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王者Good 8 SquadがCAG OSAKA相手に40-0勝利!SFL 2025 S Division第2節 MVPインタビュー
2025年9月8日 10:37
9月5日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のS Division 第2節が行なわれた。第1節は、前年度優勝チームGood 8 Squadが強豪Crazy Raccoonに敗北という波乱を感じさせる展開となった。また、Good 8 Squad含めて、多くのチームがSFL初出場の若手メンバーを大将に据えるという大胆不敵なオーダーも垣間見えるなど、往年のファンのみならず、多くの視聴者を驚かせる展開が多く見られた。
印象的だったのは、ストリーマー出身でSFL初出場ながら、延長戦にて見事に勝利を決めるというドラマチックな展開を見せたCAG OSAKAの高木選手の試合だろう。試合後インタビューでもテンション高くメディアの質問に応じてもらい、選手としての力量もさることながら、ここぞというところで勝てるスター性が感じられた。
なお、レッドブルが手掛けるゲーミングスペース「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」でのオフラインイベントとして、S Division/F Divisionの第3節、第4節、第5節のMATCH1のみ、両チームの選手たちが会場に集まってオフラインで試合を行なう様子が観戦できる「Street Fighter League: Pro-JP 2025 OFFLINE EVENT」が行なわれる。MATCH2以降の試合については会場でそのままPV(パブリックビューイング)が行なわれるようだ。チケットについては抽選販売とのことで、現在は第4節以降のチケットが購入できるようなので、興味のある人はチェックしてみてはいかがだろうか。
本稿ではSFL 2025 S Division第2節の全試合の模様をダイジェストで簡単に紹介するとともに、3試合それぞれのMVPの選手にオンラインでインタビューする機会を得られたので、こちらのインタビューを中心に選手たちの心情などを紹介していきたい。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
SFL 2025全試合はYouTubeにてライブ配信を行なっているほか、アーカイブも公開されているので、試合内容の詳細などについてはこちらも確認してみてほしい。
名古屋NTPOJA、KEI.Bが大将戦で圧勝!延長の大谷に繋いで見事にチームを勝利に導く!
MATCH1は、ホームがVictrix FAV gaming、アウェイが名古屋NTPOJAの1戦。アウェイ側のオーダーは、先鋒がSeiyaの春麗、中堅はもっちーの豪鬼、大将はKEI.Bの舞、リザーブは大谷のケン。対するホーム側、Victrix FAV gamingは、先鋒が藤村の舞、中堅はりゅうきちの舞、大将はもけの春麗、リザーブはsakoのエレナという、ダブル舞の布陣となった。
先鋒戦は藤村の舞とSeiyaの春麗の1戦。Seiyaの春麗が1本を先制するも、藤村の舞が素早くSeiyaの動きに対応して巻き返し、フルカウントフルセットまでもつれながらも逆転に成功して2-1で勝利し、Victrix FAV gamingが10-0で先制した。中堅戦はりゅうきちの舞ともっちーの豪鬼の1戦だが、りゅうきちの舞の動きが鋭く、もっちーの豪鬼を相手に2-0で完封勝利。Victrix FAV gamingが20-0でスコア差を引き離す展開となった。
大将戦はもけの春麗とKEI.Bの舞の一戦。距離感をうまく取りつつ、慎重な立ち回りのKEI.Bがフルラウンドの中できっちり連勝して2-0とリードを広げたところでもけがインターバルを取る展開に。インターバル後もKEI.Bの読みがしっかり通って3連勝を決めて3-0で大将戦を勝利。チームとしては名古屋NTPOJAが20-20で同点に追いつき、今季2度目の延長戦が発生する運びとなった。
延長戦はsakoのエレナと大谷のケンによる一戦となった。大谷は第1節の大将戦にてコンボミスなどから大将戦を落としてしまったが、今日の大谷のケンの動きは抜群でsakoのエレナ相手に2-0で勝利を決めて、名古屋NTPOJAを勝利に導いた。チームとしてのスコアは30-20で名古屋NTPOJAの勝利となった。
MATCH1のMVPには名古屋NTPOJAのKEI.Bが選ばれた。今回大将戦で勝利してスコアを同点に持ち込み、延長戦で大谷の勝利に繋げることになったが、率直な感想を聞くとKEI.Bは、負けたら終わりだと思って挑んだので、無事に勝ててホッとしていると安堵のコメントを返した。
本日のオーダーについて聞くと、勝率などから大将戦に出るのはSeiyaとKEI.Bのどちらかとすぐに決まったという。そこでどちらが大将として出るかは、お互い相手のキャラを指定しての1ラウンド勝負で決めたとしており、双方のキャラピックの結果、KEI.Bがダルシムを使い、Seiyaがザンギエフを使って勝負してここでダルシムで勝利した結果、大将として出場したというユニークな決定方法を教えてくれた。
