イベントレポート

MSIのポータブルゲーム機「Claw」にRyzen版が登場。漆塗りの浮世絵ノートも

Claw A8

 台湾にて23日まで開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2025で、MSIがブースを出展中。Ryzen Z2 Extreme搭載のポータブルゲーム機「Claw A8」などが展示されていた。

 Claw A8は、同社のポータブルゲーム機としては初のAMD CPU採用機で、Ryzen Z2 Extremeを搭載。ディスプレイは8型1,920×1,200ドット/120Hz IPSとなっている。ファンとヒートパイプを2基ずつ使った冷却機構のCooler Boost HyperFlowや、ホールエフェクトのジョイスティックやトリガーも備える。

 現行の「Claw 8 AI+」と比べると、全体的に角張ったようなボディデザインに変更されているようだ。カラーバリエーションも計画しているようで、実際に製品化されるかどうかは未定とのことだが、サンプルとして5色、実働デモ機でも白と緑の2色が用意されていた。

カラーバリエーションの計画もあるようだ
緑色モデルは実働のデモ機として展示されていた
こちらはCore Ultra 7 258V搭載の現行モデル「Claw 8 AI+」。見比べるとややボディデザインも変わっている。

 また、ボディに漆塗りによる意匠を施した13.3型モバイルノート「Prestige 13 AI+ Ukiyo-e Edition」を登場。山中漆を使って浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が天板に描かれているほか、本体のキーボードやパッケージ、付属品のマウスなども特別仕様となっている。

 加えて、最大Core Ultra 9 288Vや13.3型2,880×1,800ドット有機ELなどを搭載しつつ、990gの軽量筐体に仕上げているのも特徴となっている。

Prestige 13 AI+ Ukiyo-e Edition
キーボードなども特別仕様
パッケージと付属品
別タイプの天板も展示されていた
天板を作る過程の解説も

 さらに、今後投入を計画しているノートPCの新シリーズも参考展示中。現行の製品シリーズを置き換えるものではなく、新たに追加されるシリーズとなるそうで、現時点では名称も未定という。MSIロゴが刷新されているほか、全体的に丸みを帯びたデザインを採用しており、Panther Lakeのサポートも謳われている。

今後投入予定というノートPCの新シリーズ
天板
ロゴも刷新されている
前面
キーボード
全体的に丸みを帯びたデザインが用いられている

 そのほか、Mercedes-AMG Motorsportとの最新コラボモデルや、過去のビデオカードのデザインをモチーフとしたGeForce RTX 50シリーズ搭載カードなど、さまざまな製品が展示されていた。

Prestige 16 AI+ Mercedes-AMG Motorsport
PC本体
天板
GeForce RTX 5070 12G CYCLONE VISUAL OC。中央にはディスプレイも搭載
GeForce RTX 5060 Ti 16G TWIN GLOZR 2025 OC
画面の前に人がいないときには表示をオフにするなど、人感センサーなどによる画面保護機能も強化した「271QR QD-OLED X50」。WQHD(2,560×1,440ドット)/500Hz対応