフ、大将は竹内ジョンのジェイミー、リザーブはナウマンの舞となった。
先鋒戦はGO1の春麗とひぐちのガイルの1戦で、ここはGO1の春麗がひぐちのガイルを抑えて2-0で先制。続く中堅戦、板橋ザンギエフのザンギエフとひかるのA.K.I.の1戦は、ひかるのA.K.I.の慎重な攻めに対して、板橋ザンギエフが果敢な攻めと読み合いで粘りを見せる。ギリギリの攻防が展開したが、最後はひかるの読みが上回り、2-1で勝利する結果となった。
大将戦は竹内ジョンのジェイミーとももちのエドの1戦。一定時間自身が強化されるSA2を多用し、竹内ジョンのジェイミーが巧みな攻めを各所で見せたが、ももちのエドは冷静で無敵技発動の読み勝ちも多く見られ、最終的に3-1でももちのエドが勝利する結末となった。
3位でのプレイオフ進出を狙う両チームの直接対決は、30-10でZETA DIVISION GeeklyがDetonatioN FocusMeに勝利した。
MATCH2のMVPには、ZETA DIVISION Geeklyのひかるが選出された。中堅戦での勝利の感想を聞かれると「A.K.I.とザンギエフの組み合わせは自信があって内容もよかったし、読み合いも噛み合っていたが、緊張からのミスがあってギリギリの試合になってしまったのは悔しい。でも久しぶりに勝てたのでうれしい」と喜びを語った。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと「今回はブランカを置く方向もあったが、板橋ザンギエフが来る線が濃厚だったので、A.K.I.置きにした。また、A.K.I.の場合、GO1のキャミィが苦手だったので、もし引きつけられたらという意図もあった」とアウェイのオーダーの戦略について語った。
2024年と比べると勝率的にはやや苦戦している印象を受けるひかるだが、心境などについて聞いてみたところ、短期的にリーグを見れば、A.K.I.だけでもある程度は勝ちが拾えるが、苦手なキャラクターとの対戦などもあり、将来を見据えた時に、A.K.I.だけだと頭打ちになる可能性があると考えたという。
ひかるは「SFL 2025では、目の前の試合の勝ちももちろん大事だが、プレイオフやグランドファイナルなどを見据えてそこで勝利しないと意味がないため、早い段階からブランカを起用して慣らしておき、将来的に確実な勝ちを多く取れるように考えていたのでサブキャラのブランカを投入している」とし、長期的な戦略からのブランカ起用であり、それが前半節の苦戦などにもつながっていた点を明かした。
また、最近の髪型について聞かれるとうれしそうに「今の前髪ありのスタイルは気に入っているが、前髪がゲーム中に気になってしまい集中できない場合もあるので、髪をあげた方がいいのか悩んでいる。でも、前髪ありのスタイルはみんなの受けもいいので、いったんはこれを続ける予定」とコメントした。
最後に次節のFUKUSHIMA IBUSHIGIN戦への意気込みについて尋ねると「ラストのホームなのでここでしっかりポイントを持って帰ってプレイオフ進出を確実にしてから、薄い線ながらトップも目指したい。A.K.I.もブランカも今後どんどん出していくので楽しみにしていてください」としてインタビューを締めくくった。
あでりい絶好調で広島TEAM iXAがFUKUSHIMA IBUSHIGINを撃破
MATCH3はホームがFUKUSHIMA IBUSHIGIN、アウェイが広島TEAM iXAの1戦。アウェイ側、広島TEAM iXAのオーダーは、先鋒があきらのキャミィ、中堅はひびきのリリー、大将はあでりいのエド、リザーブはACQUAのブランカとなった。対するFUKUSHIMA IBUSHIGINは先鋒がジョニィのマリーザ、中堅はヤナイのベガ、大将は鶏めしのダルシムで、リザーブは2BASSAとなった。
先鋒戦、ジョニィのマリーザとあきらのキャミィの1戦は、読みの冴えたジョニィのマリーザが2-1で勝利。ジョニィはここでSFL 2025での初勝利を飾ることとなった。続く中堅戦、ヤナイのベガとひびきのリリーの1戦は、ひびきが各所で読み勝ち、2-0で勝利。ヤナイは1セット取られてからインターバルを使うなど反撃を試みたが敵わなかった。ひびきの勝利で10-10の同点となり、チームの勝敗は大将戦に委ねられる形となった。
こうして迎えた大将戦は、鶏めしのダルシムとあでりいのエドの1戦。前半2セットはあでりいが圧巻の連勝で早くもリーチを掛けたが、ここから鶏めしの動きがよくなり、1セットを取り返す。続く4セット目も鶏めしの動きは好調だったが、あでりいがそれを上回り、ギリギリの立ち回りで勝利。あでりいが3-1で大将戦を勝利した。
結果は広島TEAM iXAが30-10でFUKUSHIMA IBUSHIGINに勝利することとなった。
MATCH3のMVPには、広島TEAM iXAのあでりいが選出された。見事に大将戦で勝利した感想を聞かれると「練習でやってきた対策などが結構出せたと思うので満足のいく試合ができたと思う」とコメント。