大将戦は3-0でもけの春麗を完封しての勝利だったが、もけの対策などについて聞かれると、特にもけの対策はしておらず、むしろりゅうきちが大将で来ると読んでいたため、りゅうきちの人対策しかしていなかったそうだ。また、動画が残っていなかったこともあり、自身のプレイの精度を高める形の練習が中心だったとした。
延長戦で見事に勝利した大谷だが、前回の大将戦では惜しくも敗れてしまった経緯もあるため、前節から今日までの様子について尋ねると、大谷は前回の大将戦でのコンボミスについて、サブキャラクターのテリーの練習をしていた弊害が出てしまったと語っており、この1週間はケンの練習に集中していたという。その成果はちゃんと出たようで、KEI.Bも、今日の大谷は最高のプレイだったと満足そうに語った。
ファンへのメッセージとしては、スト6から名古屋NTPOJAで3年プレイし、ようやくチームの色が固まってきた感じがしており、SNSやオフラインのファンミーティングなどで声をかけてもらい、そうした応援の声から力を貰っているので、今後もその応援の声を裏切らずにプレイしていくので、引き続き応援を宜しくお願いしますとして、インタビューを締めくくった。
Good 8 Squadが王者の貫禄!さはら初勝利もあり、SFL2025初となる40ポイント完封勝利を達成
MATCH2は、ホームがGood 8 Squad、アウェイがCAG OSAKAの1戦。アウェイ側のオーダーは先鋒がフェンりっちのJP、中堅はえいたの豪鬼、大将はうりょのジェイミー、リザーブは高木のブランカとなった。対するGood 8 Squadは先鋒がカワノの豪鬼、中堅はさはらのエド、大将はガチくんのラシード、リザーブはぷげら。
先鋒戦はカワノの豪鬼とフェンりっちのJPの一戦だが、ここはカワノの豪鬼の動きがバッチリで2-0勝利となり、Good 8 Squadが10-0で先制。中堅戦はさはらのエドとえいたの豪鬼の一戦。初戦はえいたの豪鬼がえいたらしいプレイで先制するも、さはらのエドの動きもよく、後半はさはらのペースとなって2-1でさはらが逆転勝利を決め、Good 8 Squadが20-0でリードを広げる展開となった。
大将戦はガチくんのラシードとうりょのジェイミーの一戦。前半はガチくんラシードが好調で先制。早めのインターバルをうりょが取って続く2セット目もガチくんが勝利し、2-0でリーチを掛けるも、次の3セット目はフルラウンドからうりょが1勝を取り返し、1-2にしたところでガチくんがインターバルを取る。続く4セット目はガチくんが勝利して、3-1で勝利。SFL2025では初となる40-0でのチーム完封勝利を達成した。
MATCH2のMVPは、Good 8 Squadのガチくんとなった。大将戦の勝利について率直な感想を聞くと、40点取れて嬉しかった。第1節で負けてしまっていたので、第2節で40-0が取れた上にさはらも初勝利を届けてくれたのでダブルで嬉しいとした。
本日のオーダーについて伺うと、さまざまな相手のオーダーに対してオーダーを想定していたとしており、今回はえいたが大将に来ると読んでいたのだが、えいたが中堅、うりょが大将のパターンについては細かいところが詰められておらず、急遽試合前にチーム内のオーダーの再確認に時間がかかってしまったとし、配信時のドタバタの背景を語ってくれた。
ガチくんの試合自体はうりょのジェイミー相手に3-1と好調だった点について、うりょの対策について聞いてみたところ、うりょという選手の人への対策自体は何もしていないが、ジェイミーというキャラクターの対策はしっかりやっていて、特にジェイミーは要所で無敵技を撃ちたいキャラクターなので、そこを意識して相手の動きを読むという点は頭に入れて挑んだとした。
今回、ガチくんとさはらの2人がオフラインで一緒にSFLの試合に挑んだが、オフラインのメリットについて聞かれると、隣のさはらは奇声を上げてばっかりだったと冗談を言いつつも、攻めすぎとるよ、などのワンポイントアドバイスをしたり、ガチくん自身が普段はチャット音声をオフにしているので、ほかのメンバーが気になることを言っていたら声を掛けてもらうなどをしていたそうだ。特にさはらがSFL初参加なので、まあリーグ戦と言っても格闘ゲームのチーム戦は個人の戦いなので、さはらの動きを見て、チームに共有したり、お互いチェックしたりなど、リーグに慣れてもらう狙いもあったようだ。
ここまで2節、試合に出ていないぷげらについてコメントを求められると、虎と出るか、シャドルーと出るか、何が出るか分からないけど、ぷげらが試合に出る時を楽しみにしておいてほしいとした。
最後に応援しているファンに向けてのメッセージとしては、初戦こそ負けてしまったが、我々は強いので、ここから着々ポイントを重ねていくので期待して見ていてほしいとコメントしてインタビューを締めくくった。
こばやんザンギエフが悲願の初勝利!延長戦までもつれながらもSaishunkan SOL 熊本が勝利!