本日のチームオーダーについては、あでりいが大将でいくのは決まっており、ACQUAが出るか、ひびきが出るかで検討していたが、配信のインタビューでACQUAが触れていたように、相手チームの2BASSAのブランカ対策の仕上がりが見事だったことを受けてひびきが出ることになったという。
前回は不調で欠席したこともあり、現在の体調が気になるところだったが、これについてはかなりよくなったとコメントしており、こちらも安堵した。
今回、強豪である鶏めしのダルシムを相手に圧倒的な勝利を見せたあでりいのエドだったが、実際のところダルシム戦は苦手だという。Division Fにはもう1人のダルシム使いであるYHC-餅もおり、次節では対戦する可能性もあるが、ダルシム対策について聞いてみたところ、苦手ではあるがダルシム戦をやること自体は楽しいのだという。そのため、練習は楽しみにしているので、対策もじっくりやっていきたいとした。
ちなみにぶいすぽっ!のインタビューでは、ダルシムの飛び道具に対して、弾抜けのSA3を決めたり、相手のヨガアーチを止めるラッシュなどについても言及があった。弾抜けのSA3については人読みで、予めコマンドを入れておいての発動だったが、ヨガアーチを止めるラッシュについては反応でいけたとコメント。ただ難易度は高く、練習でもあまり成功していなかったが、本番のコンディションがよかったこともあって成功できたと語った。
なお、大将戦での出番も多い印象のあでりいだが、2先と3先でどっちが得意かを聞いてみたところ、個人的にもキャラクターのエド自体も長期戦の方が戦いやすいので3先の方が得意だと話した。
新人賞も視野に入るほど好調のあでりいだが、SFL開幕前は自信がなく不安な日々を過ごしており、RIDDLE ORDER所属のチームメイトであり、同じくSFL初出場の高木とともに1勝できるように頑張ろうと言い合っていたという。
そんなあでりいが大躍進できた秘訣を聞かれると、プレイ時間を大幅に増やしたことと練習の質を高めるように意識したのがいい方向に働いたとコメント。これには現在レンタル所属する広島TEAM iXAとも関係があるか聞かれると、他チームの練習で学ぶことも多く、誘ってもらった恩もあるので、あでりいを加えてよかったと思ってもらえるように意識して頑張ったことも影響したと語った。
お互いによく名前の出るさはらについて、直近のインタビューにてさはらがあでりいの話をしていたことを伝えると、意識されているのはめっちゃうれしいとコメント。一方で、さはらのプレイなどはあまり見ないとも語っており、改めてさはらの存在についてあでりいに聞くと、越えようとしている「壁」だと語り、正にライバル関係の2人という良好な雰囲気が感じられた。
最後に次節、VARREL戦への意気込みとファンへの一言として「自分にとっては厳しいキャラクターが多いので、いつも以上に気合いを入れて練習して挑みたい」とインタビューを締めくくった。
REJECTがプレイオフ進出確定!熾烈な3位争いはまだ続く
以上、SFL 2025 Division F第8節の試合の模様を紹介するとともに、MVPインタビューの様子を紹介した。なお、冒頭でも触れたが、試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、YouTubeのアーカイブをぜひチェックしてみてほしい。
本日の結果から、1位のREJECTがさらにポイントを稼ぎ240ポイントとなったのに対して、現在4位のDetonatioN FocusMeは150ポイントとなった。残り2節で最大80ポイント稼いでも1位に届かなくなったことから、この段階でREJECTのプレイオフ進出は確定となった。
また、2位の広島TEAM iXAについても220ポイントのため、次節以降で20ポイント以上取るか、DetonatioN FocusMeが20ポイント以上取りこぼした段階でプレイオフ進出が確定する。現在3位のZETA DIVISION Geeklyについては、残り2節での結果次第となるが、60ポイント以上獲得した段階でプレイオフ進出が決まる。
下位3チームのうち、5位のVARRELと6位のFUKUSHIMA IBUSHIGINは、現段階でどちらも100ポイントだ。残り2試合で80ポイント稼いだとしても180ポイントのため、次節でZETA DIVISION Geeklyが10ポイント以上取った瞬間にプレイオフ進出の目がなくなる崖っぷちの状況だ。
そのため、次節注目となるのは現在4位のDetonatioN FocusMeだろう。3位のZETA DIVISION Geeklyとの差は30ポイントのため、残り2節の展開次第ではひっくり返せる可能性は十分にある。過去に終盤ギリギリの状況で粘り勝ちを見せた実績のあるDetonatioN FocusMeだけに、残る2節の動向は要注目と言えるだろう。
©CAPCOM




































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