MATCH3は、ホームがSaishunkan SOl 熊本、アウェイがCrazy Raccoonの1戦。アウェイ側のオーダーは、先鋒がかずのこのキャミィ、中堅はボンちゃんがついにサガットをピックして出陣、大将はShutoの豪鬼、リザーブはどぐらのエレナとなった。対するSaishunkan SOL 熊本は、先鋒がこばやんのザンギエフ、中堅はネモのベガ、大将はまちゃぼーのリュウ、リザーブはcosaのケンとなった。
先鋒戦はこばやんのザンギエフとかずのこのキャミィの一戦。一進一退の攻防をこばやんが先制。続く2セット目はギリギリでかずのこが制して1-1に。ここでSaishunkan SOL 熊本がインターバルを取り、初出場ながら未勝利のこばやんのケアを徹底する戦術を見せる。そして迎えた3セット目はこばやんの動きがグンとよくなり、フルセットながらも、最後はコンボからのSA3を決めて見事に2-1で勝利!こばやんがリーグ初勝利を飾る結果となった。
中堅戦はネモのベガとボンちゃんのサガットの一戦。過去シリーズなどでサガットを使ってきたボンちゃんがサガットを使うかは注目ポイントの1つだったが、第2節にしていよいよサガットをピックする流れとなった。1セット目はボンちゃんのサガットが勝利したが、以降はネモのベガのサガットへの対応が盤石でそのまま逆転勝利。2-1で勝利し、Saishunkan SOL 熊本が20-0でリードを広げる形となった。
大将戦は激闘の末、Shutoの豪鬼が3-1でまちゃぼーのリュウを下して見事に勝利。Crazy Raccoonが20-20に追いつき、延長戦に突入する展開に。どぐらのエレナとcosaのケンによる延長戦は、cosaのケンがどぐらのエレナに対して、要所で絶妙なタイミングのインパクトを決めて2-0で勝利。Saishunkan SOL 熊本が30-20でCrazy Raccoonを撃破した。
MATCH3のMVPにはSaishunkan SOL 熊本のこばやんが選ばれた。第1節での敗北からの第2節での勝利の率直な感想を聞くと、めちゃくちゃ達成感があって、めちゃくちゃうれしい!と元気に一言。また、かずのこの対ザンギエフの勝率が高く、勝てるか不安な気持ちだったが、チームメンバーの戦略が刺さって勝つことができたとコメントした。
本日のオーダーについて聞いてみると、試合全体の流れはチームメンバーたちにお任せすることにして、自分がかずのこの担当としてしっかり対策をした上で試合に挑んだとした。かずのこ側も練習の様子などを見ているとザンギエフにいけると思っているようだったので、そこを逆手に取れるように練習したようだ。
具体的な対策としては、画面中央での立ち回りで牽制技を振るのがとてもうまい選手なので、そこでインパクトを多めに出すようにして牽制技を抑えるようにしたとのこと。
前回はアウェイで誰が来るか分からず、いろいろな人の対策を考える必要があったが、ホームの場合は自分が担当する人だけしっかり見ればいいので、ホームとアウェイで考え方が違うことが分かって勉強になったという。
先鋒戦ながらインターバルを取った点について尋ねると、これはチームとして事前に決めていた作戦だったと明かしてくれた。インターバルを取ることで、俯瞰で試合を見ていたチームメイトからいろいろとアドバイスがもらえたそうだ。
また、元FUKUSHIMA IBUSHIGIN、現在はIGZIST所属のササモが現在はSaishunkan SOL 熊本のコーチを担当しており、リーグについての相談を受けてもらうなどしていたが、今回の試合でもLINEで試合中のアドバイスなどを送ってくれており、インターバルでこうしたアドバイスを確認できたことが自身のリラックスに繋がったほか、まだ試合の中でやっていないことがいろいろとあることが分かり、こうしたポジティブな要因の数々がインターバル明けの試合の成果に繋がったとしている。
最後にファンに向けてのメッセージを聞かれると、第1節では不甲斐ない試合をしてしまったが、今回は勝つことができたので、次回はアウェイでGood 8 Squadが相手だが、なんとか10ポイントでも多く勝ち取りたいので応援をよろしくお願いしますとして、インタビューを締めくくった。
初日から熱い戦いが目白押し!配信アーカイブも要チェック!
以上、SFL 2025、S Divisionの第2節の試合の模様を紹介するとともに、3試合のMVPインタビューの様子を紹介した。なお、冒頭でも触れたが、試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、YouTubeのアーカイブを是非チェックしてみてほしい。
今回も見所の多い試合ばかりだった。SFL初出場メンバーたちの中ではさはらとこばやんがついに初勝利を掴み取ったほか、本日行なわれた3試合中、2試合で延長戦が発生するなど、延長戦の重要性が改めて浮き彫りになった印象だ。一方で1位と6位とのポイント差は30ポイントしかないため、この先の8試合の中で入れ替わる可能性は非常に高く、残りの試合の動向からも目が離せない。次回、F Divisionの第2節は9月9日に行なわれる予定となっている。
なお、配信のエンディングでは、その日の試合のハイライトとともに、チームメンバーたちのチャットでのやり取りなどの様子が配信されている。チームメンバーたちの関係性や性格などが見えてくるので、個人的には毎回楽しくチェックしている部分なので、こちらもチェックすることをおすすめしたい。
©CAPCOM




































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